IASK (International Art Studio Program Korea), Goyang 日記


2008/10/15 (Wed)
ついに帰国の日。朝8時すぎに起きる。既に廻りも今日で完全撤収で、僕のほかには残すはセオジュンだけのようだ。パソコンやら寝巻きのジャージやら昨日買ったり貰ったりで山盛りのピデギをカバンに無理矢理詰め込んでモクさんとハグ。いろいろお世話になりました。モクさんとセオジュンに見送られて9時に出発。カバンがパンパンで重すぎる。バスを乗り継いで12時前には空港。今回は4月に来たとき以来の仁川空港、ということで早めに来すぎて時間を大いに持て余しつつ。小型の飛行機だったからか離陸のときすごい音でガタガタゆれてかななりビクビクする。ビール呑みたいところだがトイレ近いので前回の教訓を生かして今日は我慢。すぐ前の席のオッサンオバサンがもめていて口論。困ったもんだやめてちょうだい。そうこうしてる間に成田。8月に一時帰国していたからそれほど久しぶりな気がしない。ボンヤリ電車を乗り継いで8時前に我が家に到着。子猫の藤子がお出迎え、というかお前誰だ、と滅茶苦茶威嚇される。憶えていないんだろうな。前見たときより随分大きくなった。まあそんなこんなで6ヶ月が終了。早いもんだ。今回は一体なんだったのか。また例によって、呑んだだけ? いやいや、たくさんの出会いと別れ、起ったこと経験したこと全て、プライスレス。ということで。とりあえずこの日記も今日でおしまい、ありがとうただいま。

2008/10/14 (Tue)
今日はヤヴァい。日本は“黒船”リア・ディゾンの結婚&妊娠に沸きあがる中(?)、こっちはこっちで最後の一日にしてドラマチックにいろいろありすぎた。こんなてんこ盛りな日はなかなか無い。まあいい、まず朝。ここのところの習慣どおり10時に起きる。ついに青ピラミッド屋根を供養することとなった、つまり破壊。昨日、捨てるために費用がかかると言われて、なんか納得行かなくて小さく砕いて普通ゴミとして捨てることにする。これはこれで悲しい。思い入れのあるヤツなので一応壊す様子をビデオで撮ることにする。指切ったりで流血で、この前ジョーのために買った絆創膏があって良かった。昼過ぎまでかかってそれなりな格闘の末ようやく小さく砕いてゴミ袋に詰め終わる。これでようやくホントに終わった、といった感じ。シミをはじめオフィスの人たちともお別れになるだろうということであいさつに行って、この前の呑み会でお気に入りのピデギ(イカの一夜干し)を買うために南大門まで行く(キャンヒが買ってくれると言っていたが既にスタジオから去って帰って来なさそうなので)。しかし意外とすんなりゲット。思ったより高い(もしくはぼったくり)。予想と違って冷凍してあって日本に持って帰るのが大丈夫か気にかかるが、店のオッサン曰くとりあえず大丈夫らしい。時間も余ったので最後のチャンスとばかりに観光。手頃なところで、雲<山へんに見>宮(ウニョングン)。李氏朝鮮時代の皇帝の邸宅で、景福宮(キョンボックン、今回の滞在で唯一行った観光地)と比べて随分こじんまりとしていて居心地良い。続いて昌徳宮(チャンドックン)に行くともう閉園時間。あきらめてスタジオに帰る途中の独立門(ドッゲムン)で思い立ってぶらり途中下車。ここにある刑務所歴史館に行くが5分遅かったみたいでここも閉園。残念。とぼとぼスタジオに帰る、とキャンヒがピデギを買ってくれていたみたいで、とっさに南大門で見つけられなかったとか言い訳。キャンヒはプレゼントと言ってくれて泣かせる、ありがくいただく。そんなわけででピデギだらけになってしまった。最後の夜の晩飯は一人DEホワイトハウス、スンドゥブチゲと決めていた。行くと今日は貸切で入れないらしい。またもか、といったところで小さなミラクル。以前(9/13)増山さん、水川さん、ジョーと行った地元のカラオケ大会の終わりにハグしまくった増山さんたち曰くホモのオッサンが居て、その貸切パーティに半ば強引に参加させられる。結局無料で食って呑んでで店の人に申しわけない。変な雰囲気の中(やっぱ彼はホモっぽい)呑んでいたら、てかやばい!! 隣りの家が火事!!!! 多分何かの工場らしいけど、ぼうぼう燃えて鎮火まで相当時間がかかった。消防車の列が10台以上。幸い焼けたのはその工場だけで死傷者はいなかったみたいだしまあ良かった。濃ゆい最後の一日。いやー、それにしても火事場って萌えるね。

2008/10/13 (Mon)
このところ習慣づいてきて朝10時に起きる。いい傾向だ。もうすぐここでの生活も終わりだけれども。シミに屋根の上のピラミッド屋根を見せる。気に入ったみたいなこと言っているが、帰るまでに取り除くように釘をさされる。まあしょうがない。郵便局のあるグヮンサンに行って荷物を日本に送る。ついでに銀行に寄って預金を全額引き下ろす。結構な札束になってちょっと焦る。でも日本円に両替したら大した額にならないのかもな。そそくさ帰って部屋のコマゴマした物を片付けているとモクさんとジャヒョンが来て、ピラミッド屋根と中古で買ったテレビは、お金を払ってで捨てるように言われる。あたりまえなんだろうけどどうも腑に落ちない。そんなことしているとついにジョーの帰国の時間。いろいろあった、一緒にバカなことやったりで楽しかったよ・・・。やはり別れはなんともせつない。泣きそうになる、けど我慢。こうしてジョーも帰国してしまい、外国人で残るのは自分ただ一人となってしまった。すると続いてセジンまでも今日でお別れ。彼女にも随分世話になった。一人また一人と去って行く。この15日で韓国人作家含め全ての作家が一度に入れ替わる。テレビをどうにかするべく、買ったリサイクル屋に持って行く。閉まっていたので店先に置いていくことに。まあその辺に捨てるよりましだろう。その足で中華屋でチャプチェパブ。やっと店のあんちゃんとも顔見知りになれたところでこれも食い納めだと思うと少しせつない。部屋に帰って一人酒。

2008/10/12 (Sun)
朝7時過ぎに目が覚めるが二日酔い。水をしこたま飲んで二度寝。10時ごろ起きる。酔いざましのシャワーに行きがてら今日こそはと洗濯物を持って空いているかチェック。ようやくたまりまくった洗濯も出来て一安心。増山さんからもらった米を炊いてかつお節混ぜご飯をすませて一日ポートフォリオ用の作業。まずは9月のグループ展をまとめる。写真の加工は大体終わっていたので配置したりキャプション打ったり。夕方頃には一通りざっと出来たので続いてオープンスタジオ。まず写真をチェックするが、結構撮りこぼしているような気がする。そんなあたりでジョーとホワイトハウスで夕飯。明日帰国するのでこれでジョーとも最後の晩餐、僕もあと残りの何日かは一人で飯屋に行くことだろうし焼肉納め。ということでサムギョプサル。この6ヶ月、焼肉食いまくったなあ。部屋に帰って作業の続き。やはり念のために撮りなおし出来るものだけまたセッティングして写真撮影。まあ使えるか分からないけどやらないよりましだし念には念を入れて。ここ数日、他の韓国人作家たちも片付けでバタバタしているようだ。セジンもここのところ毎日来て急がしそうだけれどジョーと3人で彼女のスタジオでお茶を飲みながらしばし話す。部屋に帰ってこの日記を書いていると、急にパソコンモニターがすごい汚れているのが気にかかり、ウェットティッシュとかレンズ拭きとかできれいにしていると、それほど大きくはないけれど液晶のドット抜けが3箇所見つかって軽く凹む。

2008/10/11 (Sat)
10時に起きて洗濯機が空いているのを確認。部屋に洗濯物を取りに帰って戻るとまた誰かに先を越された。参ったなあ。ネットしたりだらだら。予定では今日セジンが来て、ジョーと僕でついにあの青ピラミッド屋根を屋根の上に持っていく様子をビデオで撮ってもらうつもりだったので、それのために部屋を片付ける。待てども来る気配が無いのでセジンの部屋に様子を見にいくと居た。起きたばかりというジョーを呼んで4時ごろいよいよ撮影開始。この青ピラミッド屋根がはじめてここに来た日(この日記によると6/26)、どう考えてもドアの幅より大きくて加藤さんと折り曲げて無理矢理ねじ込んだのも随分昔のように思い出される。同様に折り曲げて部屋から出し、階段を上って屋上に通じるドアも捻じ曲げて通過、屋根の上に無事設置。ルーフ・オン・ザ・ルーフ、完了。いい感じだ。ジョーと二人で近所の周りからどんな風に見えるか見に行きがてら写真を撮る。とりあえず満足。これでようやくやることを全部やり終えた感じがする。そんなことを言いながらジョーとゴーゴルマダンで夕飯。いつものようにビビンパ、といきたいところだったがどうやら売り切れてしまったようでテンジャンチゲ。部屋に帰ると青ピラミッドが無くなって随分がらんとしたように思える。そんな感傷に浸る間もなく、コミュニティルームで呑み会。前回気になったイカの半生のやつの名前をミョンジンに聞いてピデギと判明。どこで買えるかも尋ねたらキャンヒが買ってきてくれるとか言ってくれた。嬉しいね。またいろいろちゃんぽんで呑んで記憶がところどころ無い。

2008/10/10 (Fri)
起きたら昼3時半。よく寝てしまった。はっと気づいてそういえば今日でシャンリンが帰国するんだった。夕方6時ごろの飛行機とか言っていたからもう居ないかも、と焦って部屋に行くとやはりもう出発してしまった後でがらんとした部屋。何のお別れのあいさつもなしかあ、昨日の郵便局行くときが最後かあ、とぼとぼ帰ってくると部屋のドアノブにこの前貸したバリカンとアダプターが袋に入れて掛けてある。そういえばシャンリンって誰のお別れ会にも出なかったような気もするのでそういうの嫌いなのかもな。まあでもなんかなんかちょっと話しかったので残念。今日もぐだぐだと片付け。暗くなるのを待って小人の写真を一気に1か月分くらい撮って箱詰め。これでほぼ全部郵便で送る用の荷造りが出来たといって良い感じ。夜9時前に一段落で夕飯にホワイトハウスに行く。スンドゥブチゲを注文してしばらくしてから財布を忘れたことに気が付いてダッシュで取りに帰ったり。イカの刺身とかいろいろサービスしてもらってすっかりお得意さんみたいでありがたい。ジョーが来て昨日夜中、指を切ったときに買ってあげた絆創膏の余りで小人を作ったら? とかいうので早速作って見せに行ったり。たまりまくった洗濯をしたいところだけれど見にいくと誰かが使っていて結局一日中使えず、困ったもんだ。

2008/10/09 (Thu)
10時過ぎに起きる。おっ、昨日寝ないで居たのが効いたかもね。でも12時間以上寝たはずだけどまだ眠い。またゆるりと片付けのつづき。空き缶をつぶしたり散らかったゴミを袋に詰めたり。そんなこんなで昼4時、今日はチャンドンスタジオのオープンスタジオということで、シミの車にモクさん、スンキョン、シャンリンの5人。途中の郵便局でシャンリンが荷物を送るために降りて(明日帰国するそうだ)待つものだと思ったらそんな時間はないとシミ。シャンリンを置いていくことに。車の中でガンガン音楽かけてシミはノリノリでチャンドンへ。ゴーヤンと違ってチャンドンでは「Red Carpet」というサブタイトルがついてあって、沿道から玄関まで赤じゅうたんとゴージャスな柵みたいなやつがあったり中の廊下にはそれぞれの作家の手形が額に入れてずらっと並んでいるかんじでかっこよくキュレーションされている。ポスターやカタログデザインも小洒落た感じ。ううむ。それぞれの作家のスタジオもバリエーションがあって個人的にはかなり楽しくみれた。台湾のスーフィは360度全面壁紙貼ってだし、コロンビアのルイスのアニメーションもなかなか。韓国国内作家だとキム・キラ、ソンジュン、パク・ヨンソクなどがいい。何これ、ゴーヤンより断然いいじゃん、てなったり。しばらくしてセジンやジョー、ゴーヤンのほかの作家もちらほら。セジンとジョーとスーフィ→ヨンソクの部屋で呑む。チャンドンの作家たち何人かはホンデに移動したようで、後になってホンデに家があるから帰るというセジンと一緒にジョーと待ち合わせ場所の「エヌビー」とかいうクラブにいく。なんか見覚えのある佇まい。中に入ろうとすると日本人出入り禁止とか言って入れてくれない。そう、以前セキュリティに羽交い絞めされてメガネ無くした因縁の場所! 門前払い!! なんてこった。瓶ビールを栓抜きなしで開けようとしてジョーが指を切ったり大慌て。なんとか大事に至らず、二人で呑みなおしつつダーツやったりWiiやったり。さすがに始発まではキツイので二人タクシーでスタジオまで帰る。着いたら朝5時。

2008/10/08 (Wed)
夜中にパソコンの音楽データを携帯に送ったりしてたらどういうわけかうまくいかなかったりで、朝になってしまう。折角最近いい感じの生活サイクルになっていたのに。ということでがんばって今日は寝ないことにする。ようやくシミが来たので青ピラミッド屋根の件を話す。渋い顔されたが一応許可が出た。まあ良かった。ただ問題はいつやるかだ。ジョーも飛行機の予約を変えて13日に帰るみたいだし。チョイスマートに買物に行きがてら荷物を送る用の段ボール箱をもらう。オープンスタジオの片付けと荷造り。ようやく壁に貼り付けた小人を全部取り外しつつ、まだ写真を撮っていないものを除いて梱包(ごみを日本に持って帰るつもり)。台北のときは小人と一緒にビールを入れて送ったら、輸送中に缶が破裂か何かして中がビールでぐちゃぐちゃになってしまったので今回はそういうことのないように小さい箱で小分けして入れる。続いてビールの缶の柱を取り除いたり。これで青ピラミッド屋根以外はほぼ全部取り除いた。そうこうしているともう夕方で、パクさんが、サムゲタンを振舞うということでコミュニティルームに集合。僕以外全員韓国人なので話題にはついていけずしばしば孤立。シャンリンも途中顔出して話題をさらって退室。でもサムゲタン旨い。やさしい味で好きだ。その後出てきたイカのするめで、半生なやつがもっとやばかった。酒のつまみに最高。はじめて食べたけど日本にもあるのかな。夜9時過ぎ、寝てないので眠さ限界。部屋に帰って速攻寝る。

2008/10/07 (Tue)
10時に起きる。うむ、いい調子。とはいえ微妙に昨夜の酒が残っている。昨日途中で投げ出したグループ展の写真のレタッチを引き続き。今日はなんとか納得いく感じに出来た。昼過ぎ、今日こそはとオフィスに行くが、今日もシミは休み。参ったもんだ。昨日買った筒型図面ケースを交換しにホンデに2日連続で行く。画材屋で話をしてすんなり交換。3種類のうち真ん中でも大丈夫そうだが、念には念を入れて大は小を兼ねるということで一番大きいやつと交換。しかしこれで300円程度だから随分安い(日本だともっと高かったような気がする)。大学ということで、学食で飯を食べる。といっても結構小洒落た感じで値段もそれほど安くないのであまり学食っぽくない。シーフード系のトッパブ。思ったよりもピリ辛だけどまあまあ。まだ昼4時前だから近辺のオルタナスペースを見に行く。多分ホンデはこれで今回の滞在で最後になるだろうし。サムジースペースは以前増山さん達と行ったときと同じ(ただしあの時は設置中だった)。でもビデオのアーカイブが観れるようになっているので一通りみてみる。中にはまあ面白いのもあったがもう一押し。ギャラリーループは展示替えで休み、ギャラリーハットはイラスト系のペインティングでこれもイマイチ。なんだかなあ、と思いつつサンサンマダンに。5作家のビデオスクリーニングをやっていて、名前を良く見てみるとその中にセジンの名前が。正直なところオープンスタジオでは彼女の作品はイマイチよく分からなかったが、こうして観てみるとかなり面白い。うーむいい仕事してる。その他の作家もかなりクオリティが高い。個人的には無精ヒゲを毛抜きで抜いて鼻の頭〜顔のあり得ない場所に植毛する作品などのイ・ハクスンという作家が気持ち悪くて気になった。今日は改めてホンデエリアの魅力を再認識。スタジオに帰って昨日入りきらなかったドローイングも図面ケースにちゃんと収まってご満悦。

2008/10/06 (Mon)
10時に起きる。割と普通に戻ったんじゃないの。やったね。シミに青ピラミッド屋根の件で聞きに行こうと思ったら今日は休みのようだ。やることも無いのでオープンスタジオの全体を写した写真3枚を合成して1枚に加工したりする。が、うまくいかない。昼過ぎまで粘ってやってみるがイマイチなのであきらめて保留にして、グループ展の写真のレタッチ。が、これもなかなかうまくいかない。3時半頃までやってまたもイマイチなのでキーッ、となったのでその勢いで外に飛び出す。まあ買物で、加藤さんと描いたドローイングとかを持って帰るために筒型の図面ケースみたいなやつを買いに。バス停まで着いて、南大門行きかホンデ行きか次に来たバスで行き先を決める。結局青いバスが来たのでホンデに決定。バスの中で大学時代の友人がパパになった知らせを受ける。めでたい。1時間ちょっとバスに揺られてようやく到着。来るだけで疲れる。まずは腹ごしらえ。一人でも入れそうなカレー屋に入ってそそくさと済ます。ホンデ(美大)の中の画材屋で筒のケースを探す。なかなか見つからず店員さんに聞いてようやくゲット。ギャラリーとかいろいろ廻りたかったがもう暗くなって閉まっているっぽいのでまたバスで帰る。帰って早速、ケースにドローイングを入れようとする。と、入らない。GABI☆N。店に筒は3種類あって伸び縮みするので一番小さいやつで大丈夫だと思ったら駄目だった。大いに凹んで自棄酒。交換できるかなあ、とぐぢぐぢ思っているとセジンが来てコミュニティルームで飲んでいるというので、ジョー、セジン、ミョンジンやほかの韓国の作家たちと合計6人で呑む。場所を移動してというので着いて行くとこの前キウンの誕生日パーティをやった場所。またビールと焼酎ちゃんぽんでかなり酔っ払う。何時ごろまで呑んだか良く憶えていないが、部屋に帰るなりバタムQ。

2008/10/05 (Sun)
朝、思い立ってオープンスタジオ用のメカ系作品(合計3つ)をビデオ撮影することにする。何度かやり直しつつ、あと乾電池がなくなって止まるまでの様子を撮ろうとしたものだからやたら時間がかかる。飯食ったりしながら昼過ぎに全部を一通り撮り終える。ようやく重い腰を上げて壁に貼り付けた小人を外していくことに。結構面倒くさい作業。設置しているときにも思ったが、2月の個展でやったワカメ人(これも壁に設置、今や大昔な感じだが数ヶ月前)を思い出す。しかしあれは2000個とかだったからまだ今回は全然楽だ。剥がしつつ壊れた部分を直していたりすると、不意にノックで、見ず知らずの初老のおじさま。奥さんと一緒にこのあたりをドライブしていて、この場所が気にかかったので覗いてみたそうだ。あいにく今日は日曜でオフィスも休みだし、オープンスタジオも終わって片づけ中なのであまり見せられる状況ではないが、なんとなくこの場所とかを説明する。といっても相手の人は日本語が上手な人で、普通に日本語で会話する。なんか不思議なシチュエーション。ジョーが来て、青いピラミッド屋根をスタジオの屋根に持っていこうという話。流石に今まで何度も屋根に登って問題になったので、今回はちゃんと作品の一環ということでシミに許可をもらってから行くべきということで、明日あたり聞いてみるよう提案する。夕飯に2人で豚焼肉の店に行く。結構久しぶりだ。うだうだしたりして(でもがんばって夜まで起きて)11時半頃寝る。

2008/10/04 (Sat)
日記を書き終えて引き続きビデオから静止画のキャプチャー。昼の12時ごろとりあえず一通り終了。腹も減ったので飯に行きがてら買物。外に出ると結構暑い。歩いていると急におセンチな気分になってなんとも寂しさがこみ上げる。まあまだ10日程あるわけだし。ホワイトハウスが開いているのを確認して(昨日はオフィスも閉まっていてエライ静かだなあと思ったら、祝日だったみたいだ)さらに山のほう(?)に向かって数分行ったところのスーパーに行ってプラグアダプターとガムテープを買う。以前一度だけ行ったことがあった普通の小さいスーパーだけど、どういうわけか韓国(など)から日本(など)への電源プラグに変換するアダプターが売っていて、パソコンのACアダプターをこっちで買ったわけで帰国したらそのままでは使えないので忘れないうちに購入。また引き返してホワイトハウスで昼飯。今日は昼から団体のお客さんで結構混んでいる。スンドゥブチゲ、やっぱこれなんだかんだでお気に入りだ。部屋に帰って続き。キャプチャーした画像でポートフォリオ用の作業。昼3時半ごろまでやってとりあえず一段落。ぐだぐだやってまた5時すぎ、眠さに耐えられず横になる。起きたら朝5時。昨日に増して充分すぎる睡眠。しかしどえらい生活になってしまったものだ。どうなってるんだ、自分で呆れる。

2008/10/03 (Fri)
夜中、ユーチューブやらニコ動とか見てる間に時間が過ぎる。もう朝。これじゃイカンと思いながら、もう取り合えずやることやったわけだし、開き直ってだらだら。そうは言ってもぼちぼちと日本に送る荷物を箱詰めしておこうという気になって、まずはカタログや本などの簡単なものから詰めたり、オープンスタジオの展示物をちょっとづつ片付けてみたり。最終日にお客さんが勝手にいろいろ貼っていったやつを剥がしながら文字をメモって後で調べてみると、「コアラ」とか「セーラームーン」とかでハハハなんじゃそら、軽く溜息。まあだらだらやったり片付けやったりを休み休み。意味も無く起きていたが、夕方5時前、軽く寝ようと横になって気がついたら夜中2時。うむ、充分な睡眠。また一気におかしな生活になってきてしまった。飯屋も当然閉まっているし、腹減ってどうすっぺか。増山さんに譲ってもらった米をコミュニティルームに行って炊くことにする。これにグループ展のクロージングのあまりのかつお節、醤油、マヨネーズなどで混ぜご飯。これにネギと七味入れたら完璧なんだけど。唐辛子の国だけど七味とかの粉末のやつがみつからなかった。時間を持て余す格好なので、これまでの展示をポートフォリオ用にまとめることにする。まず8月に日本でやった展示、これのビデオのスチル画像を取り込む。コマ送りとかでかなりめんどい。やっと半分くらいでもう朝9時。

2008/10/02 (Thu)
昨日の帰りの電車で寝まくったのと、夕食のタコの踊り食い?(まだ動いているタコを刺身で食べた)にあたったのか、スタジオに帰ってから腹具合が悪くなって何度もトイレに駆け込んだりもあって結局朝方4時まで寝付けず。起きたら昼2時。かなり寝たけどなんかだるい。ちょっと風邪っぽいのかもしれない。3時半にシャンリンとキムパ(のり巻き)片手にソウルでやる展示のオープニングに行く。美術館だしロケーションもソウルの中心で申し分ないのだけど、結果的にはこれまでに参加したなかで、最高に変な展覧会だった。全面半透明なシートで半自然光な体育館みたいな形の建物に、ウォーホールやピカソなどのシルクスクリーンとよくわからないけどペインティングが同列にズラー100点以上並んでいたり、オープニングにはテープカット、詩の朗読、オペラのデュエットなど全く意味不明なセレモニーのあと出ている食事はビスケット。はじめからかなり怪しいとは思っていたが、予想を上回るすごい展覧会。ビデオ作品を出したけど音はなし、観るためには50メートル位あるスロープを上ったテラスに行かないと観れなかったり。文句を言う気力も起こらない。早く帰りたい気持ちで山々だったが、無料だということで一緒に参加しているシャンリン、スジョン、ジョー、チャンドンスタジオのサラウと夕飯についていってプルコギ食べて解散。まあ何でも良いや。皆そそくさと帰る。途中ジョーが呑みたいというので二人で呑みなおす。展示の話や、店に居る女の子を採点とかくだらない話したりで11時ごろスタジオに帰る。しかしあれはなんだったのかね。

2008/10/01 (Wed)
いよいよ10月。今回の滞在もあと2週間。早いものだ。オープンスタジオが終わって一息つく間もなく、今日は朝5時半に起きて光州ビエンナーレに日帰りツアーの日。ジョーと二人で集合場所のヨンサン駅に行く。30分以上早く来すぎてなんだか損した気分、遅刻者続出の中、徐々に皆集まってきてゴーヤンの作家と引率のジャヒョンとスンキョン総勢15名。KTX(新幹線みたいなの)に乗って一路光州へ。ヨンサンからさらに3時間もかかる。自分にとって今回初と言ってよい遠出。車内ではちょっと話しつつ、大部分は寝る。11時ごろ到着、バスに乗り換えて10分ほど。光州は韓国6番目だかの都市で、ビエンナーレの会場は専用の建物みたいだ。韓国の南西部のあたりになるからなのか、かなり暑い。まずは皆で近くの飯屋で昼飯、ビビンパ。ホワイトハウスより良いとかシャンリンと話したり。肝心の展示のほうはなかなか見ごたえのある感じだけれど、会場構成が自分としては観づらい感じがしてちょっと戸惑ったり。イマイチぐっと来るものが無い気がしつつ、あと大部分が良く分からないなあ、といった感じだったけど、いくつかいい感じのも出てきたりで終盤に観たク・ドンフェとかいう韓国の作家のビデオが自分的には最大のヒット。それからゴーヤンにいるパクさんも出していたりですごいなあ。もっと時間をかけてゆっくり観ていたいところだが忙しくバスで移動でデアイン市場という市場の中でぽつぽつやっている展示を見てあまり腹減っていないが刺身系の飯と酒、また合計4時間かけてゴーヤンに10時過ぎに戻る。帰りの電車やバスは爆睡。長い一日だったがまずまずのところ。

2008/09/30 (Tue)
オープンスタジオ5日目、最終日。一度朝8時ごろに目が覚めると、メガネは無いわ、指には記憶の無い切り傷がパックリで痛いわ、気づいたら展示がぐちゃぐちゃになっているわだが、そのあたりの記憶が無い。ここに来てこういうことたまにあるので怖い。まあ自分でやったことなのだろうけど全く身に憶えが無く、メガネもよく分からないけどインスタレーションの一部と化していたのを発見して、元に直して二度寝。11時にまたシミのノックでたたき起こされる。やはり酒が残って辛い。平日だが、意外とお客さんが来る。チョイスマートに買物に行くと、どうりでバスが止まっている。人も結構来ているところだが、帰りの飛行機チケットの振込みのためだけにグヮンサンに行く。この前財布を無くしたときにクレジットカードを止めてしまったので面倒だけれど今日中に振り込まないと値段が上がるということで仕方無い。戻ってくるとお菓子などのパッケージの切り貼り作品に、勝手にお客さんがいろいろ付け加えていたりでびっくりだけど、まあこれも良し。そんなこんなで最大のイベント(と言われ続けていた)オープンスタジオもなんとか無事終了。課題はいろいろ、まあ今度。コミュニティルームで軽く打ち上げ、その後増山さんのお別れ会。打ち上げで皆で出前ピザを食べたのが増山さんの今回の滞在の最後の晩餐になるとは。最初はどうなることかと思ったが徐々に盛り上がって最終的にはまた皆でダンスパーテイ! 増山さん、いろいろ助けてもらったり面白アンドためになる話しなどなどホントお世話になりました。ありがとうございます、精進します。

2008/09/29 (Mon)
オープンスタジオ4日目。早めに起きて展示の写真を撮る。カメラはセジンが貸してくれた。やっぱ一眼は良いなあ、高い金払って修理したのがちょっと悔やまれる。開場するやどっと結構な人が来る。ちょっと買物にチョイスマートに行くとバスが2台止まっていたりでなるほど。どうやら大学生のようだ。しばらくするとジャヒョンが来て、彼らに作品の説明をしてくださいということになり、全くろくな説明が出来ず、相当凹む。他の大学の教授といっても僕より若い感じの人が、授業で使うということでインタビューを受けたり。これはしどろもどろになりながら、少しはマシな受け答えが出来た様に思うが、分からない。キャンヒがいろいろゲストを連れて何回も案内しているようで、大変そうだ。お客さんの反応は、まあやはり同じ感じ。そんな感じで終わる。今日はキウンの誕生日らしく、また増山さんが明後日早朝ドイツに戻るということもあって皆で近くの店でパーティ。この店は以前にシャンリンと行ったシーフードの店。ビールと焼酎をちゃんぽんで呑んで大いに酔っ払う。引き続き隣りのカラオケ店に行ったりで皆フィーバー。その後最終的にはコミュニティルームでキウン、モクさん、シハの4人で呑む。途中なにかの拍子で感動して泣いたりしたが良く憶えていない。気が付いたら部屋で寝ていた。部屋に帰った記憶が無い。

2008/09/28 (Sun)
オープンスタジオ3日目。昨夜は早めに寝れた、目覚しで何とか11時前には起きられる。しかし人の来る気配なし。手持ち無沙汰な時間を過ごす。そうは言ってもぽつぽつと人が来て、昨日と同じでちょうどその場にいて、何か話し掛けられたら答える感じ。まあどうなのだろう、それなりに楽しんでもらえていいのだが、ちゃんとした話にならないということはやっぱ駄目なのかな。これは日本でも台北でも韓国でも同じ。と考えると軽く溜息。どうすりゃいいんスか、誰か教えて。考えるに一般の人の反応は割といいのかもだが、業界のエライ人とかからはシカトっぽい。まあこれは、自分がどっちへ向かおうとしているのか、自分ですらよく分からないというのが一番問題なのかもしれない。部屋にいたり、居心地の悪さに耐え切れず他のスタジオや外をうろうろしたり。そんな感じで手持ち無沙汰に過ごして一日終了。夜7時頃、昨夜と同じメンツの増山さんとジョーの3人で夕飯に行く。しかし今日は日曜日、スタジオ近辺の店はほぼ閉まっていて、しばらく歩いた中華屋に行くことに。途中LKマートにある変なもぐらたたきのゲームをしたり。僕は割と気に入っている店、でもしばらくぶりだが、チャプチェパブとチャジャンメンと鳥のから揚げっぽいぽいのに酢豚みたいなのがかかってるののセット。まあまあ皆気に入ってくれたようで良かった。その後も引き続きコミュニティルームで呑む。韓国の作家の何人かは2階で呑んでいるようだが、我々は蚊帳の外なのだろうか。3人ともちょっと愚痴っぽくなってそれでも楽しく呑む。早めに夜12時前にはお開き。

2008/09/27 (Sat)
オープンスタジオ2日目。11時にシミのノックでたたき起こされる。早朝まで呑んでだったので非常にキツイ。しかも腰が痛い。足を痛めたときに買った湿布でちょっとは良くなってきたのでまあよし。無理矢理起こされたのにも関わらず1時ごろまで人もほとんど来ない。と思ったら子供連れのお母さんとか学生風の人などがが徐々に来たのでちょっと安心。子供が床においてある拾ってきたゴミやおもちゃなどで遊び出す。最初はちょっと困ったがそのうちだんだんそれもアリだし気にかけない様になる。何か聞かれたら答える感じで過ごす。やはりあまり自分の作品について説明するのは得意じゃない。ソウルである展示(またしょぼそう)のキュレーターが来てシャンリンのスタジオで話しをしていると水川さんが今日で帰国するということでアウトサイダーズの4+1人で記念撮影。皆一様に寂しいところ。自分のスタジオに戻ってさっきのキュレーターにDVDを渡して引き続き時折説明する感じ。でもこれでは駄目なのかな。オープンスタジオは夕方6時で終了の予定、しかしまだ人も残っているようだ。が、腹減ったので増山さん、ジョーの3人でゴーゴルマダンでサムギョプサル。ホワイトハウスより量が少なくて皆で愚痴言いながら。水川さんが帰って増山さんもジョーも傷心、だが実のところ自分は、店に来る途中に増山さんが今日ギャラリーの人から声かけてもらった話を聞いて、むしろそっちに凹んで複雑な気分。思い様々に酒。飯のあともコミュニティルームで3人で呑み。今夜は、ほとんどの韓国人作家が居なくなっていて、昨日とうって変わって静か。もう終わった感じ。3人で映画「ハンコック」を観る。途中であまりに疲れてウトウトしたり。今日はとりあえずゆっくり寝よう。

2008/09/26 (Fri)
いよいよオープンスタジオ、初日。朝方ようやくポテチの録音、たまにとなりの部屋でヨンウンがまだ作業をしているらしく、たまに音がするが強行。何とか終わって9時、そのままバスでグワンサンへ。今月分のテレビ代を振り込んで金属製の食器をすんなりゲット、のり巻き天国でカルグッス食べてスタジオに戻る。買ってきたものを早速設置してみるが、どうもイマイチなので別の方法に切り替え、ポテチの音をMP3にしたりでとりあえず昼12時すぎ準備完了。まあやるだけやった、寝る。3時半頃ノックの音でたたき起こされてオープン。まだお客さんも来るまで時間がありそうなので、さっと他の作家のスタジオをみてみる。ほとんど皆、コマーシャルギャラリーでも活躍していたりする人ばかりなので、自分はかなり場違い感をひしひしと感じるが、今更しようが無い。自分は自分のやれることをやるしかないわけだ。ジョーともそんな話しながら、夕方6時を過ぎていよいよスタート。徐々に人が増えてくる。自分のスタジオは、作業台やパソコンの机などすべて片付けてしまったので居場所が無く落ち着けない。インサドンからのツアーバスが来たようで、一度にもの凄い数の人が来たりでびっくり。2階のテラスでビュッフェな感じで食事が出される。かなり結婚式みたいに無駄にゴージャスな感じで興味深い、というかすごい長蛇の列。ハラペコなのでなんとか列に並んでようやくありつけると思いきやほとんど何も残っていない。何かあると思ってよく見てみたら骨だったり。まあなんだかんだで終了。割と楽しんで見てもらえているようで評判もまずまずなようで嬉しい。皆でキウンのスタジオで宴会。キウンが酔いつぶれたので、コミュニティルームに移動。ヒソンがスモークマシン持ってきてたちまちダンスフロアに様変わり。ハッスルして腰を強打、朝6時。

2008/09/25 (Thu)
作品マップを作るのに、というかタイトル考えるのにてこずり、8時9時になってしまって周りが騒がしくなってきた。しまった、これではポテチの録音が出来ない。あとは今晩というか明日(オープンスタジオ初日)の早朝しかない。結局何をしていたのか良く憶えていないが、もろもろコマゴマやって昼12時すぎに寝る。4時ごろノックの音で目が覚めてもろもろ、最近思いついて展示に使おうと思っていた韓国の食卓ではお馴染みの金属製の食器類を買いにスーパーに出かけるが、近所中まわってみても無い。これは困った。仕方が無いのでとぼとぼ帰る。明日の朝、グワンサンに行くしかない。この期に及んでもう一個簡単な作品を作って設置、しかし意外と思うように行かず時間が過ぎる。部屋の外に出ると結構寒い。増山さん、昨日深夜帰ってきた水川さん、ジョーの4人でホワイトハウスに夕飯。サムギョプサル。部屋に帰ってそろそろ作品マップやら小人のリストやらをコミュニティルームでプリントアウトする。が、レイアウトがイマイチでやり直しだったり、安い紙でふにゃふにゃになったりで良くない。両面テープやらひっつき虫やらいろいろ試す。何度か印刷して紙も無駄使い。結局虫ピン1本でいくことにして(写真は関係ないやつです)とりあえず納得。その後もコマゴマとしてもう朝5時、まだ時折作業している音がするので、録音が心配。とりあえず、散髪することにする。

2008/09/24 (Wed)
コマゴマとした調整をしながら、朝8時すぎにポテトチップスを食べる音をビデオで撮る。まあ音だけが必要なのだけど。テレビの受信料を毎月24日を過ぎると翌月分も払わなくてはならないみたいなので、スンキョンにケーブルテレビの解約をお願いする。この前振込みに銀行に行ったばかりだけど、今月中にまた振込みに行かなくてはいけないらしい。まんどくさ。皆まわりもいよいよ忙しそうだ。ポストイットを使ったやつを均等に並べなおしたりで12時過ぎに寝る。4時ごろ起きて作業の続き。いよいよパソコンの机と作業机を全部片付けることにする。大体なんとなく整理しつつ備え付けキッチンの収納にいろいろと詰め込む。問題はパソコン台で、いろいろと向きを変えたりやってようやく納得行く感じに置きなおしてとりあえずはスッキリ。まあこんなところか。ジョーと夕飯に行く。ゴーゴールマダンでビビンパ。話題はオープンスタジオに関することばかり、ジョーもかなりエキサイティングな感じなんだろう。朝撮ったポテトチップスを食べる音を取り込んでそのままMP3に変換、iPodで垂れ流してみる。マイクの位置がまずかったようだ。またやり直すしかないか。配置は決まっているので作品のマップを作る。そんなこんなでまた朝。

2008/09/23 (Tue)
前日寝ていなかったので昨日は早く寝れた、11時ごろに起きる。オープンスタジオのための準備を引き続き。昨日床に設置したやつを微調整したり、以前ジュンロ3ガで買ってきたしょぼいメカ作品周辺の壁にいろいろ貼り付ける。一度きれいに掃除してリセットしたはずが、あーしてこうしてと調子に乗ってつけ加えたりでどんどん何がしたいのか分からない感じになっていく。が、これが今の気分なのだろうね。続いて入り口にある壁に、この前のグループ展でやったやつのリメイク。前回の展示終了時に紙に貼っておいたのでまた両面テープを剥がすのに一苦労。失敗した。途中で増山さんと夕飯。バス停の近くに割と最近出来た新しい店に初トライ。何の肉か不明だが鍋料理。もしや犬ではないかといつかの悪夢がよぎるが、結構良いだしが出ていてなかなか旨い。部屋に帰って調べてみて、多分牛肉だろうということにしておく。引き続き入り口のやつをやったりもろもろやっているうちになんだかんだでもう朝6時。もうほぼ完成といっていい感じだけど、この机の周りをどうするかが問題。

2008/09/22 (Mon)
調べてみるとACアダプターは日本ではもう生産終了になっているようだ。最悪の場合を想定して、パソコンハードディスクを外付けとして使えるかチェック。DVDのオーサリングソフトがいちいちオンラインで認証しないと使えないようで立ち上がらないようだ。そうこうしているとバッテリーが切れる。寝ずに起きてオフィスにパソコンメーカーのサービスセンターの場所とかを聞いてもらうが、定価で1万5千円以上とか、行ってみないと在庫がわからないとかなのでとりあえずパソコン持ってソウルに行く。サービスセンターの前にもしやと思ってジュンロ3ガの電気街をチェック。ありそうで無さそうであきらめかけた所で粘ったらあった。もちろんメーカー純製品じゃないけど、とりあえずは普通にパソコンが立ち上がったわけなので良しとしよう、緊急だし。とりあえずホッとして南大門によりつつ、スタジオに帰る。もろもろの設置をはじめ、DVDも焼いて一段落。ようやくたまっていた日記を書くことができましたとさ。

2008/09/21 (Sun)
昼2時ぐらいに起きるが二日酔い。しかも最近疲れが溜まって猛烈に眠い。やらねばいけないことはたくさんあるが、辛くてしようが無いので横になったら当然ながらうとうと。辛いところだけれど部屋の掃除をはじめる。夜、両親がソウル観光にツアーで来ているのでホテルで落ち合う。甲斐性なし息子がいろいろ心配かけて申しわけないです。いろいろお土産を貰ってバスで帰る。帰って掃除の続き。散らかし放題で何がやりたいのだか全く自分でも不明だったのを一回リセット。とりあえず1ヶ所に物を集める。夜中、そろそろDVDを焼いておこうか、というときに事件勃発。ACアダプターで電源を取っているのにもかかわらず、バッテリーの残量表示が出ていてどんどん減っていく。増山さんにテスターを借りたりで調べてみるに、どうやらACアダプターが断線したのか壊れたらしい。このタイミングで壊れるか。最悪。

2008/09/20 (Sat)
(昨日から引き続き)小人を最初の列の途中まで貼り付けていると眠さの限界。昼1時ごろ寝る。4時に起きて引き続き小人を壁に設置していく。半分くらい終わったところで増山さん、シャンリン、ソジュンの4人でホワイトハウスでサムギョプサル。部屋に戻って続きをしつつ、ビデオを書き出してMPEGにエンコードしておく。12時前にようやく今日の分までの小人を設置完了。ジョーが来て、サッカーの試合見ながら1杯やろうてことでコミュニティルームに行く。増山さんとセジンもあとから参加。作業はまだ山盛りであるので今日は軽めのつもりが普通に呑んでしまう。結局、またジョーと二人。グループ展でのシャンリンとの一件より以前から、二人の関係はあまりよくなかったようで、何とかフォローをしたいところだけど無理みたいだ。残念な話しだけど。そんなこんなで朝7時半頃まで呑んでしまう。

2008/09/19 (Fri)
朝10時、床につくが急に思い立ってグァンサンの町まで行く。まずは銀行に入ってカード新しく作る。まずはこれで一安心。ついでにどういうわけか銀行の自動引き落としに出来ないテレビ代を振り込む。4ヶ月分なのでちょっとした出費。5メートルの延長コードを探すがLマートには2口のしかない(3口必要)。何軒かまわって農協でようやくゲット。他の店でビデオのコードも購入。おそらくのり巻き天国とかいう名前の店でオムライスを食べてスタジオに戻る。1時過ぎに寝て6時に起きる。壁に設置する小人のために日付をプリントしにコミュニティルームに行くと増山さんが来たので夕飯。名前不明の店でトンカツ。壁にグリッドを入れてプリントした日付を切って貼っていく。そんな感じで夜が明ける。

2008/09/18 (Thu)
結局何も出来ないまま朝を迎え、8時ごろ寝る。体は眠いが、特に小人をどうしたらよいのか考えが浮かばず、眠れない。ようやく寝れたと思ったら、11時前にノックの音で起きるとシミ。びっくり、財布が帰ってきたYO! 道に落ちていたのを子供が拾って届けてくれたらしい。こんなことなら昨日カード止めなきゃ良かった。しかし良かった良かった。テンション上がったのでそのまま起きていると、カタログの最終チェックということらしい。イマイチ頭はボンヤリしているが、何度か見直しに行きつつ完了。思った以上に写真の色が変だ。まあ今更どうしようもない。またオープンスタジオ用の考え。とりあえずビールの空き缶をスタジオの高さに合わせてみたり。モニターを中古で買おうと決心したので、ここ最近ご無沙汰だがワワの近くのリサイクルショップみたいなところに自転車で行く。なんか張り紙がしてあって、もしや潰れたかと焦ったが、念のため韓国語の文面を写真で撮って、ネットで解読。外出中らしいので良かった。3回目に様子を見に行くとやっと店の人が帰ってきて、財布が見つかったこともあってその場で中古の14インチテレビを買う。自転車の荷台に載せて帰りしな、思いっきり落っことして買ったばっかなのにブラウン管に傷がついて泣きそう。一応映ったのでまあ良し。増山さんとホワイトハウスで飯、久々のスンドゥブチゲ。今日はスタジオ中皆一斉にオープンスタジオの準備をしだしたかのような雰囲気。自分も尻に火がついた、というか増山さんの助言もあって背中を押された感じで小人は壁で行くことにようやく決定、更に移動壁を入れてみたりと全面改装。夜中から明け方にかけて実際いろいろ移動させつつ、全体の構成もなんとなくまとまってきて、これはイケる、と勝手に盛り上がる。ずっとイマイチ気に食わなかった作業台も取り替える。いざやってみると部屋が随分スカスカになったようで、さっきのは単なる思い上がりのような気もしてきた。結局、ただ部屋を模様替えしただけ。まあでも少しは前進。もう朝9時。

2008/09/17 (Wed)
昨日の日記を書いて、さて、寝るべ、と思った矢先。あることに気づく。いつもテーブルの上に置いていた財布が見当たらない。あれれ? と思いテーブル周辺をかなりくまなく探すが無い。記憶をたどって、確実に財布があったのを憶えているのは昨夜の夕食後、チョイスマートで買物したことくらい。そのあとコミュニティルームに行って部屋に帰って買物袋を置いて・・・というのをさかのぼってチョイスマートまで行く。おばちゃんに聞いても知らないような感じ。いろいろ考えてみるに、どこか道端で落としたとしか考えられない。血眼になって探すが無駄。最悪。フラフラだしとうとう観念してとりあえず電話でクレジットカードを止めてもらい、10時前ようやくシミが来たので事情を説明。韓国の銀行のカードもストップしてもらう。とりあえず悪用はされていないようだ。現金は多分5万ウォン(約5千円)くらいだったはず。あとバスや地下鉄のTカード、外国人登録証。そんなに大金ではないかもしれないが、かなりめんどくさいことになったので、あと人生初の財布紛失で大いに凹む。幸い日本のカード類はクレジットカード1枚のみのダメージ。今まで道端でいろいろ拾ってきたが、財布落とすとはなかなか皮肉が利いてるNE。ゴミも有料てことでふて寝して3時ごろ起きる。カタログに載せるステートメントの最後の文章の文法間違っていて意味不明とスンキョンに言われ、増山さんにお願いして直してもらって申しわけなく、不甲斐ない。財布はもうあきらめるしか無さそうなので、気を取り直してギャラリーで撤収作業のつづき。両面テープで貼ったやつを剥がすのに一日がかり。ようやく片付いたところでいよいよオープンスタジオ用に部屋の改装に着手。と思ったがノープラン。急に軽くパニックになる。今日は参った。

2008/09/16 (Tue)
朝方思い立ってドローイングをはじめる、なんとなく出来たところで朝8時、寝る。昼2時過ぎノックの音で起きる。今日で水川さんが帰国するというわけであいさつ。といっても1週間後のオープンスタジオにはまた戻ってくるそうで忙しいスケジュールだ。起きてドローイングにちょいと手を加えてとりあえず気が済んだところでグループ展の片付け。モニターやコマゴマしたものを部屋に運んでいるとシャンリンが、本当は昨日のクロージングで出すつもりだった水餃子を作ろうということで、僕は生地をひたすら伸ばす係。シャンリンが具を詰めて茹でる。茹であがったところでつまみ食い。オープンスタジオのカタログ校正が来たので早速チェック。結構いろいろ訂正だらけ。モニターが帰ってきたところだからビデオ編集も大詰めでモニターチェックしながら微調整。するとジョーがやってきて駐車場でサッカーをすることに。パス交換しながら次はワンタッチで、とか交代でリフティングの数を増やしていったりとか。汗だくでへとへとになって部屋に帰る。辛すぎてしばらく動けなかった。また編集の続き。とりあえずお年寄り番組はこんなところか、というところで腹が減ったので増山さんとホワイトハウスでサムギョプサルと焼酎。帰ってまたまた編集の続き。今度は昼ドラの方。昨日ある程度調整したつもりがまだまだ。朝までかけて直しつつ、ようやく構成も決定。ようやくビデオの方は先が見えてきた。また腹が減ったので、コミュニティルームで昨日の残りのカレーを食べる。もう朝8時。

2008/09/15 (Mon)
今日はグループ展最終日。ビデオ編集したりだらだらやってで結局寝たのは朝8時。またどんどんズレてきている。昼1時過ぎノックの音で起きる。もうちょっと寝足りないところだが、がんばって起きて増山さん、水川さんと昼飯。しかしチュソクで近辺の店は全て閉まっている。仕方なくバスで昨日行ったグァンサンの町に行く。呑屋っぽいけれど適当に入った店でハンバーグ。ソースがトンカツと同じ味のような気もする。スタジオに帰って一息つく間もなく、クロージング用の食事を皆で作る。自分はカレーライス担当。最近あまり料理作っていなかったし、手際も良いとは言えず、ヒヤヒヤしながら。まあ切って放り込むだけだけど。6時を過ぎて、皆とりあえず準備完了。祝日ということで滞在作家でさえほとんど来ない、まあ期待はしていなかったけど。韓国人作家何人かとモクさん、あとでパクさんの奥さんやジョーの友達が来たりでこじんまりとしたパーティ。昼飯食べてそれほど時間も経っていなかったというのもあってすぐに腹一杯になる。まあでも(オープニングの日は凹みまくっていたので)それなりに楽しく呑む。9時ごろあっさりとお開き。ちょっと物足りない気分もあるが部屋に帰ってビデオ編集。オフィスで用意できるモニターが無いので、まだオープンスタジオで出すかどうか決めかねている昼ドラの方のを調整したり、小人の写真を撮ったり。しかしオープンスタジオまであと1週間程しか無いのにプランもいまいち固まらずのんびりとしたもので、かなりやばい。まあなんとかなる。

2008/09/14 (Sun)
昼12時頃ノックの音に出ようとするが、二日酔いか何かであまりに辛くて起き上がれず。しばらくすると窓の外からシャンリンがバリカンの電池が切れたからACアダプターを貸してくれとか言うので窓越しに渡す。でもやはり辛いので二度寝。ようやく起きられたのは昼4時。ここのところ酒が残ってしょうがない。慌ててもろもろやっている間にあっという間に時間が過ぎる。ビデオ編集の続き。思い切って何個かカットを削る。少しはコンパクトになったので良しとしよう。夜、増山さん、シャンリン、水川さんと夕飯がてら、明日のクロージングで作るごはんの材料を買い出しに行く。今日は日曜でその上チュソクでスタジオや周りも随分静かな感じだ。しかし見事な満月。4人でバスに乗ってグヮンサンの町まで行く。まずLマートで野菜や肉などを購入。この店は結構大きいスーパーにも関わらず、ニンジンが見つからない。それ以外はとりあえず一通りそろったので飯。やはり飯屋も結構休んでいるようだ。エビと貝類のいけすのある店に行く。エビの刺身や貝ずくしで結構いい感じの店。軽めにビール。ホタテマン小人を作るべくホタテの貝殻を持って帰る。途中のドゥベロマートにニンジンがあったので助かった。ビデオ編集の続き。ここしばらくやっていたお年寄り番組はとりあえず保留にして、昼ドラの新たな素材を取り込む。こっちの方はもしかするとモニターが無いので今回のオープンスタジオで見せられないかもしれないけれど、とりあえず世界中の昼ドラでやるという野望のためには一応やっておくべきだ、ということで。取り込んで並べてまあこんなところ。ぐだぐだとやってもう朝5時。

2008/09/13 (Sat)
朝になるまで寝付けず、起きたら昼2時すぎ。またか。とりあえずオープンスタジオに向けての作業、小人をテーブルの上に設置するのはどうかということで、以前に木工室で見かけた白いテーブルを探す。鍵を借りるのにも一苦労して見てみるが、無くなっている。となりの金工室にもない。まあまた来週オフィスに聞いてみるかな。ラブリー・ベイビーに使う料理用ハサミ(焼肉や冷麺など韓国の食卓では欠かせないツール)を買いに近くのスーパーを自転車で廻る。まあ作品の一部になるので、何かと慎重になりすぎて何度か行ったり来たり悩んだ末ようやく購入。部屋に帰って早速加工してラブリー・ベイビーに装着。まあこんな感じかな、おそらくこれで完成。そうこうしていると夕方6時過ぎ、増山さん、水川さん、ジョーの4人でここ数日気にかかっていたお祭りに行く。ステージがあって、客席には誰も居ないのでなんだかなあと思いながらテントがあるあたりに行くと快く歓迎してもらってビールに焼酎、チジミやよくよく分からないけど肉っぽいのが炒めてあるやつなど次々出してもらう、しかも全部無料。どうやらチュソクという旧盆のような期間で、地元の人の親睦を深めるためのお祭り、というかカラオケ大会のようだ。かなり興味深いイベント。徐々に人も増え、守衛のオッサンも来ていたりで大いに盛り上がる。皆酔っ払って飛び入りで増山さんとジョーの3人でステージに立って1曲(ビートルズのヘルプ)披露。何やってんだかね。地元の酔っ払いオッサンとハグ。オッサンは奥さんらしき人にたしなめられたりしてた。スタジオに帰って水川さんジョーの3人で軽く飲みながらいろいろ話したりサッカーの試合見たり。最終的にはまたジョーと二人。明け方まで呑む。

2008/09/12 (Fri)
呑んで部屋に戻るなりバタムキュウ。11時ごろノックの音で起きる。グループ展のクロージングパーティで各自ご飯を作ることになったが、今日は買い出しに増山さんたちと行くことになっていたのだ。しかし寝起きで二日酔いで、行くのを辞退する。申しわけないです。即二度寝。起きたら昼2時過ぎ、でもまだ酒が残っている。まずは昨日撮った展示の写真をレタッチする。とりあえず満足いく感じに出来たのでビデオ編集のつづき。微調整と音のフィルターやらのエフェクトをつけてみたり。モニターで確認しながらやりたいところだが、グループ展で使っているので展示が終わるまでしばらく寝かしておくことにしようかな。増山さんたちが買い出しから帰ってくる。焼きそばが僕の担当の予定だったが、見つからなかったそうで、カレーになるかもしれない(ちなみに増山さんは豚汁、水川さんはお好み焼きの予定)。晩飯を増山さんとホワイトハウスに行く。途中、以前工場があった場所を更地にして突然野外ステージができていたが、電飾キラキラで爆音で音楽が流れている。でも誰も人が居ない。かなりシュール。近くに横断幕があって、どうやら明日何かのイベントがあるようなのでそのリハーサルか何かのようだ。これは明日是非とも見に行かなくては、と話しつつ焼肉。部屋に帰ってビデオ編集はだらだらとしてしまいそうなので、先日ジュンロ3ガで買って来たラブリー・ベイビーを更にいじってみる。スピーカーを外し、配線を整理したりしていい感じで組めるようになった。あとはでっかいハサミを買ってきたらオッケーだ。夜中、また韓国人作家たちが駐車場でバドミントンをやっているのでちょっと見にいくと、キョンヒと一試合。敢え無く惨敗。まあでも運動するのはいいことだ。

2008/09/11 (Thu)
またぐだぐだとやって明るくなってから寝る。昼12時、ノックの音でたたき起こされる。「テツクン、ホワイトハウスニ、イコウヨ」またシャンリンの変な日本語で、増山さん、水川さんを加えた4人で飯、今日もめちゃ寝起き、目やにバリバリ。昨日につづいて今日も裏メニュー発見。ビヨクとか店のおばちゃんは言っていたが、多分ランチセットみたいな感じなのだろう。大皿に盛った肉を炒めたやつを皆でつつく。なかなか悪くない。引き続きビデオ編集。方向性が見えてきたところなので新たに素材を取り込んで、切ったり貼ったり。結構がんばってやれた。まあこんな感じなんだろうか、でももう一つパッとしない気もする。そんなことしてると夜。グループ展の写真を撮りにギャラリーに。パソコンで写真をチェックしつつでなんだかんだで40枚くらい撮った。早速撮った写真をレタッチしていると、コミュニティルームで呑み会があるということで早速ゴーだ。パクさんが中国の50度くらいある酒を持って来て、すきっ腹にしみる。韓国の作家たちがつまみを作ってくれたりでありがたい。グループ展のクロージングパーティにはみんなそれぞれ一品ずつ料理をつくってお返ししようということになった。シャンリンが、中国語のあいさつなどを教えてくれたり。遅れてジョーも参加。ビールが切れたので二人で買いに行って帰ってくるとほとんど帰ってしまっていたりしてなんだかなー。でも日本人3人とセジン、ジョーでしばらく飲んで、気が付いたら結局またジョーと僕の二人。2階のテラスに移動して呑む。やはりジョーもあのシャンリンとの一件を、まだ納得できていないようだった。朝5時ぐらいまで呑む。

2008/09/10 (Wed)
昼12時ごろ起きる。寝起きのところだったけど増山さんとホワイトハウスに昼飯。今までこの店にはビビンバは無い(メニューには書かれていない)と思っていたが、昼時だけの裏メニューとしてあるようだ。これはナイス。すっかり立派な常連さんになったもんだ。久しぶりに風呂に入ってスッキリしたところに、グループ展をはるばる日本から来たという作家のひとに会う。増山さんがミクシイのレジデンスコミュで告知したそうで、恐るべしミクシイ。最近やっているビデオとセットになるかたちで、メカを使った作品を作ろうと思っていたのでジョンロ3ガに行く。久々の一人DE遠出。やはりバスや地下鉄を乗り継いでいくとなると用事がないとなかなか行けない。駅から電気街へ向かう途中、警察に呼び止められる。これで3回目、しかも全てこのジュンロ3ガの駅近辺。よっぽど自分は怪しい風貌なのだろうか。外国人登録証を見せて無事自由の身に(?)。さて、お目当ての装置(ACアダプター込みで1000円ちょっとだから安い)はすんなりゲット、ついでにマイク(こっちのほうが予想以上に高い)、それから路上販売していて誰がこんなの買うんだと前から気にかかっていた「ラブリー・ベイビー」なる電池で動くおもちゃを購入。南大門に行くことにする。乗り換えを失敗してうろうろしながらようやく到着。変なグッズを買った勢いをそのままに、よく分からないがグロいのを狙ってるんだけどしょぼいパーティグッズとヒゲ(とことんパーティグッズに弱い)を買ってスタジオに帰る。久しぶりに歩いて結構疲れた。早速買って来たもので試しにやったらまあまあいい感じ。今日はまずまずの収穫。

2008/09/09 (Tue)
昨夜早めに寝られたけど起きたら11時過ぎ。まあこのあたりでキープすべし。昼過ぎ、ついにデジカメが届く。やはり関税で5000円ちょっと取られた。この修理でなんだかんだで新しいの買えるくらいの結構な出費。なんとも痛い。まあでも戻ってきて良かった。早速今ギャラリーでやっているグループ展の写真を撮りに行く。何枚か撮ったところで電池が切れたのでまた今度。ビデオ編集の続き。昨日のやつにさらに同じ番組のほかの要素を加えていく。割と今日はがんばれた気もするし、まあ悪くない。ようやく少しは方向性が見えてきた感じ。そんなことしてる間にもう夜8時。ここ最近、また中華屋のチャプチェパブが食べたい気分だったので今日は一人で飯に行く、自転車に乗って。前はじめて食べたときより辛くなった気がするけど気のせいか? でもやっぱこれ結構好きだ、悪くない。腹も満たされてビール呑みつつ編集の続き。しかしまだ録リためている分もあるわけだし、サクサクやらないとだ。高くついたけどカメラも無事帰ってきたわけなので、たまっていた小人の写真を撮る。1ヶ月分くらいたまってあったけど今日までの分を全て撮影終了。とりあえず一安心。とか言いつつやはり、オープンスタジオをどうするか未だに決まらない。一番の問題は小人の設置。壁か床かベッドか机か。やばい、もう2週間ほどしかない。どうすっぺかな。

2008/09/08 (Mon)
またぐだぐだやって朝5時半頃寝て起きたら昼12時前。早速税関の手紙の確認をしにオフィスに行くともう昼休み。するとシャンリンが「ドウシタノー、ダイジョウブー、ホワイトハウスイコウ」と変な日本語で話し掛けてきてびっくり。増山さん、シャンリンの3人で飯。途中の空き地に特設ステージが出来ていて、謎なところでこの前発見したタコと豚肉のコチジャン炒め。飯の間もシャンリンはずっと変な日本語。どうやら昨日、増山さんや水川さんに教わったらしい。てか、いきなりインチキ臭い変な外人になってしまった感じで可笑しい、かなりの面白。帰って早速ジャヒョンに税関の件を聞きに行く。聞いてびっくり、関税で5000円くらい取られるらしい、最悪。でも明日届けてくれるというのでまあそこには救われた。しかし納得できない。いろいろ調べてみると韓国の税関は比較的厳しいようで、今回はついてなかった、こういうこともあるのかと、何とか自分を納得させる。今更新しいの買うわけにも行かないし、とにかくカメラがないといろいろ不便なので早く戻ってくることを祈る。しかしホントに明日ちゃんと来るのか心配。まあしようがないのでビデオ編集の続き。とりあえず比較的前から考えていた方法を試しにやってみる。またシャンリンが変な日本語でやってきたりでいちいちオモロい。晩飯をコミュニテイルームで日本人3人で。また増山さんにご馳走してもらうかたちになってしまい、申しわけない気分。シャンリンの面白日本語話や税関の話しなど。編集の続き。夜中までかかってさっきのプランをとりあえず一通り終わる。どうなのかよく分からないところなので、また保留。

2008/09/07 (Sun)
昼12時に起きる。案の定生活がずれてきて素晴らしいったらありゃしない。なんとなく動画再生ソフトのメディアプレイヤークラシックをバージョンアップさせたらフラッシュの動画は見れるようになったので良いのだが、DVDとかビデオ作品のファイルとかを再生すると動きがぎこちなかったり画質が悪くなったりで、嫌になっちゃう。でも再起動とかしていたら良くなったような気がするのでまあ良し、というどうでも良いことでもう4時、何やってんだか。ビデオ編集の続き。とりあえずそれぞれの要素ごとに整理する。こうやって並べてみると、イマイチはじめ思った以上に面白くない。どうしたものかね。ホワイトハウスに晩飯。増山さん、ジョー、水川さんの4人で行くが、編集があまりうまく行かないので、気もそぞろ。そそくさ帰ってきたら次はまたも税関から来た手紙が気になってしまう。内容を調べたいが、このパソコンでハングルは入力できない。いや、できなくはないが、あまりお手軽な感じではない。でもネットで探すとハングルWEB入力システムというのを発見。1コ1コの記号を選択肢で選んで入力して、かなりめんどくさいがそれをウェブ翻訳したらなんとなく内容が読める。ちょっぴり感動。しかし、あまりにもめんどくさいので挫折、明日オフィスに聞けばそれで良いわけなので、全く無駄に時間を過ごしてしまった。何やってんだか。ビデオ含めてオープンスタジオをどうするか、かなり難しいところ。だらだらしている場合ではない。しかしなんか最近いろいろと、イマイチ調子が出てこない感じで困ったもんだ。

2008/09/06 (Sat)
起きたら11時過ぎ。またこのままずるずる遅くなりそうな予感。昨日はほとんど作業出来なかったので、続きのビデオ編集、とようやくやり始めたところで昼。増山さん、シャンリン、水川さんの4人でコミュニティルームで飯。増山さんが日本一時帰国時にいろいろご飯のおとも的なやつを入手してきたそうなので、米を炊いて食事。しかし自分は何にも提供するものも無く、手伝いもできなくて申しわけない感じ。そういえば、昨日の夜中にやったバトミントンで、どういうわけかアゴの関節をどうにかしたっぽくて(無駄に力みすぎ?)なんかアゴ痛い。一体なにやってんだかね。部屋で編集の続き。しかし昨日の税関から来たハングルのみの読めもしない手紙が気になったりで集中できず。まあ月曜まで大人しく待ってオフィスにもう一回聞きに行くしかしようがない。それでもいろいろと気が散って思うように進まない。夜になってようやくぼちぼちとエンジンがかかり始める。とかいいつつちょうどワールドカップの最終予選をやっていたりするのでテキスト速報でみたりしながら、結局5時前までかかって取り込んだ分の使えそうなところを一通り切り出し作業が終わる。結構大変だ。また生活が夜型になってしまいそうで、なんとかしたいものだわな。

2008/09/05 (Fri)
10時前に起きる。やっぱ寝る時間が遅くなってずれて来た。起きてようかん食べながらビデオ編集の続き。すぐに昼になって増山さん、シャンリン、水川さんの4人でホワイトハウスに昼飯。今日はまだ食べたことの無いメニューで、小さいタコと豚肉などがコチジャンで辛く炒めてあるやつ。良いけど辛い。郵便が届いているので開けてみると、どうやら修理に出してようやく戻ってきたデジカメが税関で止まっているらしい。慌ててオフィスに駆け込んでジャヒョンに聞くとどうやら仁川の税関まで取りに行かないといけないらしい。遠い、超めんどい。なんとかならんもんかね。2時過ぎから昼飯の4人でホンデに行く。久しぶりの外出。バスに揺られてまずはギャラリーLOOP、チャンドンスタジオのサラウが出していたりで羨ましいかぎり。展示は今ひとつ良く分からなかったが。キュレーターとも会うがあまり脈は無さそうか。それからサムジースペース。展示換え中だったがなんとなく見てみる。増山さんはスペースをかなり気に入ったみたいだ。でもあとから聞いたところ、どうやら近々閉鎖するらしい。残念。近くのundo cafeというところでシャンリンが写真の展示をやっているというので、皆で行く。お洒落なキャッフェ。シャンリンの友達も2人来て、皆で軽く呑みつつ話す。腹が減ったので移動して韓国初のパスタ。選んだのがそういうものだったのか、またちょっと辛い。やっぱ辛いのが皆好きなのだろうかな。画材屋に寄りつつ、またいい感じのカフェバーみたいなところで呑む。やっぱホンデはゴーヤンと違って若者の街で活気があっていい感じだ。終電を気にしつつ、スタジオに1時過ぎに着く。ちょうど韓国人作家たちが駐車場でバドミントンをやっているのに混ざったりで結局寝たのは4時前。

2008/09/04 (Thu)
今日も8時半頃起きられた。こりゃすごいね。とはいいつつ微妙に酒が残っているような気もしなくは無い。オープンスタジオ用のビデオ編集の続きをやる。しかし今ひとつぱっとしない感じ。そんなことしているうちに昼、増山さんと水川さんと飯、ジョーが気に入っている名前不明の店に行く。増山さんと水川さんはトンカツ、僕はこの店でまだ食べてないやつにトライしたくて、認識できたポックムパム(炒飯)という文字を頼りに適当に頼む。待っている間にオッサンが来て、店のオバサンになんか文句を言っている。かなりの口論になって、物投げたりとかするんじゃないかとヒヤヒヤ。一体どういうことでもめているのか全く不明だが、こういうこともたまにある。さて、注文したのはどうやらシーフードのチャーハンだったらしい。なかなか悪くない。ただ、量がちょっと少なくて残念。もろもろドゥベロマートとかで買物しつつ部屋に戻って編集の続き。ここは気持ちを切り替えて、もう1個別のやつ(日曜早朝のシニア向け番組)のほうに着手。まずパソコンに取り込む。はじめはDVから更に絞り込んで取り込もうとするが、大変なので丸ごと取り込む。あらかじめVHSからDVに移すときに大体の使いどころを選んでいたのでまあいいや。いざはじめると意外と大変。かなりだらだらとやっていたので、使えそうなところを切る作業で半日やってようやく1話分。この先が思いやられる。

2008/09/03 (Wed)
朝8時過ぎに起きる。ここ最近どういうわけか早寝早起き。素晴らしい。今日もよく寝たので、昨日の凹みも少しは回復。まあやるべきことをやらないとだ。スカイプのチャットで、シャンリンと話していると(彼は忙しくて寝ていないらしい)先日の設置の際のジョーとの一件についてかなりたまっていたものがあったらしく、爆発。すごい勢いで書き込むので相槌打つので精一杯。まあとにかく2時間近くやって、言いたいことを書き尽くした感じで、スッキリしたようだ。でもやはり、こうやってぶちまけるということは、納得できていないということだろうから、今後の関係が気にかかる。大丈夫かなあ。シャンリンが撮ってくれていた展示の写真をレタッチしたり、オープンスタジオ(なんだかんだであと3週間位だ)のプランを考える。まああまり良い考えは浮かばない。そうこうしていると夕方5時ごろ。今日はパクさんの個展のオープニングが以前にギャラリーツアーでも行ったチョンダンのギャラリーであるというので、増山さん、水川さん、ジャヒョンと休暇中のはずのモクさんの車で行く。途中渋滞とかもあったが1時間ほどで着く。パクさんは社会的な写真で評価されているようだけど、今回は比較的柔らかい感じで日本と韓国で撮った写真が混ざってあるようだ。ゴーヤンの作家たちのほとんどが来ている。引き続きそのまま近くの焼肉居酒屋みたいなところで皆で飯と酒。思えばこの1週間のうち5日間焼肉で、いつも肉にく言っている僕でも流石に食傷気味。昨日と違ってまあいい感じに楽しく酔っ払えたので良かった。またモクさんの車で11時頃にスタジオに着く。一息つく間もなく、パクさん(やはり宴会部長)を囲んで何人かで2時ごろまで引き続き呑む。

2008/09/02 (Tue)
昨夜9時ごろには寝てしまって、8時ごろ起きる。11時間も寝てる・・・。今日からグループ展「OUTSIDERS」開始。朝、作品のキャプションをつけて全部の準備が終了。まあ何とか始まったと思ってスッキリした気分。まあやるだけやったかと思うけどどうなんかな。とりあえず手持ち無沙汰な感じになる。そういえば、ポスター以外に告知をしていなかったことに気が付いて、韓国で名刺交換したひととかにあわててメールを送っておく。まああまり効果ないかもしれないけど。うだうだしつつ、やはり何かしないとなあと思って取り込んでおいたビデオの編集をちょいちょいとやりはじめる。どこかの美術館のキュレーターが来るということで、みんななんとなくギャラリーに集まる。すごいおばあちゃんだったからどうかなあ、と思ってちょっと引き気味で参加。増山さん、シャンリン、水川さんはちゃんと説明しているみたいだったけど、自分はシミがなんとなく説明している感じだったのでまあいいやと思って、引き揚げて部屋で編集の続きをやる。しかしそれではだめだったのだ。6時を過ぎて、オープニングが始まる。まあ予想していた通り、人は来ない。ここの滞在作家とかだけ。特に誰とも会話せずに終わってしまう。しかし増山さん曰く、さっきのキュレーターと話がうまく行ったらしく、シャンリンと水川さんの3人は早速展示に誘われたみたいだ。ここで自分の不甲斐なさに大いに凹む。やっぱ駄目だわ自分。ちゃんと粘ってやんなのかねえ。心うつろなまま皆でホワイトハウスに移動。ビール呑んで腹も膨れてなのであまり食が進まない。しかも増山さんにはシミからさらに他の展示を紹介してもらったそうで、さらに大いに凹む。まあ実力もそうだし、日頃からコミュニケーションしてるかもあるだろうと思うのけど、両方において自分は何も出来ていないのだと思うと、自分の駄目さ加減にがっくりくる。部屋に帰って早速ふて寝。

2008/09/01 (Mon)
朝9時ごろ電話で起きる。まだまだ寝足りないところだけど何とか起きる。今日はグループ展前日ということでライティングをやるみたいだ。10時ごろギャラリーに行ってみるとぽつぽつとみんな集まってきたりで最後の調整。一応、自分の設置は全て終わっていたけれどなんか釈然としないところがあって、終わった感じがしない。何個か手を加えてようやく少しスッキリする。ジョーはドーンとこれからソウルにいくみたいだ。そうこうすると昼時になったので、増山さんとコミュニティルームで飯を作る。加藤さんがくれたご飯を炊いて、僕は味噌汁を担当。増山さんは手早く野菜炒めと餃子をつくる。水川さんとシャンリンの4人で昼飯。増山さんが日本帰国時にドンキホーテで買って来たという鮭フレーク(?)がやたらうまい。何杯かおかわり。いよいよライティング、モクさんが登場。まず増山さんと水川さん、サクサク終わって僕の番。なるべく全体にフラットな照明がよかったのでいろんな位置からあーでもないこーでもないとやってかなり時間がかかってモクさんも汗だく。そんな折、ジョーが帰ってきてちょっとした事件発生。ジョーが、シャンリンと話し合いもせずに作品をシャンリンの写真が展示してある壁の隅に設置していて、シャンリンが邪魔だと勝手に移動。二人で言い争いになる。僕は、あまり関わらないほうが良さそうというのもあったけど、自分のライティングでいっぱいいっぱいだったから遠くからちらちら聞くのみだったけど。相当険悪な雰囲気。二人ともの言い分はすごくわかる。最終的にはジョーが折れて、ジョーはいくつかの作品を引き揚げて、別のところに移動。ようやく自分のライティングも納得行く感じにできて、シャンリンやジョーも速攻でライティング終了。まあ今後、二人の関係がギクシャクしたりしないことを祈るのみ。そんなことを言いながら、増山さん、水川さんの3人で晩飯。ゴーゴールマダンでビビンバ。8時ごろ部屋に帰るとどっと疲れが出て即、寝る。

2008/08/31 (Sun)
昨夜は部屋に帰るなり速攻で寝られた。起きたら昼12時。12時間ぐらい寝た。起きてまずは昨日ジョーから貰ったポーのぬいぐるみを屋根の天辺に乗せる。それから展示の設置作業の続き。思いつきでお菓子とかの袋の切れ端をマスキングテープで繋げていく。オープニングは火曜だが、今日中に完了させないとマズイらしい。まあ大体作業も完了して先が見えているところなので問題ない。一段落して部屋に帰って急に思いついたことをやりにギャラリーに戻ったりの繰り返し。そうこうしているともう夜、増山さん、シャンリン、水川さんの4人でホワイトハウスに行く。今日もまた焼肉、サムギョプサル。ここ4日間の晩飯のうち3日が焼肉ってのはすごい。皆ほぼ設置も終わったのでビール呑みつつ。部屋に帰ると急に寝くなる。昨日結構寝たけどまだ寝足りないのか。うとうとしつつ、また思い出したようにギャラリーを見に行ったり。でも水川さんが住んで居るわけなので、ちょっと気を使う。あまり夜中だとまずいかもな。でもまあ、ほぼ完成。大概設置には展示の初日ギリギリまで(もしくは始まってからも追加したりもあるけど)かかるものだけど、今回は意外とすんなり出来た。とか言いつつ夜中も何度も見に行ったりしているとジョーも追加の作品をいよいよ設置しだした。僕も往生際が悪く、何か足りないような気もしてうろうろ。

2008/08/30 (Sat)
(昨日の続き)展示の準備でまずは、シャンリンや増山さんの手伝いをする。シャンリンは早速写真も貼り終わってライティング。別のところにプロポーザルを出すために写真が今日中に必要だとか。ようやく3時ごろから自分の展示の設置作業スタート。はさみで切って両面テープのやつを壁にひたすら貼りつける。かなり面倒な作業。シャンリンは5,6時頃に全ての作業が終わったみたいだ。僕はまだまだ先が長い。結局寝ずに朝10時頃ようやくはじめの作業が終わったあたりで増山さんが起きて来て、続いて空き缶の柱を設置。ちょっとてこずりつつも終了。割といいペースで来ている。増山さんとホワイトハウスに昼飯。今日は暑いので久しぶりにネンミョン。この前出来たばかりのビデオ作品をムービー書き出してエンコードしてオーサリング、DVDに焼く。どういうわけか音がどんどんズレて行ったりして何回かやり直す。増山さんのプロジェクトの招待作家、水川さんが来る。彼女も増山さんが選んだだけあってかなり面白い作家なようだ。ここ2週間寂しかったけどまた日本人作家の人数が増えて嬉しいところ。増山さん、シャンリン、水川さんの4人でグヮンサンに晩飯を食べに行きつつ、展示のポスターを貼ることに。飯はシャンリンの案内で豚カルビの焼肉。全く寝てなかったので焼酎が廻る。かなり眠くなりつつポスターはかなり貼った。飲食店やコンビニやらパン屋やらバス停やらガソリンスタンドに交渉しつつでおそらく20枚くらい。これもプロジェクトとして面白い。夜11時頃帰るとジョーがプレゼントがある、というので何かと思えば、テレタビーズのポーのぬいぐるみ! ソウルのフリーマーケットで買ったらしい。なかなかオツだね。

2008/08/29 (Fri)
引き続きカタログ用の作業をやったりして朝を迎える。気が付くとコオロギの音が聞こえる。秋だねー。いつどこから入ったのか分からないがどうやら部屋の中。寝るとき結構うるさいかもしれない、捕まえて窓から逃がそうと考えて、音がする感じのほうに歩いて行くとぴたっと止まってどこにいるかわからない。何度かそんな駆け引きをしつつ、ようやく居場所がわかる。格闘の末捕獲アンドリリース。カタログのデータを渡して、今夜、増山さんが帰ってくるが、オフィスが閉まってしまうのでグループ展で使うものとかを頼まれて代わりにとりにいく。スンキョンがいないのでシミに聞くとドリルドライバーやら工具関係はいいのだが、マットレスなどの寝具一式(増山さんの展示はギャラリーの中でレジデンスをオーガナイズ、実際に参加作家の人がギャラリーの中で寝泊り、制作するという流石なかなか唸らせられる企画)などは駄目とか言う。なんでかすごく怒られた気分になりつつ、非常事態と焦って増山さんに連絡すると数分後にはシミとモクさんが二人でギャラリーの中でベッドやらをセッティングしている。あれれなんなんだこれは。かなり混乱した。自分の聞き方がまずかったのかな。するとシミがやってきて、僕の作品のことは分からないので説明してくれと部屋に来る。苦し紛れにいろいろ言ってシミはとりあえず納得してオフィスに戻る。やはりシミとの相性が悪いのかな? 解せない。なんとも釈然としない気分で寝る。昼1時過ぎ。夜8時に起きてホワイトハウスでスンドゥブチゲ。帰ってきたらまた寝てしまう。やばいね。シャンリンのノックの音で目が覚めて、増山さんも2週間ぶり日本から戻ってくる。軽く呑んだりしつつ、早速展示の準備。

2008/08/28 (Thu)
朝方4時頃にシャンリンにスタジオの写真を撮ってもらいつつ、二人で朝飯を食べる。部屋に帰って写真の加工。オフィスが開いたのでグループ展のことでスンキョンに聞きに行ったりしつつ、なんだかんだで昼12時過ぎに寝る。展示がこれでイケるのかイマイチな感じで気掛かりになってなかなか寝付けず。ノックの音で起きたら夜7時過ぎ。めちゃ眠いのでのろのろ出たら誰もいない。どうやらシャンリンだったらしく、起きて彼と二人で晩飯に行く。ホワイトハウスで久々のサムギョプサル(豚の焼肉)。ここのところ一人で夕飯に行くことが多かったのでしばらく焼肉を食べていなかったので非常にうれしい。飯のついでに先日ようやく出来上がったグループ展のポスターを店に貼ってもらうようにお願いする。続いてチョイスマート、ゴーゴルマダン、ドゥベロマート、ジョーが最近気に入っている飯屋(名前不明)、バス停、その近くの豚焼肉専門店。つぎつぎと貼っていったところで持ってきた分のポスターが無くなった。全部馴染みの飯屋かスーパー。これで(この田舎で)誰か来たらすごいことだ。部屋に帰ったら昨日提出したカタログのデータのダメ出しをされたので直す。むしろダメ出しとは本来関係ない、印刷のときの外トンボの塗り足しの分を写真に付け足したりしてそれにやたら時間がかかった。まあこれで良しとして、明日持っていくことにしよう。そんなことしている間の朝方4時、またシャンリンとコミュニティルームで飯。これもここのところ結構定番みたいになってきた。てかグループ展の作業やれていない。やばい。

2008/08/27 (Wed)
なんだかんだで寝ず。9時過ぎ朝飯つくりにコミュニティルームに行くとスタッフのジャヒュンに今日はカタログのデータの締切日だから、としっかり釘をさされる。大体のページ構成は出来ていたけど思うところあってシミに聞きに行くと、やはり予感的中。ということで最初の2ページをやり直し。まあでも聞いといて良かった。早速構成をパソコンでいろいろやっていると、シミがやってきて、一昨日の晩、ジョーと屋根の上で走り回っていただろう、とか言われてヤバ。てか何で知ってるんだ? テラスでサッカーやっていてボールが屋根の上に行ってしまったから取りにハシゴで登っただけだと言ったら納得したようで、これからは気を付けるようにてことで特にお咎め無し。しかしやっぱ屋根は駄目なのか・・・お金を下ろしに自転車でLKマートのATMに行く、しかしなんか変だと思ったら違う銀行のATMに変わっていた。おかげで手数料がかかる、と言っても800ウォンだから日本よりは安い、でもやはり最寄のATMがなくなってちょっと不便。うだうだとカタログの構成を考えてる間に夜、ジョーと彼女のドーンの3人でゴーゴルマダンでビビンバ。久々に晩飯を複数で食えた、けどなかなか話がうまく出来ない、眠いし頭が廻らない。部屋に帰ってうたた寝しつつカタログデータをようやく提出。スッキリついでに久々に散髪。朝方、シャンリンにはじめのページ用のスタジオ写真を撮ってもらってる間に朝を迎える、しかし今また寝たら爆睡しそうな気配。

2008/08/26 (Tue)
朝方まで酒呑んで、だったのでそのまま寝ようかと思ったが部屋に帰ってビデオ編集の続きをする。先日出来たはずの超イージーなやつだけど、どうもしっくり来ないところがあって速度を変えたりいろいろやっているうちに、果たして良くなっているのか、これはイケてるのかどうか分からなくなってくる。まあいわゆる、ドツボ。昼12時過ぎまでやるが、結局納得いくような感じに出来ず、ふて寝を決め込むしかない。起きたら夜10時。終わってる。毎日晩飯だけはちゃんとしたもの食べようと唯一の楽しみだった外食、しかしもうこの時間近所の飯屋は閉まっている。あわててチョイスマートに駆け込んで軽食類を買って来て、食べ終わったあたりで激しい腹痛。盲腸か? とか思いつつ横になる。夜2時ごろようやく良くなってくる。単なる腹痛だったようだ。グループ展のポスターがようやく出来上がって(あともう1週間後に迫りつつある)、シャンリンやジョーがぼちぼちと準備をギャラリーではじめていたりするので、一応スペースをみつつ、ビールの空き缶のやつを持っていって高さをみてみたりしてみる。しかし、いまいち作品全体のイメージがつかめない。この展示どうなることやら。部屋でビデオの続きをやってまたなかなかうまくいかなかったり、急にネットに繋がらなくなって何度もパソコン再起動とかしている間にもう朝。まただんだん眠くなってきたりして、さっきあれだけ寝たはずなのに困ったもんだ。

2008/08/25 (Mon)
そのまま起きてオフィスが開くのを待つ。何日かぶりにようやくシミが来ているようなので今度のグループ展の作品のタイトルになる英文の韓国語訳を聞きに行く。そしたら日本語でだと何になるとか、まあ要するに英語の直訳だと簡単だけど、実際どういう意図でこの英語のタイトルになったわけだとかですんなり教えてもらえない。特にそんな深い意図があったわけではないので戸惑う。まあ自分でネットで調べた訳とかでも問題無さそうなのでとりあえずオッケということにしておいて寝る。昼12時。なんか寝足りない感じで7時ごろ起きていつものように早速晩飯(朝飯?)。ホワイトハウスでスンドゥブチゲ。最近焼肉食べてないのでちょっと食べたい気がするが、一人では注文できないらしい。部屋に帰ってスカイプしつつ両面テープ貼り作業したり久しぶりに風呂に行ったり。そうこうしてるともう夜中。ジョーが呑もうということで、コミュニティルームでドーンと3人で呑む。途中2階のテラスに移動してサッカーしたりしているとジョーが蹴り上げたボールが屋根の上に行ってしまう。相変わらず屋上への扉は全裸で警察事件以降鍵が掛けられてしまっているので困った。なんとかハシゴを見つけ出して登る。ボールを取って、ちゃっかり屋上へのドアの鍵もオープン。ジョーと二人でしばし屋根の上で呑む。やっぱここからの眺めは創作に必要なんだよとか言いつつ。ちゃんと元通り鍵をかけてコミュニティルームに戻ってプレミアリーグの試合を見たり。そんなこんなでもう朝7時。今日はほとんど作業をしていないが、酒呑んで眠いのでもう寝ちゃおうかな・・・


2008/08/24 (Sun)
シャンリンと朝飯のあと、ビデオ編集の続き。昨日の夜中(というか今日の早朝)に編集途中のやつを見せたりして、彼がなんとなく言った言葉が編集のヒントになって切りどころを自分の中で明確にできた。まあどうってことないことだけど助かった。そんなことをやっている間に昼の2時過ぎ、とりあえず一段落したのでようやく寝る、夜7時に起きる。もう完璧昼夜逆転だけど、ここ最近はやることもあるので基本だらだらながらちゃんとやれていると思うので良しとしましょう。起きたら早速晩飯に行く。今日はちょっと歩くけど中華屋でポックムパム。いわゆるチャーハン。普通のチャーハンだけど皿のとなりにジャジャンメンのたれの黒味噌(?)が入っていて、混ぜて食べる感じ。普通のチャーハンが食べたかったのでちょっとがっかりしたけどまあまあ。またちょっと気持ち悪くなるくらい腹一杯(たいした量でもないので、もしかすると最近胃袋が縮んできているのかもしれない)。部屋に帰るとテレビをつけてしまってオリンピックの閉会式をだらだら見てしまう。結局番組が終わってからようやく作業開始。今日はまず録リためていた番組をVHSからDVに移す作業。コレが毎回結構時間もかかってめんどくさい。特に日曜早朝に録画しているオッサンオバサンオンリーの番組。休み休みで夜中すぎまでかかって何とか終了。10月にまた怪しげなグループ展がソウルであって、そのための作品画像を加工したりキャプションを考えたりする。途中また朝6時ごろ、シャンリンとコミュニティルームで朝飯。二日連続。それにしても最近篭ってばかりだ、まあしょうがない。

2008/08/23 (Sat)
結局寝たのは朝11時前、起きたらもう7時前。やになっちゃう。デジカメの修理センターから見積もりメールが来ている。思ってた以上に高い。でもこれもしょうがない、そのまま修理してもらうように返事する。とかいいつつ、新しく買ったほうがよかったかな、と今になって思ったり。もう8時なのであわてて飯(このあたりの飯屋は閉店の時間が結構早い)。ホワイトハウスで久々にオジンオプックム(イカの辛く炒めてある感じのやつ)。しかし暴力的なまでに辛い。毎回頼んだあとにちょっと後悔する、でもしばらくたつとまた忘れてしまうのだ。ちょうどオリンピックの野球の決勝戦(韓国対キューバ)をやっていて、他のお客や店の一家もそろって観戦。店を出てタバコを買いに行った隣のチョイスマートでも何人かで観戦していたりで、部屋に帰ってもなんとなく気になって最後までみてしまう。しかし韓国つえーな。試合終了後、トイレで会ったモクさんやセオジュンにおめでとうを言ったりする。こんなんでもう結構な時間だ。とりあえず昨日のカタログの写真選びのつづきをやったり、両面テープを貼ったりする。写真はとりあえずこんな感じかなというところでまた保留。夜中すぎからビデオ編集。ようやく、朝ドラのラストカットを繋げる当初のプラン通りの編集に着手。でも微妙に切りどころが分からない。毎回同じような感じ(フォーマット?)で終わっているはずが、日によって結構タイミングがずれたりしているのでココという感じでサクサク進めずにちょっと苦戦。朝方5時、シャンリンがやってきて久しぶりに結構話す。お互いの今やっていることを見せ合ったり、東京のオルタナスペースとか教えたり、最後には二人でコミュニティルームで朝飯作って、朝からビール呑んだり(といっても二人ともこれから寝る感じ)。まあグループ展も近づいて来たし、そのほかでもいろいろとシャンリンはかなり忙しそう。結局2時間くらい話していたようだ。

2008/08/22 (Fri)
朝8時すぎに寝て起きたら夕方5時。一日中雨だったようで、結構寝てしまった。オフィスが閉まる前に昨日聞きそびれた翻訳をしてもらおうと行くと今日はモクさんしかいない。どういうわけだ。まあ月曜日に、ということでまた延期。データの締め切りが週明けにあるのでオープンスタジオのカタログ用の写真を選ぶことにする。今までのカタログを見ても結構立派なカタログだからどうすっぺかなあ、しかし改めて整理してみて、作風のまとまりの無さに我ながら途方に暮れる。そうこうしているとお楽しみ(?)の一人DE外食時間。今日はゴーゴルマダンでビビンパ。ここのやつは他のところに比べて野菜だらけでかなりヘルシー。今までなかったと思うが、おかわりのライスとテンジャンチゲをサービスで出してもらえたっぽい、嬉しいね。腹一杯でビール呑みながら作業の続き。なんとなく今回ここでもやっている小人シリーズとテレビ番組使ったシリーズの二つは必須、ということで絞ることが出来たが、もうちょっと他の要素も入れたい。けどどうにもまとめようが無くて先に進めない。しょうがないので昨日のビデオを見直す。昨夜かなり悪戦苦闘の末ボツになったモーフィングを使ったほうがあきらめきれずどうにかならないかといろいろやってみるが、結局できず。まあもう一つの簡単なほうでいいのかもね。またカタログの写真選びと構成をやっているともう朝。腹減ったので袋のインスタントラーメンを開けるとスープ類が何も入っていない。麺のみ。道理で買ったとき安かったわけだ。麺つゆと錦松梅(結局ご飯のふりかけとしてはほとんど使うことなくついに使い切ってしまった)で味付けして食う。

2008/08/21 (Thu)
やはり生活リズムは変わらず、寝ずに作業。そこそこはかどって8箱全部の両面テープ貼りがとりあえずは終了。朝8時すぎに寝る。昼3時ごろ起きてタバコ買いに行ったりネットでもろもろ調べものしつつ、オフィスに行って簡単な文章だけど韓国語に訳してもらおうとジャヒョンに聞く。が分からないということで、なんでかトマトジュースを貰ったり。今日はスンキョンやシミは休みなようで、また明日にしよう。トイレでパクさんに会ったのでこの前の泥酔&介抱のことを謝る。またしてもグルーガンがとれてしまったので空き缶のやつを軽く直したり。針金通したからグルーガンは必要無いかもしれないけど。急に思い立ってこれまでひたすら録リためていたビデオをパソコンに取り込むことに。今回はまずは昼ドラ(と言いたいところだが実際は朝ドラ。しかし内容は朝っぱらにもかかわらずかなりドロドロっぽい。)だけを抜き出して取り込む。そうこうしてるともう夜7時過ぎ、飯の時間。久しぶり(一時帰国の前以来だから結構前だ)にトンカツが食べたくなったのでワワに行く。また一人。鬼のようにでかいトンカツが出てきてびっくり。残すのも悪い気がしてかなり無理無理食べる。かなりキツかった。ビデオ編集の続き。さっき取り込んだ朝ドラとは別のドラマでいきなり思いつき作品。それでもいろいろ紆余曲折をへて(モーフィングとかいろいろやってみたがしっくりせず、相当てこずりながら)見た目全然手の込んでないアホみたいに簡単なのが出来上がる。それなりにがんばったつもりだけどあまりにも簡単すぎるかなあ。でもとりあえず1コでーけーたー。てことにしちゃおう、もう朝だし。


2008/08/20 (Wed)
気が付いたら朝7時。ちゃんと布団で寝ている。あれれ、でも昨晩呑んで、、、記憶が全く無い。どうやら誰かに介抱されて部屋まで帰ってきているようだ。扇風機は全開で僕のほうに向けられ、そばにはコップに入った水が。昨晩一体何が起こったのだ? 恐ろしや。それにしてもここに来て何度か記憶がトンでいる。今までこういうことは無かったのになんでだろ。歳なのか? 恐ろしや。まあ前日一睡もしていなかったしそれがまずかったのかも。しかしモーレツな二日酔い。水をしこたま飲んで二度寝を決め込む。昼2時前にスンキョンが来てようやく起きる。9月のグループ展のチラシについてもろもろ。しかし全然酒が抜けていない。ジョーによるとパクさんが引きずって部屋に連れてきてくれたそうだ。今度お礼言わないと。二日酔いでもの凄く気持ち悪いが、ぽつぽつと作業の続き。無論、はかどらない。そうこうしているともう夜。昼間全く食欲が無かったが、ぼちぼち食べたくなってきた。また一人で飯。今日はゴーゴルマダンでテンジャンチゲ。結構食べ足りないくらいにハラペコだった。帰り道、小人に使えそうなゴミをあさる。スタジオに帰ってお茶のお湯をいれにいくとヒソンがいて、大丈夫? とか聞いてくる。相当酔っ払って吐いたりもしていたらしい。最悪、かなりの醜態をさらけ出してしまったみたいだな。しかも記憶が全く無いと来たもんだ。なんてこったおそろしや。まあ済んだことだ、今更どうしようもない。


2008/08/19 (Tue)
前の日寝すぎたのでそのまま起きて両面テープ貼り作業の続き。4箱目を終え、5箱目に突入。財布忘れたりで引き返したりしつつ、昼10時前デジカメを修理に出すために郵便局のある隣町グヮンサンまでバスで行く。韓国のEMSは日本よりだいぶ安いので大したことないと思っていたら意外と高くついた。でもこの際仕方が無い。眠くなってきてフラフラする。Lマートでコマゴマとお菓子やら買出し(一応今度のグループ展の作品のため)してスタジオに帰る。オフィスに行ってケーブルテレビの請求書の話しをして自動引き落としにしてもらうようにケーブル会社に電話してもらう。なんか面倒なことになったみたいだけど、なんとか手続きが終わったみたいだ。昼4時から9月末にあるオープンスタジオの全体ミーティング。スタジオアーティスト22名のうち今まで見たことの無い韓国人作家も含めてほとんどが集合。日時やカタログの話しなど。9月の上旬に釜山か光州のビエンナーレに皆でツアーに行く、というので多数決で光州に決定。こんな大人数で行くのだろうか? 修学旅行みたいになりそう。夕方6時から、パクさんが8月10日に結婚したので(残念ながら一時帰国中だったので式には出席できず)バーベキューパーティ。やはり流石の宴会部長、パクさん。さっきのミーティングから大多数が加わってなので結構な人数。寝てない&すきっ腹なので酒がめちゃ廻る。ジョーや彼女のドーン(若いころのトッド・ラングレンみたいっちゃみたい)とかと主に話していた気がするが、途中から記憶が無い。完全にブッ飛ぶ。ヤバイ。

2008/08/18 (Mon)
竹の焼酎で一人良い感じに酔っ払って昨夜結構早めに寝るも起きたら夜7時前。なんだよこれは。最悪だね。起きるちょっと前にシャンリンから晩飯さそいのメッセージがスカイプで来てたけどもう先に行ったっぽい。溜息。デジカメのメーカーに海外から発送して修理してまた返送してくれるか聞いていたメールの返事が来ていて、大丈夫そうという事で早速パッキング。プチプチが無いので新聞紙で何重もぐるぐる巻きにして。早く安くで直って帰ってきて欲しいところ。とりあえずもう夜だから明日朝イチで送ろうっと。晩飯(朝飯?)にまた一人でホワイトハウスに行く。最近、晩の一食だけしかちゃんとした食事をとらない感じなので、毎晩の食事が何よりの楽しみだ。スンドゥブチゲ。これを頼むたびに加藤さんを思い出す、彼もここに来ると毎回頼んでたから。この前アイスランドからの写真をメールで貰ったりで、景色もきれいだし奥さんと二人元気そうで何よりだ。今日も店のおばちゃんからおかわりとかサイドメニューとかいろいろサービスしてもらえてありがたい。部屋に帰るとポストにケーブルテレビの領収書、と今までてっきり思っていたが、金額を見てみるとなんかおかしい。あれれと思ってここ数か月分をみてみると、毎月ちゃんと振り込まれていないようで、延滞金みたいなのも加算されているようだ。金額がどんどん増えていっている。確か契約するとき、シミが銀行口座から自動引き落としとか言ってた気がしたのだけどな・・・。気を取り直して作業。今日は、はさみで切ったやつの裏に両面テープを延々貼る作業。はじめは展示の設置のときにグルーガンで付ければ良いやと思っていたが、熱に弱いのでリャンテに変更。これまた地味な作業でなんとか8箱のうち3箱、とりあえず終える。

2008/08/17 (Sun)
昨日寝すぎたので起きておく。グループ展用に金曜に写真を提出しなくてはいけなかったが、オフィスも休みだしのらりくらりとしていた。まだ未完成だから作品の写真もないし、過去の関連作品というのもないので(毎度のことながら思いつき作品なので)どうしようかと思ってずっと考えていたが、プランもままならないのに作品写真の提出ができるわけがない。まあなんとなくここ数日試しにやっていることに関連するような写真を、ということで朝方から撮ったりする。しかしデジカメ壊れたので困ったもんだ、携帯のへぼいカメラで撮るしかない。10時半ごろ眠さに耐え切れずテレビの前で寝る。2時半頃起きたらスンキョンから画像の催促メール。携帯のカメラで無理矢理撮って、画像も敢えて更に荒く加工したりして小癪な手段。ジョーにも催促が来たのだろう、廊下にはジョーもこれから写真を撮る感じでメントスを使った作品がイスでガードしてある。でもジョーは彼女と出かけているようだ。夕飯、また一人寂しく。一昨日行った中華屋でチャプチェパブを食べる。はじめてだったがこれ正解。はるさめみたいなやつと野菜炒めみたいなのがかけられた丼もの。辛くないし良い感じ。ただ極盛で出てきたのでもう腹一杯。部屋に帰ってあーでもないこーでもないと画像をいじりつつ録りためておいたビデオをみたりぐだぐだ。ようやくスンキョンに画像を送って、シャワー浴びて缶ビール取りにコミュニティルームに行くと久々にジョーと彼女、ドーン(やっと名前確認)がいたのでちょいと話したり。なんかはじめて会ったときより彼女が可愛く見えてアタフタして今日買い足したばかりの竹の焼酎に早々スイッチせざるを得ない。まあそんな感じで竹の焼酎うまいよねー。ブーム到来。


2008/08/16 (Sat)
昨夜竹の焼酎を呑んで早めに床に着くがどういうわけか寝つけず。寝れたら寝れたで変な夢をみて朝8時に目が覚める。寝たりずに二度寝して起きたら結構な夕方前で溜息、駄目な感じだ。今日は早めに起きて昨日切れたグルーガンの替えを買いつつ久しぶりにどこかに観光でも行こうかな、とか思っていたけど断念。朝見た夢が軽く気掛かりになって乙女チックにネットで夢診断しちゃったりする。悩みや心配事があるだの今まで逃れてきた責任が重く肩にのしかかってくるとかろくなことが書かれていないので嫌な気分になる。このままだらだらと過ごしてしまいそうで、これじゃイカンとせめてグルーガンの替えだけでも買いに行こうとバスに乗って南大門のアルファへ。細い両面テープと共に早々にゲットできるがヒートン(?)まあ要するに丸型のフックを探すが見つからず。ホンデの画材屋とかにはあるのかな。ハラペコなので近辺の定食屋に。オジンオトッパブ(イカの辛く炒めてあるやつの丼もの)、ちょっと辛いけどまあ好きかも。スタジオに帰ってテレビを点けるとオリンピックの野球の日韓戦をやっているので観つつ(ほかの韓国の作家達とは一緒に観づらいだろうな、という考えのもと)。早速買って来たグルーガンで昨日の続き。全長約5メートルのものがなんとなく出来ました。これがちゃんと直立出来たらオッケなんだけど。そうこうしてると日本が負けて他の部屋から歓声らしき音が聞こえてきたり。まあ残念なことなのでiPodの曲を総入れ替えしたりする。

2008/08/15 (Fri)
5時半に寝て1時半に起きる。なかなかどうして規則正しい生活。今日は9月のグループ展のパンフレットのための画像の締切日だったので、起きてまずはスンキョンにその画像のサイズとかを聞きに行こうかと思っていたけど、終戦日の今日は独立記念日ということで祝日らしくオフィスは休みのようだ。まあ気を取り直して昨日までとは別の、ここに来てからずっとやろうと思っていたビールの空き缶のやつを急遽グループ展でやったらどうかと思い立って作業。グルーガンだけでは無理なので、缶の底に穴を開けて細い針金を通すことにする。はじめは1個1個小さいドリルで穴をあけていたが、めんどくさくなって千枚通しでサクサク。ついでに針金も通す。何個かやってみたところでもう7時。ジョーは相変わらず彼女とよろしくやっているので(という配慮?のもとに)一人で夕飯に行く。今日はちょっと足を伸ばしてワワの近くにある、以前増山さんと行った中華料理屋。チャジャンミョン。茹でた焼きそばみたいな感じで黒味噌とかであえたやつ。前にパクさんに奢ってもらったことがあって辛くなかったし、今日はコレと決めていたのだ。まずまず、ここの中華屋意外といいかも。帰りしな、スーパーで竹の焼酎(ワイン?)を久しぶりに発見、早速購入。部屋に帰って続き、まあ小さい穴に数珠繋ぎな感じで針金通していくので地味だけど意外とすんなり終了。調子に乗ってさらにグルーガン。やっぱこれだね。しかし15本位繋げたところで替えのグルーが無くなったので早々に切り上げ。ある意味生活必需品なので買いに行かなくては。こんな感じで一日作業。まあたいした作業ではなかったが、今日は意外とはかどった気がする。早速買って来た竹の焼酎で晩酌。

2008/08/14 (Thu)
また朝5時までぐだぐだやってで、起きたら昼過ぎ。まあそれでもある意味ここのところ規則正しい生活。まずは昨日途中で挫折した、おばちゃんが新聞紙でよく作るような容れ物をさらに5個つくる。なんだかね。合計8個になったところで仕分け作業。一昨日あたりからやっている、いろいろな袋(菓子とか食品とかのパッケージを)チョキチョキはさみで切って、それを仕分けるため。なんて地味で華の無い作業。でも仕分けの容器をつくって大正解。随分作業がやりやすくなった。これは9月のグループ展用の作業で、ホントにこれでイケるのか自問自答しながら、しかしよく分からない。まあもうちょっとこの調子でやるしかないか。そのほか昨日壊れたデジカメをあきらめきれずまたイジってみたり。まあ結局駄目なものは駄目だ。しかしこっちから修理出せるのかな、今のところお盆休みのせいでなんともできない。今朝早くジョーの彼女がイギリスから来た。ちらっとあいさつするが、名前忘れた。まあ約4ヶ月ぶりなわけだから、あまり邪魔すると良くないなあということで、コソコソと一人寂しく飯に行く。途中モクモク白煙あげてトラックが行くのでびっくり。周りは火事みたいに煙だらけ。農薬? 普通に思い切り吸い込んだりしたけど大丈夫かね、と思いながら久しぶりのホワイトハウスでスンドゥブチゲ。店のおばちゃんがサービスで目玉焼きやらご飯のおかわりとかをじゃんじゃん持ってきてくれて、腹一杯。引き続きチョキチョキ切って仕分けて、試しに床に並べる作業しつつ、基本だらだら。なにやってんだかね。まあしばらくこんな感じが続きそうだ。

2008/08/13 (Wed)
起きたら酒が残っている。昨日の日記書いたり換気扇の配線を直したりもろもろしてると時間が過ぎる。なんとなく日記用の写真でも、とデジカメの電源入れてみたら、あれれ電源入んない。ついさっきまで大丈夫だったのに何でだ? いろいろ試すととりあえず撮った写真は見れるみたいだが、モードをカメラに切り替えると一瞬立ち上がるがすぐ切れてしまうようで、カメラのメカの部分がいかれたようだ。最悪。何でか知らないが、ここに来てかなりものが壊れたりしている気がする。まあでも、カメラを何度も床に落っことしたりしたもんなあ、時間差でやられたのかな。貰い物だけどかなり気に入っていたものだし、この日記のために必要だし、小人の写真を撮り貯めている途中なのでかなりショック。どっぷりと凹む。そんなときにジョーが来て、夕飯を食いに行くことにする。今日は近くのゴーゴルマダン。名前は良く分からないが、豚の炒めたやつ。結構辛いのであとさっきのショックで食が進まず。部屋に帰ってぐちぐち思っていると、またジョーが来て昨夜に引き続き二人でサッカーすることに。はじめはパスしあいながら、1対1のボールキープ合戦に。結構ジョーに取られっぱなしでくやしいところ。それにしてもめちゃくちゃハード。でもつかの間、カメラのことは忘れられた。汗でぐしょぐしょになって速攻でシャワーを浴びに行く。部屋に帰って今度のグループ展の作業したり、そこでちょっとした容れものが必要になったので、新聞紙でつくる小物入れ(おばちゃんが新聞紙や折込広告でよくつくるやつ)をネットでつくり方調べて作ったり。夜中、シャンリンと彼女のソジュンとラーメン食ったり。(まあとりあえず写真は携帯で撮っていくことにします。それにしてもイタイなあ)

2008/08/12 (Tue)
昨夜着いて早々、ぐだぐだして結局寝たのは朝5時。昼過ぎに起きる。こういう生活が染み付いてしまったわけだな、イカン。メールのアドレス帳整理をしつつ、9月頭にここでやるグループ展用の作品、といってもいまだに考え中でかなりやばいので、とにかく今のところあるヘボアイデアでシュミレーションしてみる。内職ばりにいろいろ袋をはさみでチョキチョキ切っていきます。そうこうしているともう夕方で7時。増山さんとジョーの3人で飯に行く。僕が日本に帰っているうちに新しい店を開拓したらしい。ワワと同じ感じのメニューで、ワワより旨いとか言うのでついて行ってみると以前一人で行ったことのある店。二人はトンカツで、何するか迷ったがオムライス。ハングルで書かれたメニューがなんとなく分かるようになっているのには我ながら良いんでないの。ビールをしこたま買って部屋に戻る。増山さんもジョーも着々と制作を進めているかんじで焦る。とかいいつつコミュニティルームでジョーと呑みはじめる。韓国の作家達も同じ部屋にいるがみんなオリンピックに夢中なようで、変な感じ。明日の早朝日本に一時帰国する増山さんもパッキングを終えて合流。3人で近くの生ビールが呑める唯一の店に行こうとすると、駐車場にタクシーが入ってきて、シャンリンが台湾からちょうど帰ってくる。久々に一緒に展示をする4人(展示タイトルは「アウトサイダーズ」に決定)勢ぞろい。結局生ビールの店は閉まっていて、となりのチョイスマートでまた酒買って、コミュニティルームに。皆で楽しく呑む。また最終的にはジョーと僕の二人、明け方駐車場でサッカーしたり。やっぱ呑むとこうなっちゃうわな、でもこうでなくちゃ。

2008/08/11 (Mon)
てな具合で2週間の一時帰国を経て、その間いろいろ準備が大変だったグループ展(吉祥寺アートセンターオンゴーイングへ是非。)もなんとか無事始まって一息つく間もなく再び韓国に。昼1時過ぎに家を出る。今日も羽田―金浦なので割と楽だ。雲を眺めて調子に乗って機内でビールを呑む。だんだん猛烈に小便しに行きたいところが着陸前でトイレに行けない。我慢。しかし限界、早く着けと祈るばかり。空港に着いて一目散にトイレに駆け込む。地下鉄とバスを乗り継いでスタジオに夜9時すぎに到着。2週間ぶりのスタジオ。居ない間にテレビとDVDプレイヤー(ビデオ付)をほかの展示で使うから、ということをスンキョンに言われていたので毎日番組を録画していたので困ったが、デッキは置いておいてくれたようで良かった。それよりも、カビが酷い。スルメやラーメンやタバコやらで作った小人がカビまみれだYO! すかさずカビキラー的なスプレー。あまり効いていなかったみたいだけど。早速ジョーにセジンと呑もうと誘われるが、セジンが忙しいのでまた今度。増山さんは数日後に日本に帰って展示があるそうだが、機械のトラブルやらでかなり切羽詰ってきたようだ。シャンリンは台北に一時帰国中、明日帰ってくるらしい。おみやげの生八つ橋を皆に配りに歩く。まあこんな感じであと2ヶ月ちょっと。こっちでのグループ展やオープンスタジオやら、結構がんばらないといけない、と言いつつまた一人ちびちびとビール。


2008/07/29 (Tue) - 08/10 (Sun)
日本に一時帰国中なので日記はお休み。

2008/07/28 (Mon)
一時帰国の日。結局もろもろやってると朝6時。シャンリンが外出先からスカイプで連絡してきて、島に行く待ち合わせの時間と場所をジョーに伝えてくれとか言うのでこんな朝早くでびっくり。一応ジョーに伝えたが、ちゃんと落ち合えたのだろうか、ちと心配。あとシャンリンは今日が誕生日らしい。おめでとう、という感じで寝て昼2時に起きる。シャワー浴びてオフィスにあいさつしに行きつつ、グループ展の話をシミにするが、相変わらず上手く話せなくて軽く凹む。スタッフのジャヒョンにアイスとトマトを貰う。4時を過ぎて空港に向かう。今回は仁川じゃなくて金浦空港で、来たときと違う空港なので早めに出かける、が結構思ったより早く着いて手持ち無沙汰。夜離陸。ソウルの夜景がきれい。しかし思うに自分はあまり飛行機が得意ではないようだ、どうも落ち着かない。まあまだまだ経験が浅いからかな。という感じで軽くびくびくしながら着陸。むしろ羽田で迷ったりで家に着いたらもう夜12時。子猫が家族の仲間入りしたようだ。それにしても東京暑い。そんなわけでとりあえず2週間の一時帰国の間は、この日記もお休みします。

2008/07/27 (Sun)
酒が残ってスッキリしない気分で起きたら昼4時前。今日は加藤さんのゴーヤン最終日、明日フィンランドに帰ってすぐにアイスランドのレジデンスに行くそうだ。布の色見本とか綿棒とか食糧とかを譲り受けたりする。6時を過ぎて展示の撤収を手伝う。さて、問題は二人で描いた2枚のドローイング。全部加藤さんに預かってもらうとか、真っ二つに切って各自2枚ずつにしたらどうかとも思ったけど、結局コイントスで各自1枚ずつ持つことになる。結果、1枚目のドローイングを僕、2枚目を加藤さんが持つこととなった。これはこれでどう保管しようかと思ったり。皆で記念撮影していよいよお別れ。やはり何ともいえない寂しさがある。今回お互いはじめてに近いコラボレーションということだったけどなかなか楽しく共同制作が出来て、そのほかにもいろいろとお世話になりました。どうもありがとうございます。またどこか出会えるといいですNE。増山さん、ジョーと3人で豚焼肉の店に久しぶりに行く。ここ数ヶ月でどれだけ焼肉食っただろうという感じ。部屋に帰って、録りためておいたVHSからDVに移し変えたり(結構大変な作業)、小人の写真を撮ったり。そして夜中の3時にようやく荷造り開始。僕も明日で2週間の一時帰国。小人のカビとビデオの予約録画、こっちでやるグループ展など、気掛かりなことも山盛りだけど。

2008/07/26 (Sat)
起きたら昼2時。ビデオのエンコードも終わったのでオーサリングしたり。これでうまくいくといいのだが。その間に、昨日買って来たものでゴーヤンでやるグループ展用の作品の試しにつくってみる。やはりなんかいまいちなんだよなあ。カビキラー的なやつはかなり効いているみたいでナイス。そうこうしているともう夜7時。加藤さんのお別れ会をかねて、パクさんが刺身の旨い店に皆を連れて行ってくれることになっていたが、加藤さんがソウルからなかなか帰って来ない。パクさんは韓国人作家たちを引き連れて、勝手に飯を食いに行ってしまって、いくらなんでもそりゃないだろ、とかなりびっくりしたが、あとから思うに、パクさんはこのあとに予定があったからなのだろう。とりあえず、加藤さんが来るのを待って、増山さん、ジョーの4人で夕飯、てことで隣町のグヮンサンに行く。いろいろ歩いて適当な店に入ってプルコギ。スタジオに帰って4人でコミュニティルームで呑み開始。はじめこんなんで寂しいパーティだなあと思ったら、セジンやミョンジン、キウンたち韓国人作家も徐々に加わる。この前のオープニングの酒の余りを材料にカクテルつくったり、ジョーをはじめ皆が小人つくったり。徐々にヒートアップ、部屋を暗くして各自持ち寄ったCDやiTunesでダンスパーテイ。皆で踊り狂う。増山さんがパフュームかけたりで大盛り上がり。朝6時まで呑みまくり。

2008/07/25 (Fri)
微妙に筋肉痛だが10時前に起きる。9月頭にここでやるグループ展のプランの確認のためにスンキョンとミーティング。やけっぱちプランなのでなんとも説明に苦しむ。雨が降ったり止んだりだけど今日は折角早起きできたのでジュンロ3ガの電気街に散策がてらビデオケーブルを買いに行く。ラジオセンターみたいなビルが南北にワンブロック繋がっていて、階を上がるにつれよりマニアックな部品とかになっている感じ。増山さんに教えてもらったモーターで往復するメカもチェック。これで1万ウォンなら安い。ビデオケーブルも安いのをゲットできたので満足。ついでに近辺をブラブラすると、時計や生地の専門店街や、屋台だらけのアーケードとかがあったりで楽しい。地下鉄で南大門の市場に移動、ポストイットを買ったり。この前洗濯機でモケモケになった帽子の替わりを探すがコレというのが見つからなかったのは残念だったが、やはりスタジオに篭もってばかりでなくたまには街に出て散策しないと。まあいかんせん遠いのが問題なのだ。まずまず充実した気分でスタジオに帰る。来週月曜から2週間日本に帰るわけで、その間のカビの問題が気掛かり。どうにかして防ぐ方法はないかとここしばらく考えていたが、カビキラー的なものをスプレーしておけばいいかもしれない、とチョイスマートでなんとか探し出して購入。これで大丈夫だといいけど。夜中2時から増山さん、シャンリン、ジョーの4人でチムジルバン(スパランド)の浴場でグループ展用の写真撮影。無論、全員全裸で。なんだかえらいことになってきた。

2008/07/24 (Thu)
昨日の南の島(といっても緯度でいうと九州より北だが)のフェスティバルが気になってとりあえず飛行機のキャンセル代と替わりの飛行機を探すがちょいと高いので断念。まあ今回はしょうがないや、大人しく日本に帰ります。書き出したムービーをDVD用にエンコードしつつ、いよいよコラボのドローイングお披露目の加藤さんの個展。設置途中のギャラリーを覗くとひっつき虫で写真が壁に止まらないそうで、両面テープを貼ったりの作業を手伝ったりする。夕方からオープニング。正確には自分の展示ではないのだけれど、妙にそわそわしたり。ソウルから遠いし雨のせいもあって、あまり人は来なかったが、加藤さんのいとこの幼稚園くらいの男の子とジョーが風船で遊んだりでかなりハッスルしてた。加藤さんともっと呑みたい感じだったが、オープニングが終わるとソウルの家に帰ってしまったので、雨も上がったので駐車場でジョーとサッカーしたり。隣りではシャンリンたちがバトミントンをやっていて、途中でバトミントンしたりまたサッカーしたり。昨日以上にかなりハードな運動。汗でパンツまでぐしょぐしょ、でも楽しいので良し。知らないうちに腕を擦りむいていたり。その後もジョーと二人でコミュニティルームで軽く呑む。久々の本格的な運動で(てかオープニングのあとにサッカーしたりバトミントンしたりってどういうオープニングだ)かなりくたくたになったので、今日はシャワー浴びて早めに寝る。

2008/07/23 (Wed)
昨日寝すぎたのでそのまま起きて作業。ビデオを書き出しつつ小人の写真撮ったり整理したり。ちなみにドローイングは月曜の夜に加藤さんが持っていって自分の役目は全て終了。加藤さんはまたソウルの家に行ってしまって明日オープニングでどうなるのか分からないけど。昼の1時過ぎに耐えられず寝る。3時にノックの音で目が覚めるとスンキョン、9月のグループ展のミーティングをするみたいだがめちゃ眠い。やけくそプランだったので展示のイメージも出来ない。とりあえず大まかな場所を決めて終了。ジョーと飯に行こうとしていたが、今日はシャンリンのプロジェクト(携帯電話をスポンジでぐるぐる巻きにして内蔵のカメラでムービー撮影、街の中でキャッチボールとかする)の撮影にソウルに行くことになっていたのを忘れていた。増山さん、シャンリン、ジョーとシャンリンの彼女のソジュンの5人でバスに乗ってまずは李舜臣の銅像がある世宗路へ。牛肉か竹島か定かではないがデモを警戒して物々しい雰囲気、小雨の中撮影スタート。何テイクか撮ってミョンドンに移動。人ごみの中をラグビーの如く携帯のカメラをパスして駆け抜ける。かなり迷惑で危ないけどなかなか楽しい。これが結構ハード。ヘトヘト&ハラペコ、ようやく皆で飯。初のしゃぶしゃぶ。しかもシャンリンが奢ってくれた。昨日シミからのメールで、韓国の南の島で(また例によって怪しげだが)アートフェスティバルがあるようだ。不確定だがギャラが貰えるらしく、僕以外の海外作家3人は参加を決めたようで、かなり気にかかる。だが。ちょうど一時帰国の日とモロかぶっている。南の島でバカンスな感じと聞くと羨ましくてしょうがないが、飛行機の予定を変えて行くべきかどうかかなり難しいところ。どうすっぺかなあ。

2008/07/22 (Tue)
例によって守衛のオッサンが勝手にガチャガチャ鍵を開けて入ってきて懐中電灯でビカーて照らされて起きたら夕方5時。よく寝たもんだ、でも酒が残っている。そういえば今日は9月にこのスタジオのギャラリースペースである展示のプロポーザルの締切日だった。慌てて適当なアイデアをしたためてスンキョンにメール。やはり良い考えが浮かばずにいまいちぱっとしないよなあ。その後、参加作家の4人全員のプロポーザルを見比べると、場所は比較的皆別々のスペースに出来そうだから良いかもしれないが、やることはバラバラっぽい。グループ展全体の見せ方として、4人の共通点って一体なんだろね。増山さんが荷物の移動を撮影したプロジェクトでチャンドンに行って帰ってきたので二人でホワイトハウスに夕飯。今日は名前忘れたけど豚キムチみたいな炒め(鍋?)料理。まずまず。また例の如く寝起きだけど焼酎。チャンドンではサラウや着いたばかりのアンドレなどが、オルタナスペースのLOOPからギャラ貰って展示やらワークショップやらをやっているという羨ましい話を聞き、LOOPといったら今まで見たところ韓国で一番良いオルタナスペースなので、ゴーヤンにはなぜそんな最高に素敵な話が来ないのか、やはり遠いからか、とか話したり。二人で悔しがってシャンリンに話すと、幸い彼はLOOPキュレーターを一人知っていて、3人の連名でメールしよう、という話になる。早速シャンリンのスタジオでメール書いて送信ッ。うまくいくといいけどなあ。

2008/07/21 (Mon)
朝の5時くらいまで引き続きシャンリンがDVDのチェックに来て試行錯誤の末ようやく満足行くクオリティになったようだ。やっと終わったと思ったら、今からバスに乗ってチムジルバン(スパランド)に行こうと誘われる。てか朝の6時だぞ。正直めんどいがとりあえず2人で行ったら気分スッキリ。グヮンサンの町で朝飯を食う。スタジオに帰って数時間寝る。ノックの音で目が覚めてドアを開けるが誰も居ない。久しぶりにしばらく寝かしておいたビデオの編集作業。かなり大詰めであといくつかムービーに書き出すのみ。そのあともエンコードとかオーサリングとかいろいろ時間のかかる作業が残っているけど。しかしハードディスクがパンパンになってきた。スタジオにある共用の自転車に乗ってLKマートにあるATMでお金を下ろしつつ買出し。それからジョーとワワで夕飯。きょうはビビンパプ。スタジオに帰ってセジンのスタジオでお茶しつつ3人で駄弁る。そうこうしていると宴会部長、パクさんが来て、ホワイトハウスとチョイスマートの隣りのセンター分けミッキー(昨日スッ転がっていたが今日は定位置に戻っていた)の店で呑む。ここははじめての店だったが、スタジオから一番近くの呑屋で生ビールが呑める店ということを発見。その後もスタジオ2階のテラスで呑む。加藤さんやキョンヒなど含めて総勢12人くらい。夜中まで騒いでいたので近所の人が苦情に来たり。よく憶えていないが警察まで来たようだ。その後ヒソンと他の韓国人作家の間で険悪なムードになったりしながらちりぢりになりつつ結局朝5時くらいまで呑む。

2008/07/20 (Sun)
今日も雨。そんなわけで起きたらもう夕方。何やってんだか。寝起きでぐだぐだしているとシャンリンに夕食を誘われたので二人でホワイトハウスへ。日曜は閉まっているかと思ったが、開いていて良かった。隣りの店の入り口にいたセンター分け風ミッキー(6/14の日記参照)がこの雨と風で道端にスッ転がっていたりする。今日はスンドゥブチゲ。まだ起きて数時間しか経っていないが焼酎で乾杯。加藤さんの先日のオープニングの話とかもろもろ。部屋に帰って酔っ払った勢いでドローイングをちまちま。どうやら今回で交換日記なこのドローイングも最終ラウンドらしいので悔いなくやっておきたいものだ。でも加藤さんは今日もソウルから戻らず、インサドンの個展が終わって体調を壊したそうだ。大丈夫かなあ。小人の写真を撮ったり。今日もじめじめした天気のせいでまたカビが復活していたりでいやになっちゃう。どうにかしてくれー、と言ってみる。シャンリンがDVD作品をプレイヤーでチェックさせてほしいということで部屋に来るが、何度も何度もエラーが出て10枚以上焼いたんじゃないかというくらい。まあよく分からんけど。引き続き写真撮ったり撮った写真を整理したり。増山さんとグループ展のプロポーザルの話。やはり流石な面白い企画を思いつくもんだなあ、とかなりヤラレタ。自分はどうしよう。全くよい考えが浮かばない。ただ焦るばかり。

2008/07/19 (Sat)
昼過ぎ、目覚し無視で寝ていたいところだったが、激しい雨の音ではっと起きる。昨日洗濯したスニーカー、カビが生えていた小人(食パン、みかんの皮、スルメ)を全開の窓際に置いておいたのだ。食パンはまた新しく作り直すつもりでいたけれど、スルメとみかんの皮はなんとなくカビを拭き取って風通しの良いところに置いておいたつもりが雨でびしょびしょ。あわてて扇風機で乾かす。というかどう考えても、そもそもこいつらで作品つくるのは無理があった。まあいいや。またいつものようにドローイングをちびりちびり。やはりネタ切れで苦しいところだけど、展示まであと1週間切ったわけでラストスパートな具合。9月はじめにゴーヤンの海外作家4人でやるグループ展用のアイデアを考える。たいした考えが浮かばない、しかし来週火曜にはプロポーザルを出さないといけないのでマズイ。ぐだぐだしている間に夕方。増山さんとホワイトハウスに夕飯。店のオッサンからしきりにサムゲタンをすすめられるが(どうやら売れ残りっぽい)、以前炭火で牛肉を食べていたおばちゃんがいたので、それを頼んだつもりがまた豚肉。まあでもいつもと違うやつなのでまあよかった。増山さんもいよいよ作品が完成間近なようだ。部屋に戻って小人の写真撮影の続き。カメラのバッテリーの減り方がやたら早くて困る。今日は地味な一日。

2008/07/18 (Fri)
起きたら昼過ぎ。まあこんな感じでまた日々生活がずれていく。またビデオの書き出しをしつつ、ちびちびドローイング。そのついでに洗濯。というのも、春秋ものの服をずっとほったらかしにしていたらカビが生えていた。小人の作品にもだしこれには参った。1階の北側に面したスタジオで、日当たりが悪いわけでこれからもどんどん暑くなる時期は比較的涼しくていいのかもしれないが(2階の南側の増山さんのスタジオはすでに異常に暑い。ちなみにエアコンなんてハイテク機器は無い。ただチャンドンにはあるそうだ)、その分じめじめと湿気が(もしかすると湿気以外の負のオーラが)こもって特別カビが生えやすいのかも。ジャージやジーンズやらはもちろん、ついでにスニーカーや帽子も洗濯機に放り込む。洗濯が終わってみてみると愕然、帽子がモケモケにほどけて洗濯物が毛だらけ。この帽子、相当気に入って長年愛用していた帽子だったのでショック、泣きそう。もう今更どうしようもないのであきらめて作業を続ける。夕方、ジョーと増山さんの3人でお馴染みワワへ飯。今日はいつもいるおばちゃんが居ないし、微妙にメニューや内装が変わっているので謎。イカのトッパブ(丼モノ)。夜、久しぶりに加藤さんが戻ってきたのでドローイングを渡すと、2時間後には早くも持って来たりで焦る。小人の写真撮影をしたり。夜中、加藤さんと呑む。途中で増山さんも合流。軽く呑むつもりが終わったらもう朝5時。

2008/07/17 (Thu)
そういやもう3ヶ月だ。早いもんだ。その間、何をやってきたかというと、まあなんなのかね一体。例によって遅い時間に起きる。結構良く寝た。今日もビデオの書き出しをやりつつ、思い出したようにドローイングをちまちま。シャンリンが来て、シミに展示のプロポーザルをしようということに。増山さん、シャンリン、ジョー、僕の海外作家4人でゴーヤンのギャラリースペース(ここに来てはじめの2週間くらい以外はずっと使われていない。まあ使われていたとしても、客はほとんど来てなかったけど)で展示をやろうということを昨日あたりから本格的に話していたのだ。4人でオフィスに行ってスンキョンとミーティング。9月2日から2週間ということで、あっさり決まった。正直なところ、そのころはオープンスタジオ前でそれに向けての制作に集中したいところだったので、あまり乗り気ではなかったが、まあやるしかない。とか言いつつアイデアは全く無い。昼飯(と言っても夕方前)増山さんと飯。久しぶりにゴーゴルマダン。ネンミョンが無く、替わりに冷やしグッス(ヒヤムギみたいな麺)。キムチを薄めてつくったようなだしで、ネンミョンのほうが好きかな。グループ展について話したり。そうこうしていると夜。引き続きビデオを書き出しつつ、その間に小人の写真撮影。今日はようやく小人を固定するための装置をつくる。まあ針金の支えにテグスを取り付けただけのもの。でもこれのおかげでスムーズに撮れるようになった。それにしても小人のカビが以前にましてえらいことになってきている。なんとかならんもんかね。

2008/07/16 (Wed)
今日はギャラリーツアーの日。ゴーヤンからは増山さん、ジョーの3人で行く。集合場所まで1時間半、相変わらず遠い。ジョーが途中で入国管理事務所に寄るというので抜ける。2ヶ月前に無くしたIDカードが誰かが拾って届けてくれたらしく、あとで合流するということだ。チャンドンからはサラウ、スーフィ、シェンイェ(中国)に新しくアンドレ(ニュージーランド)が加わって4人。まずはソウルアートセンター(日本語名で「芸術の殿堂」相当胡散臭い)。マグナムコリアという写真の展示。まあ中には面白い写真もあってまあまあ。ちゃんと合流できるのか心配だったジョーもここで何とか合流で安心。シェンイェは全く英語が話せず、増山さんと3人で筆談したり。近くで飯食べてプッチョンドンのギャラリー街へ。クムホ美術館も写真の展示。リ・ミョンホという作家の作品が面白い。クッジェギャラリーではビル・ヴィオラの個展。なんだかんだで実際見るのははじめて。やはり相当プロフェッショナルな仕事。他にもギャラリーを何軒か回りつつ、インサドンまで移動。このあたりでチャンドンの作家たちは滞在作家のオープニングがあるということで帰る。そしていよいよ加藤さんのオープニングのあるグリムソンギャラリーへ。めちゃめちゃピカピカで人も結構来てる。中もかなり広い。左側に毎日ソウルで撮りためた写真がソウルの地形に設置。右側にペインティング。これを3ヶ月でやったというのは大変だ。搬入でも2日徹夜したそうだ。加藤さんの奥さん一家に招待されてみんなで飯を食いつつ、竹の焼酎が旨い。スタジオに帰ってからも増山さん、ジョーの3人で軽く呑む。

2008/07/15 (Tue)
朝10時に起きてビデオを書き出しつつドローイングをちびちび。加藤さんがインサドンでの個展のためにここしばらくずっとソウルの奥さんの実家に泊まっているので、少しでも進めておきたいところ。このドローイングが重要な役割を担う(?)もう一方の個展(ゴーヤンのギャラリースペースが会場)もあと10日だ。今日はここのところ何回も搬入で行く羽目になっていたグループ展のオープニング。途中で昨日壊れたヘッドホンの替わりを探しにジュンロ3ガの電気街に。やはりここは面白い。電気関係の店だらけでテンションも上がる。とりあえずまあ安めのイヤホンを勢いで購入。展示のほうはかなりコンサバ、オープニングも形式ばったセレモニーで場違いな感じ。作家の多くは結構年配だったりで作品も面白くない。オープニングの飯(結構豪華。でも酒は無し)だけ食ってシャンリンと、一緒に来ていた彼女のユン・ソジュンの3人で早々に引き揚げる。シャンリンが明洞(ミョンドン)に短パンを買いに行きたいというので、ちょうど自分もビーチサンダルみたいなのが部屋履きで欲しいところだったので行く。なんだかんだでミョンドンは初だ。まあトレンデイな街。露天の店でちょうどビーサンを売っていたのでゲット。まあ安かったし満足。早速履き替える。そのあともロッテでヤングなプラザのデパートメントストアなど。まああまり縁は無いところだけど。なんとなく無印とかユニクロの値段をチェック。日本よりかなり高い気がした。ミョンドンからはバス1本でスタジオに帰れるのは楽で良い。バス停からスタジオに帰る途中、ジョーがランニングしているところに遭遇。体が鈍って血が騒いでいるのだろうか。

2008/07/14 (Mon)
昨日の搬入の続きのために8時半にスタジオを出発する予定だったが、起きられず。それでも9時半頃に起きて軽くビデオ編集の続き。シャンリンと一緒に会場に行くことにしていたのでいい加減呼びに行くとまだ眠いってことで結局スタジオを出たのは12時前。二人で会場のあるヤンジェに着いて飯食ったりで2時過ぎにようやく会場に着く。やっと用意してもらえた延長コードにテレビとDVDを繋いでハイ終了。これだけのために1時間半かけて2日連続でやって来たわけだから呆ける。シャンリンはもう少し時間がかかりそうだから一人帰る、途中ビデオのケーブルを買いに南大門のアルファに。この前来て安かったので、日本でやる展示用に買いだめしようと考えたわけだが、前のときとは別の種類のケーブルで、思ったより高かったので考えた挙句3コだけ買うことにする。その後も部屋履き用のサンダル(グルーガンで発泡材を裏に貼り付けたスリッパが、だいぶヘタってきた)を探してブラブラ。1万ウォンとかいうので意外と高いので断念。バスでスタジオに戻る途中、音楽聴きながらだったのだが突然ヘッドフォンの左側が聞こえなくなっている。そういえばさっき地下鉄の乗り換えで下りるとき、入ってきたおばちゃんのカバンにコードがガンッて引っかかった。あれで断線したっぽい。気に入ってたヘッドフォンだったのでかなり凹む。ブルーな気分で部屋に戻るとシャンリンが来て二人でホワイトハウスに。いつのまにか追い越されていた。ミヨシさんとロビーで小一時間話す。風景写真をやっているそうで、やはり独自の哲学を持ったなかなか愉快な人だ。

2008/07/13 (Sun)
昼3時に起きる。てかヤバイ、今日はソウルである展示の搬入日だった、完璧に寝坊。本来なら10時から2時の搬入のはずで、目覚しを何重にもセットしていおいたのにもかかわらず二度寝してしまったようだ。(昨夜の)酒のチカラってすごいね。なんて感心している場合ではなく、展示スタッフのキム・スジンに詫びの電話を入れつつアタフタ会場に向かう。ここも結構遠い、スタジオから1時間半ほど。着いたらまだ全然搬入途中で助かった。というか急いで来てみたは良いものの、頼んでおいたDVDプレイヤーが無い。ようやくプレイヤーが来るも電源までコードが届かず、延長コードが無いとビデオの確認すら出来ない。今日は用意できないそうだ。まあ機材類を全部任せっきりにしたのはマズかったけど、明日また朝イチで行かないと駄目なようでかなりメンドイ。DVDだけの搬入で楽だと思いきや、思わぬところで足止めをくらう。それでもちゃんとカタログまで作って(韓国は印刷代がものすごく安いのだろうか、小さな展覧会でもここのオープンスタジオでさえもちゃんとしたカタログを作るようだ。あとこのスタジオに滞在している韓国人作家のほとんどが個人のカタログを持っていたりもする)まあそのカタログは意外とちゃんと出来ていてまあ嬉しい感じ。とりあえずまた明日ってことでスタジオに帰る。夜、増山さんと隣町のグヮンサンにいって夕飯。鶏肉。よさげかと思って入った店が以前二人で行った冷凍ものをチンしてな店みたいな感じで、また失敗したかと思ったけどまあそれほど悪くなかった。今日も懲りずにビール。

2008/07/12 (Sat)
朝8時に起きる。すばらしい。編集の続きをやりつつ、加藤さんが早速ドローイングを持ってきたりなのでちびちび描いたり。チャンドンスタジオのフンベルトが来週火曜とかにメキシコに帰るというのでお別れ会。昼1時前にジョーと二人で地下鉄の総合運動場駅まで向かう、2時間もかかった。フンベルトが野球好きということで野球の試合を見ようとジョーが提案したのだ。なかなかオツな考えだね。LG対サムソン、韓国の二大家電メーカー対決。LGのホームゲームで、一塁側の内野席で見る。周りはLGのファンだらけで夢がモリモリ。てか野球観戦なんて、2回目だ、中学の修学旅行以来だから何年ぶりになるんだろう。周りはLGファンだらけだが外野席なんかはガラガラ。韓国でも野球人気は衰えてきているんだろうかな。応援の仕方が、日本と同じような感じだけどもっとクレイジーな感じでアツい気もしてなかなか面白い。雨降ったりもしたけどビールにハンバーガー(フンベルトはホットドッグが食べたそうだったが)。LGが3-0でサムソンを下す。その後、チュンムロのチュクミプルコギに行くがもう10時で閉店時間てことで断念。近くで豚のカルビを食う。それからホンデ。途中フンベルトの友達でオーストラリア出身のセスとリリーという夫婦が合流。バーを何軒もハシゴ。ネイティブな人々の会話に全くついて行けず、完璧アウェーといったところ。それでもなんとか朝まで呑んでフンベルトとハグ、寂しくなるね。例によってフラフラでジョーと二人スタジオに帰る、朝8時。

2008/07/11 (Fri)
朝9時に目が覚める。おっ、やるじゃん。てことで編集の続き。細かい部分の修正。昼前に加藤さんにドローイングを持っていく。インサドンでの個展前ということで助っ人を呼んだみたいだ。ミヨシさんという日本人のひとで、ニューヨーク時代からの知り合いだそう。バックパッカーで世界150カ国以上放浪の旅をしていたということで、なかなかのつわものなひと。部屋に帰ってビデオの修正しつつムービーに書き出してチェックの繰り返し。レンダリング中は、ビールの空き缶と格闘。空き缶で一つやろうとしていることがあって、9月末のオープンスタジオに向けてだからまだまだ時間もあるけどとりあえず暇だからシュミレーション。実際にやってみるために、出ましたグルーガン。しかしうまく接着してくれない。半ばやけになってべっちょべちょにくっつけてしまったのであとで剥がすのに苦労した。爪が痛い。しかしグルーガンで駄目となるとどうすんぺかな。パクさんが久しぶりに来て、皆に手作り生春巻きをご馳走してくれる。その後も加藤さん、奥さんのウンギャン、ミヨシさん、増山さん、パクさんとホワイトハウスで飯と軽く酒。そろそろ暑くなってきたからネンミョンを頼むが、食べ終わるころにはまた寒くなったり。また編集の続き、レンダリング中に眠くなるので寝る、最近夜12時あたりに眠くなってしまう。生活サイクルが変なことになっている。

2008/07/10 (Thu)
軽く寝るつもりが起きたら昼12時過ぎ。結構寝てしまった。ボンヤリした気分、昨日観た映画について考えたり。しばらくすると加藤さんがドローイングを持ってくる。ズボンの穴を縫ったり思い出したようにドローイングに描きこんだり。苦しいといえば苦しいけれど全然気の抜けたドローイングなので楽しいちゃ楽しい。ただ1枚目のほうが良かったかな、とか思ったりもする。ビデオ編集しようとするが、今日は全然はかどらない。どうしたいのか良く分からなくなってきた。今日は一日寝かすかな。ジョーが来てワワに行こうと誘われるけれど、中途半端な時間だったので今日はやめといた。しかしだんだん腹が減ってきていることに気が付くと、一緒に行っておけば良かったようにも思えて後悔。引き続きだらだやってしまって、もう7時過ぎ。気分を変えるためにも、今日は一人で飯に行くことにする。かなり久しぶりだ。随分前に行ったチゲの店のキムチチゲが旨かったような気がしたので、確認してみようかとワワの2軒どなりの店、チゲチゲに行く。歩いて10分ちょっとくらいかかるが、これもいい散歩。途中、近くのラッキーマートの角を曲がってまだ行っていなかった集合住宅がだくさんあるエリアをぶらぶら。思ったよりはキムチチゲは旨かったわけではなかったが、この前ホワイトハウスで食べたときよりは良かった。部屋に帰ってまただらだらと作業。やはりはかどらず。今日は駄目だな。


2008/07/09 (Wed)
昨日と同じで夜10時ごろにテレビの前で数時間寝たのでそのまま起きておく。またおかしな生活だ。朝4時前に洗濯。昼間だと結構な割合でほかの人に使われてしまっていてなかなか出来なかったのでかなり久しぶり。また溜め込みすぎた。ビデオの作業のつづき。微妙に違う色合いを修正しようする。が、なかなかこれという感じに調節出来ずにかなりの時間を費やす。最終的には切り貼りして誤魔化すことに。はじめからこうしておけば良かった。新しく思いついた編集の方法をやってみる。秒数あわせるのに手間取る。まあ面白いかもしれないけどなんかしっくりこない。増山さんと夕飯に行くことにしていたら、ジョーが来てワワに行こうてなる。最近ワワ続きなので別の店にも行きたいところだったけれど、ジョーはかなり飯に関して好き嫌いがあって大変そうなので結局また3人でワワに。今日はトンカツ。パフュームや電車男の話など。部屋に帰って作業の続き。また眠さの限界、テレビの前に横になる。夜11時から飯に行った3人で酒呑みながら映画鑑賞会。コミュニティルームにはプロジェクターやスクリーン、ちゃんとした音響設備なんかもあって、こんなのを使わない手は無い、とさっきワワで話していたので早速。まず「ブリッジ」というゴールデンゲートブリッジから投身自殺をする人をカメラで追いつつ、遺族知人の話を交えたドキュメンタリー。温度差が興味深い。かなりディープ。その後コーエン兄弟の「ノーカントリー」。クライマックスのハショリ具合にやられた。僕はコーエン監督の本筋とは違う冗長なくだりが大好きなのだけれど、そういうのが今回あまり無かった気もしてちょっと残念。でも煮え切らない感じがいいのかもね。両方ともアメリカの暗い部分を感じられる映画。久しぶりに映画観た、て感じでなかなか有意義な鑑賞会だった。

2008/07/08 (Tue)
昨日夜10時ごろから数時間寝てしまったので朝になっても寝られず。またぼちぼちとドローイングをやりつつ、ビデオの書き出し。そういえばモニターに繋いで見ていなかったので確認してみると、逆再生時の動きがカクカク。優先フィールド変えたのになんでだろ。モニター見ながらいろいろ試してようやくちゃんと再生できる方法を発見。また一コマずつAlt+C、V、O、Tab3回、↑、Enterを連打。いちいちすごいめんどくさい。そうこうしているとようやく注文していた念願のメモリが届く。今度はちゃんと認識されますようにDOKI星DOKI…祈りながらスイッティング・オン。今回は大丈夫、やったね。これでやっとさ1ギガ(最大値)です。しかし思ったほどさくさく動かない。というか前より遅くなったんじゃね? とか思いながら。引き続き作業をしている間にパソコンに向かったままウトウト。ノックで目が覚めてジョー、セジンと一緒にワワに行く。今日は晴れてて暑い。イカの辛いやつがのっかっている飯。はじめ辛すぎるかと思ったけどセジンがご飯おかわりを追加で頼んでくれて混ぜたらちょうどいい感じになった。そうか、ライス無料なんだもんね、これは重要。部屋に帰って作業の続き。ぼちぼち3か月分近くなる小人を写真撮影しようとするが、いまいち良い方法がわからない、保留。またうだうだとやっている間にテレビの前で寝てしまう。

2008/07/07 (Mon)
10時に起きる。いいね。ソウルである展示用のビデオを書き出す。東京である展示用のもいくつか試しに書き出す。朝飯、部屋の電気コンロはあきらめてコミュニティルームで。なんか人が来るとびくびくしてしまうのは何故だ。別に何も悪いことをしているわけではないのに。引き続きムービーを書き出しつつ、この前グヮンサンで買った今は無き南大門のプラモデルを意を決してつくることにする。プラモなんていつ以来だろう? すごい久しぶり。簡単な部類なんだろうけど意外と時間がかかりつつ完成。なんか宇宙船みたくもある。まあ満足。加藤さんがドローイングを持ってくる。どうやらインサドンでの別の個展用のペインティングもほぼ完成したらしい。夕方、ジョーとワワに行く。今日は増山さんも一緒で3人。ジョーによれば、徐々に人数を増やしていく計画らしい。魚のフライの定食。なんかいつもより量が少ない気がしたけど皿がでかいせいか? スタジオに帰ると部屋の湿気がひどい。というかここ最近雨はそれほどでもないが、湿気がひどくなって来た気がする。以前につくった小人(呑んでばかりではない、ちゃんと毎日欠かさず小人をつくっています)にカビが生えてきたり。その上部屋がものすごく汚い。そういえば部屋の掃除をしようとここの所思っていたのだった。はじめての掃除。小人を誤って吸い込んでしまう。中を開けて見てみるがゴミだらけで救出不可能。なんてこった。

2008/07/06 (Sun)
昨日寝すぎたのでそのまま起きておく。毎週日曜朝6時からの番組をいつものように予約しておいたけれど、時計がどういうわけかリセットされていて、録りそこなう。あちゃー。飯を作ろうとするが昨日と同じで電気コンロは使えない。とりあえず分解してみる。が、どこが駄目なのかよく分からない。ここでスパーク。電気が落ちる。しまった、プラグを挿したままでやっちゃった。部屋の中に配電盤があって、ブレーカー上げたら解決すると思ったが、うんともすんともいわない。大もとのブレーカーが落ちたようだ。こりゃヤバイ。今日は日曜だからオフィスは休みで、守衛のおっさんのところに駆けこんで身振り手振りなんとか説明すると、大もとの配電盤を開けてみてくれたが、自分の部屋の番号が書いてあるやつだけブレーカーが下がっていて上がらない。こりゃヤバイ、でも他の部屋は大丈夫そうでそこは良かった。結局メンテナンススタッフのモクさんが来るまで5時間、真っ暗な部屋で待機。電気が無いと何にも出来ない。しかしモクさんが来るとあっさり解決。あれれ、何だったの。夜、増山さん、加藤さん夫妻、シャンリンと彼女、ジョーの7人でホワイトハウスに夕飯。行くとびっくり、すごい混んでる。しかも全員おばちゃん。30人以上はいそうだ。何の集団だか全く謎だけどとにかくおばちゃんだらけですごいパワフル。部屋に帰って編集の続き、今日は停電したりといろいろあったけどなんだかんだで結構進んだ。えがったね。夜中、夕食と同じメンバーで呑む。ゴボウみたいな朝鮮人参みたいな酒で最初どう考えても根っこの味でびっくりしたが、呑んでいくうちに結構イケるかも。

2008/07/05 (Sat)
踊りつかれたデスコの帰り、これで青春も終りかなとつぶやいて。めちゃくちゃ頭が痛くて死にそうだったけどそのままバタムキュウと眠る。起きたら夜9時過ぎ。久しぶりに12時間以上寝た。しかし体中痛い。そんなにハッスリングしたっけかな。寝起きのところに驚くべき知らせ。シャンリンが来て、この前増山さんと3人で行ったレストラン(2008/07/01の日記参照)のあの牛肉だと思って美味しく食べていたものは、犬肉(!!)だったという。戦慄。シャンリンの彼女やヒソンに言われたらしい。おお、なんてこった。でも未だに信じられない、ほんとに犬だったのか? しかしいずれにせよ今更どうしようもない。加藤さんが来て、道で拾ったというマネキンのトルソを貰う。ちょうど股の部分が南大門の入り口みたいなかたちになっていたりでそんなこと言ったり。この近辺は、田舎というのもあっていろいろなものが道端に捨ててあって、いろんな人から貰ったりで面白い。だんだん部屋がごみだらけになってきた。飯を作ろうとスタジオの電気コンロのスイッチを入れるが一向に熱くならない。壊れたのかな。そういや台北でもコンロが壊れてあのときは自力で直したっけな。仕方なくコミュニティルームで飯を作る、もう夜中。コラボのドローイングをちまちま続ける。本来なら今朝加藤さんに返していなければいけないところだったが、全く手をつけていなかった。ネタ切れでかなり苦し紛れになってきて辛いところ。やはり僕は絵描きにはなれないのかな。まあそんな感じでまただらだら。

2008/07/04 (Fri)
11時くらいに起きてぼんやりしていると加藤さんがドローイングを持ってきて、昨日着いたばかりという奥さんのウンギャンを紹介してもらう。3人で一緒に飯。毎回のようにご馳走してもらって、ぎこちなく。5時からチャンドンスタジオで、フンベルト、ナンシー、イノのレジデンス成果展という感じのグループショーのオープニングのために増山さん、ジョーの3人で行く。ゴーヤンからは2時間近くもかかる。今回チャンドンに行くのは皆はじめてなので結構びびりながら。チャンドンの各スタジオはゴーヤンの3分の2程度で、そのほかの共用スペースも随分狭く感じられる。ただスタジオ周辺は市場やらもあって街に活気がある感じでそこは羨ましい。3人のアーテイストトークがあったり、イノのパフォーマンスがあったり。その後、フンベルトを囲んで呑む。メキシコ大使館の人とかスペイン語を話すよく分からない人も交えて、メキシコといえばコロナビールで乾杯。ゴーヤンに帰る時間になったが、居残ることにして、最終的にはフンベルト、ジョー、スーというスペイン語も話す韓国の女の子の4人。前にフィオナのお別れ会があったフェファの呑み屋に行きマッコリとパジョン、それからジュンロの踊りクラブ。もうメガネは落とすまいと、ポケットに入れて。かなり酔っぱらってまた良く分からないけどトリッキーな踊りを披露。ヘトヘトになるくらい。始発が出るころ家路に着く。7時前にスタジオに着いてベッドに倒れこむ。

2008/07/03 (Thu)
朝10時ごろに起きる。おっ、イイね。加藤さんにドローイング(ついに2枚目に突入)を渡して飯を作る。朝からビール呑みたいところだったけど我慢。この前道端で拾ったウーハーが時々ビリビリと耳ざわりな音が出るのがここのところしばらく気になっていたので分解。今までにも何度か分解して中をみてみたりしたけど今日ようやく原因が分かる。単純な理由、中の部品のネジが緩んでいた。締めなおしたりACコードを本体に直接繋がるように穴をあけたりして完了。うむ、非常にいい感じになった。またノリノリでビデオの作業。ようやく一通り繋げられた。全部合わせると2時間に及ぶ超大作。こりゃえらいこっちゃ。でもまだまだ面倒な作業は続く。そうこうしているとジョーがやってきて、一緒にお馴染みのワワへ夕飯。それほど腹が減っていなかったのでオムライス。素朴な感じで、こういういわゆる韓国料理ではないのを食べれるし(やはり毎日はキツイわけです)、なにより安いし、なんだかんだでこの店結構いいのかも。店内がかなり油ギッシュでべとべとしているけど。ジョーも昨日は早くに寝て体調もだいぶ回復したみたいでまあ良かった。また道端でコマゴマ拾う。部屋に帰って引き続き作業。が、眠くてしょうがないのでテレビの前で軽く寝ることにする。気づいたらもう11時前。結構寝てしまった。その後もうだうだしたりで結局作業ははかどらず、もう5時半。

2008/07/02 (Wed)
ギャラリーツアーの日。一昨日寝なかったので昨日は比較的早く寝れた。8時過ぎに出かけるはずがシャンリンがまた寝坊、部屋を何度ノックしても電話かけてもなかなか出てこなかったがなんとか増山さん、シャンリン、ジョーの4人で向かう。遅刻かと思ったけどほぼ時間どおり集合場所に到着。チャンドンからは5人。まずはソウル国立大学美術館。まあ芸大の美術館だけどオランダの有名な建築家(名前忘れた)によるかっちょいい感じの建物。でもそれゆえ中も建物自体の主張が強すぎる気もした。企画展でビデオアートの展示をやっていて、まあ中には面白いものもあった。昼飯を大学の学食(ちょっと懐かしい感じ)で食べて、チョンダンに移動。COLUMNSギャラリーでは次の展示の搬入とかでバタバタのところだったけどディレクターの人がいろいろ説明してくれて結構面白い話も聞けて良かった。近くのネイチャーポエムビルという建物は近未来的な新しいビルの中に沢山のコマーシャルギャラリーが入っている感じ。今日のツアーはこんなところ。コマーシャルばっかであまり面白いものは無かったけど、アングクやらプッチョンやら今回のチョンダンやら沢山あるというのはすごい。それだけビジネスとして成り立っているということか。さて恒例の呑みだが、ジョーは体調が良くないらしく、ほかもみんな疲れたので帰るという。でもちょいと一杯呑みたい気分なのでフンベルトと二人だけで呑むことに。しかし最寄の駅近くでは店が見つからず、以前にみんなで行ったチュンムロの、フンベルトもお気に入りの小さいタコの焼肉屋に行くことに。彼も展示の直前なので、今日は軽めに瓶ビール3本ぐらいでスタジオに帰る。

2008/07/01 (Tue)
もう7月か、はやい。また寝ずに朝。シミがやってきて、ユーロ決勝戦のあとの早朝、ジョーと僕が近くのゴミ置き場で寝転がって騒いでいたという苦情が近所の人から来たとか言って、怒られる。しかし全く身に覚えなし。そんなにまで酔っ払ってたのだろうか? あとでジョーにも聞いてみたけどやはり彼も憶えていないみたいだし、一体どうなんだろう? そのほかの確実に全く関係ないことにも濡れ衣を着せられて(それくらい問題児のレッテルを貼られてしまったということか…)イヤになっちゃう。加藤さんとジョーとコミュニティルームで朝食。また加藤さんにご馳走してもらって、毎度のことすぎて申しわけないです。眠くてふらふらするが郵便局に行くためにグヮンサンに。久しぶりの一人DE外出な気がする。ついでにドローイング用の色鉛筆と、放火で無くなっってしまった南大門のプラモデルを勢いで購入(結構高かった)、農協でコマゴマと買物して帰る。買物に出かける前に、銀行の通帳が見つからず、もしや盗難? とまで思ってかなり焦ったが、帰ってきて早々に発見。なんだよーでもまあ良かった。眠気がピークに達し、夕方ごろ1、2時間ほど寝る。ノックの音で目が覚めて増山さん、シャンリンと夕飯。今までに行ってなかった店。看板に牛と犬が描いてあったのでかなりビビリながら。牛肉の鍋だと聞いてひとまずホッと安心する。それにしてもここにきてほとんどはじめてくらいの牛肉。きのこでつくった(?)酒もはじめて呑む。まあたしかにきのこっぽい。

2008/06/30 (Mon)
起きたら夜9時。久しぶりにびっくりするくらい爆睡。酒はだいぶ抜けたみたいだけど、体中の節々が痛い。昨夜一体何をやったのだろう、なんとか記憶を辿って昨日の日記を書く。そんなまだ寝起きのところで、加藤さん、増山さん、シャンリンの4人でホワイトハウスに晩飯。寝起きで体もだるいので今日はスンドゥブチゲ。豆腐の固まる前の柔らかい感じのものを煮込んだ料理。ちょっと辛い。加藤さんは毎回かなりの確立でこれを頼んでいたので、ようやく自分でも頼んでみることにした。今日実は昼過ぎに、コピーライト(あてつけかと思うくらい自分にも関係あることだ)に関するセミナーがギャラリースペースであったみたいで、スンキョンに参加するよう誘われていたのだったけれど完璧に寝過ごした。増山さんとシャンリンは行ったそうだが、韓国語オンリーで10分くらいで抜け出てきたそうだ。それならまあいいか。夜、スカイプで話すがやはりWebカメラが使えない。どうやらカメラの本体が壊れたみたいだ。電話を切った後いろいろいじくっていると急に使えるようになったりする。でも不安定な感じでなんなのかね。ここに来てからパソコン関係のトラブルが以外と多い。まあ古いし、ぼちぼち買い換えたほうが良いのかな。ドローイング、とりあえず今回の僕の分で1枚目を終了することになった。でももう1枚描くみたいだ、ネタ切れでかなりきびしいところだけれど。

2008/06/29 (Sun)
朝6時からやっている番組を予約で録っている最中に、テープが終わって巻き戻しされる。また明日からもほかの番組を引き続き録画するので、重ね録りするVHSからDVテープにに使いどころを抜き出す。昼2時前にようやく終わって寝る。起きたら7時過ぎ、加藤さんにドローイングを渡して、一緒に晩飯。またいろいろご馳走してもらって申しわけないです。部屋に帰って編集の続き。バーチャルクリップを使っての編集はあきらめて、別の方法。割とうまく行ってだいぶ進んできた。そして日付変わって朝3時45分、ユーロの決勝戦キックオフ。ジョーのイベント(の名を借りた無茶な呑み会)。はじめ人が集まるか心配だったが徐々に集まって、加藤さん、増山さん、シャンリン、ジョーの5人(11人は無理だった…)。通常はビールを飲んで、カードが出たりゴールが決まったりしたら焼酎をイッキ呑み。みんなで。徐々に新しいルールが加わって、ゴールポストに当たったらとか、スタンドにかわいいギャルがいたらとか、スペインの王室の人が映ったらとかでイッキ、もうハチャメチャ。後半の途中くらいで完全に記憶がすっトぶ。どうやらスペインが優勝したらしいのはなんとなく憶えている。何度もカメラを床に落としたりしたらしいし、試合が終わったあとにトイレで吐いりしてたみたいだけど全くよく憶えていない。さらにその後もジョーと二人で早朝のバスに乗ってスパランドに行ったりで帰ったのは朝9時半。泥のように眠る。

2008/06/28 (Sat)
そのまま編集をだらだらやったりで昼ごろ。プレミアで、バーチャルクリップとかいう同じシーンをコピペとかしないで繰り返す方法があるのだけれど、どういうわけか音がブチブチに途切れて使えない。プレビュー中だけのことだろうと油断していたけど試しにムービーに書き出してみても音が出ない。なんでだ? これが使えないとなるとまたこの先大変だ、参ったな。というところであきらめて寝る。夜7時ごろに起きて増山さんと飯。前に行った中華屋の隣りの店。ここも自分では中華屋だと勝手に思い込んでいたけど違った。揚げ物しかない(しかも冷凍ものっぽい)店で、ご飯を頼んだらサトウのごはんみたいなレンジでチンしてなご飯が、容器もそのまんまで出てきて、そりゃいくらなんでもないだろ。内装も外人のグラビアとかカレンダーの切り抜きがぺたぺた壁に貼ってあったりで全く謎。しょうがなくビールで流し込む。これで値段が安ければまだ許せるが、結構高い。まあもう2度と行かないだろうな、でもなんか面白かった。部屋に帰ってまた編集やったりコラボのドローイングやったり。ドローイングはネタが切れてきてかなり苦しい感じになってきた。あと1ヶ月近く続けるわけだし、大丈夫かなあ。

2008/06/27 (Fri)
起きたら微妙に酒が残っている。そんなに呑んだつもりじゃなかったけどなあ。タバコを買いに近くのチョイスマートに行く。帰りしな、道端にPC用スピーカー(ウーハー付)が捨ててあるのを発見。でも電源コードが根元でぶっちぎられている。スタジオにはオフィスから借りた小さいスピーカーがあるけど、音がスカスカ。とりあえずダメもとでウーハーだけでも持って帰る事にする。早速ACケーブルを無理矢理繋いで電源オン。あらま、全然使える。まあ安もんウーハーだろうけど前に比べたら随分良い感じで聞ける。ヤッタね。調子に乗ってノリノリでコラボのドローイングを描く。一段落着いたところでジョーと一緒にまたワワに飯に行く。ユーロの決勝戦に合わせて、反則があったりカードが出たりゴールが決まったりしたら焼酎をイッキ呑みするみたいなイベントを11人集めてやろう、てな話。帰り道でまたも道端に捨ててあるものを発見、今度はなんと墓石(!) しかしえらいもん捨てるなあ、びっくり。スタジオに帰って今日の分ドローイングをなんとなく仕上げて加藤さんに持って行きつつ、コミュニティルームで軽く呑む。ジョーと部屋の中で軽くサッカーしたり。決勝戦のパフォーマンスイベントは、はじめ冗談かと思ったらどうやら本気らしく、書類まで作ってみんなに呼びかけるみたいだ。まあどうなるか分からないけど、大丈夫かねえ。まだ呑み足りないところだったけど、今日は我慢して部屋に戻ってビデオ編集の続き。なんとか一区切り、朝5時。

2008/06/26 (Thu)
今日はソリューションデイということで、ついにあの長らく気に掛かっていた、バス通り沿いにある三角屋根の粗大ゴミをゲットの日。スンキョンが持ち主やらスタジオに運ぶまでの費用やらをいろいろ調査してくれて、結局すべて任せっきりで部屋で待っていれば持って来てもらえる手筈となった。10時過ぎ、トラックの荷台に載せられて到着。偶然居合わせた加藤さんやスタッフのモクさんと共に部屋に入れようとする。が、前からもしやと予想していた通り、ドアの幅が狭くて入らない。がーん。ドア幅85センチに対してその物体の幅は120センチ。窓もはめ殺しなので取り外し不可能。途方に暮れる。シミもオフィスから出てきて、切るしかないとか言うけどなるべくそれは避けたい。とりあえず随分の間、野ざらしで汚かったので裏庭に運んで水で洗う。乾かす間、加藤さんと朝食。芋の炊き込みご飯と味噌汁をご馳走してもらう。切って分割するのはなるべく避けたかったけど幸い、素材はFRP(?で繊維も中に入っている感じ)で、比較的軽くて厚さも薄い。少々割れるのは目をつむって無理矢理押しつぶして強引にドアから突入。なんとか入った。かなりの荒業。こうしてなんとか部屋にドラえもんカラーのピラミッドを建立。とりあえず長らくの念願叶って眠りにつく。起きたらもう夜、増山さんとゴーゴルマダンで飯を食う。久しぶりに焼酎解禁。部屋に帰ってWEBカメラが壊れたりしている間にもう夜中。冷蔵庫の誰のだか分からない焼酎をこっそり拝借して、ユーロの準決勝2試合目を加藤さん、シャンリン、ジョーと見る。最終的にはまたジョーと僕の二人になりつつ、スペインが決勝進出。

2008/06/25 (Wed)
もろもろの作業やってまた朝、飯食ったりした後、加藤さんにドローイングを渡す。ぼちぼち寝ようと昼ごろまたテレビの前の座布団に横になる。うとうとしかけると、窓のすぐそばにある隣りの建物から凄い音。木工金工の作業場になっていて、誰かがやっているようだ。うるさくて眠れない。やっぱ夜ちゃんと寝ないとこうゆう事になる。仕方ないので起きてまた作業をしていると、加藤さんが早くもドローイングを持ってくる。今日は今度加藤さんが個展をするインサドンのギャラリーのグランドオープンで、今夜はソウルの奥さんの実家に泊まる予定だそうだ。二日連続で、ジョーとワワにいく。ハラペコなので今日はトンカツ。イギリスみたいな形をしていたので、そんなこと言いながら。道端で車のホイールなどを拾いつつスタジオに帰る。腹一杯になって眠い。今夜はまた夜中にユーロの準決勝があるし、軽く寝ることにする。よだれでひんやりしてハッと気づくともう夜中12時。結構寝てしまった。スカイプのメッセージが来ていて、予定を変更して加藤さんが帰ってきたようで、ドローイングの催促をされる。ヤバイ、余裕ぶっこいて何にもやってないYO。明日の朝に渡すということにしてもらってちまちま描き出す。結構ネタ切れになってきた。やはり普段絵を描いていないのでなかなか大変。こんなのでイイのかな。そうこうしていると準決勝の試合が始まる。ここのところビデオの編集作業が(時間がなくて)全然出来てない。酒も呑んでいない。ヤバイヤバイ。

2008/06/24 (Tue)
もう完璧に夜型生活に落ち着いてしまったようだ。朝10時前とかに寝て昼4時ごろ起きる。ネットで買った増設のメモリがようやく届く。ドキドキしながら付け替えて電源オン! って、うんともすんとも言わない。ほげー。いろいろやってみたりするが結果は同じ。いわゆる相性問題ってやつですか・・・徒歩。買う前にそれなりに調べたつもりだったけど甘かった。ガックシなところにジョーがやってきて、一緒にワワ(ジョーの行きつけの飯屋)に行こうということになる。正直そんなテンションじゃなかったけど、まあ食って忘れよう。そうは言ってもさっき起きてご飯食べたばかりだったので、カルグッス(うどんみたいな麺類)にする。まあうどんみたい。スタジオに帰る途中、コミュニティルームのパソコンは音が出ないしテレビにDVDプレイヤーが繋がってないから、僕のスタジオでオフィスから借りた映画のDVDを見させてくれないか、という話になった。てなわけでジョーと二人で「モダンタイムス」を観る。僕は前にも見ていたけど、ジョーははじめてだそうで結構ウケていた。まあ確かに歴史に残るクラシックだわな。加藤さんとのコラボ絵を続ける。昨日夜に加藤さんに返して昼に起きたらすぐ持ってきたから早いッス。結構難しいけどまあ楽しみながらやれている。それからまた失意の念でパソコン作業。写真の加工など。気づいたらまたネットでメモリを物色。全然非常事態ってわけじゃないが、一度気に掛かるとそればっかりになってしまう。

2008/06/23 (Mon)
3時ごろに起きてコラボの絵にまたちびちび描き足しつつ、腹が減ったので昨日の中華(食べきれ無かった分を持ち帰っていた)を温めて食べる。誰かがキープしているのかよく分からないけどコミュニティルームの炊飯器にあるごはんをちょっともらう。会費払ったから自由に使ったりして良いのだろうけど。けど誰かが個人的に買ったものとかも一緒くただし、どこまで使っていいのか曖昧で、このシステムには疑問。だらだらネット見たり編集のつづきやったり思い出したようにコラボ絵に手を加えたり。ジョーが来て、アルゴリズムに基づくエクササイズをやってみるかと誘われる。メントス(キャンディだったっけ?何色かがランダムに入っている)の出てきた色によって、赤は腕立て伏せ、青は腹筋、黄はスクワット、みたいな感じでやるそうだ。それが165回ワンセットとかでやっているらしい。ためしに10回だけやる。なんなのかねこりゃ一体。そんなことしてると夕飯。加藤さん、増山さんの日本人3人でホワイトハウスへ。もうすっかり常連客。なんだかんだでまだ2回目のキムチチゲ。酸味が強すぎるくらいにすっぱ辛くてすこし後悔。前に他の店で食べたときは結構良かった気がするけどな。切り替えて編集の続き。なんか今日は進んだ気がする、徐々に見えてきた。でも気のせいかも。そんなことしてるともう朝。驚くべきことに今日は一滴もアルコールを摂取しなかった。おおなんてこった。

2008/06/22 (Sun)
朝方、テレビでユーロ2008の試合を見ながらだらだら過ごし、昼ごろ寝て夕方5時前に目が覚める。というのも、守衛のオッサンがいきなりガチャガチャ鍵開けて中に入って来たのだ。今までにも何度かこういうことがあったけれども、たまにノックもしないで合鍵で開けて入ってきたりするからびっくりする。なんかの検査みたいだけど、一体何をチェックしているのだろう? 不明。てかプライベート無いのかよ…。また編集の続き、もう一回はじめから素材を整理しただけ。腹減ったしドゥベロマートに買出しに行こうとすると道の途中で増山さんに会う。一緒に晩飯に行くことにする。中華が食べたいということで意見が一致して10分ほど歩いたところの今回はじめての中華屋に行く。メニューもよく分からないので適当に頼むと八宝菜みたいなのがカレーライスみたいな状態でご飯にかけてあるのと鶏肉の酢豚みたいなのが出てきて結構なボリューム。まあまあ旨いし腹一杯、でもボられたのか結構高かった。増山さんから今までで一番酷かった展覧会の話とかを聞く(ギャラリーの人に作品を捨てられたりしたそうだ)。いやあ、海外でやっていくのというのは相当タフじゃないと大変そうだわ。部屋に帰ると加藤さんが交換日記なコラボの絵を持って来たので、その後ビール呑みながらぽつぽつと描く。こんなんでいいのか? よくわからんがまあ結構楽しい。そんなことしてるとまた今日の試合がはじまった。僕もジョー化してきているのかね。

2008/06/21 (Sat)
昼前に起きるつもりが結局昼2時。シャンリンがキュレーターが来るというので彼と日本人3人とコミュニティルームで会う。チャンウォンというプサンに近い韓国の南東部にある都市で8月にアートフェスティバルがあるというので参加の誘い。まあ7月にソウルであるやつと同じ感じで、怪しげ。借りてきた猫の如くおとなしく説明を聞く。なんかよく分からんが、一番はじめにやった水戸黄門のやつを見せたら結構気に入ったようで、そのままあれよあれよという間に書類にサイン。ちょうど日本でやる展示と時期が一緒なので搬入とか無理で、でもDVDだけ送れば良さそうでまあ良かった。ただマスターテープを日本に置いてきたので取り寄せたりするのが少し面倒。まあいいや。夜、増山さん、シャンリン、ジョーの4人で飯に行くことにする。近場のつもりが結局バスに乗ってグヮンサンに。シャンリンに連れられるまま、いけすのある店。刺身やら焼き魚やらシーフード。日本食に近い感じで、旨い。アジア人3人には好評、でもジョーは少し苦手そうでちょっと気の毒。それにしても驚いたことにここに来てはじめてキムチが出てこなかった。最後にまた(多分)カレイの刺身が山盛りで出てきて、よく見ると、日本では刺身の下に大根の細く切ったやつが敷いてあるけど、かわりに白くて長細い(多分)海藻みたいな麺みたいなのが山盛り。最後は皆でその海藻でハチャメチャなことになったりする。

2008/06/20 (Fri)
朝になってようやくネットが復活。意味もなく起きていたが、昼10時ごろに軽く寝ようとテレビの前にゴロ寝するやいなや加藤さんが昨日のコラボなドローイング交換日記(1日目)を持って来る。早速なのでちと焦ったが、展示まで時間は限られているわけだし、期間が少しでも長いほうが当然良い。しかしどう返すかなあ。そうこうしていると昼飯時。加藤さん、増山さん、シャンリン、それからフランスから韓国の実家に帰る途中というシャンリンの彼女の5人でホワイトハウスに行く。寝てなくてツライが気合入れるために焼肉。シャンリンと彼女はフランス語で話していて、不思議な感じ+うらやましいのう。スタジオに帰って耐えられず2時間ほど寝てインサドンへ。知人から紹介してもらった木村くんという人に会う。アートオークション関係の仕事で韓国に調査に来ているそうで、全く自分の作風からではかなり縁遠いところだけど話をしてみようてことに。初対面だけど気さくで感じの良い人。二人でタコのチゲ(生きたまま火にかけてワイルド)、ハシゴして屋台で呑んでると浮浪者ぽい人にからまれる。でもどことなく台湾のときのウィリアムに似ていたりで、複雑な心持。その後、彼の取引先という2人(日本語が上手)と車(後部座席に梱包されたでかい絵が積んであって、木村くんと無理矢理助手席に二人乗り)でホンデに。ここんところホンデばっかだな。やっと着いた店で後ろ髪引かれるところだったけど終電間近。一気に瓶ビール一本呑んでダッシュで帰路に。まあなんとかぎりぎり帰ってこられた。オイラもおとなになったね。

2008/06/19 (Thu)
朝スタジオに着いて速攻寝る。起きたら昼4時半。まあ悪くない。微妙に酒が残っている気もするけどまた編集の続き。相変わらずだらだらではかどらない。(でも一応がんばっているつもりの今日の写真。)というか難しいわけですよ、この作業。スンキョンからメールの返事が来ていて、次のソリューションデイにあの長らく気になっていた屋根みたいなピラミットみたいな粗大ゴミをゲットできる、ということが分かって小躍り。しかし残る最大かつ根本的な問題は、ドアの幅が狭い(その代わり高さは無駄に高い。)のでスタジオの中に入るかどうかだけど。夕食をコミュニティルームで加藤さん、増山さんと食べる。いろいろの他愛ない話。加藤さんがほとんど料理を作ってくれて、自分は冷蔵庫に置いていた野菜類をほんの少しだけ提供、で申し訳ない。お礼に日本茶でお返しをしつつ、コラボの話など。レジデンス成果展ということで、チャンドンで別の個展(同時期にもう1つインサドンであるそうだから大変だ)を加藤さんがする際に、ちょいとコラボレートなドローイングで交換日記みたいなのを2人でやる、ということになった。しかも7月の終わり頃ということで、僕も日本でのグループ展前で結構ヤバそう。まあやるしかない。それにしてもここ数日でネットに繋がる速度が異常に遅くなって、ついに夜中には繋がらなくなった。原因不明、なんでだろ。

2008/06/18 (Wed)
今日は2週に1度のギャラリーツアーの日。早起きは辛い。ゴーヤンからはジョーと僕の二人だけ。チャンドンからはフンベルト、スーフィ、ナンシー、久々のサラウ(タイに一時帰国していたようだ)。プラス引率のスタッフ、キュリとミンヒの計8名。まずプッチョンやインサドンのギャラリー。今まで何度か来ている場所だが、はじめていくところもいくつかあったし、前回から展示換えしているところもあってまあ助かった。コマーシャルな美術ばっかであまり見ていて楽しくは無いけど、One & J.ギャラリーはまあ面白かった。昼飯(シーフードのチゲ)をインサドンで食べて、ホンデに移動。まずギャラリーLOOP。パラモデルとか日本の作家も何人か出しているグループ展。展示の質もなかなか良くて、韓国で見た展示の中で一番良かったかも。サンサンマダンやサムジースペース(サウンドアートのグループ展、これもまずまず良かった)とか。サムジーではレジデンスもやっていて、スタジオのある階にもこっそり侵入。台所も風呂も共同らしく、凄い狭くてあまりきれいともいえない。それを考えたら今のスタジオは良いのかも。その後、待ってました、呑み会。はじめ7人くらいで呑み始めたときは、席の位置が遠くて一人取り残されることしばしばで、どうなることかと思ったけど、最終的にはまたジョーとフンベルトと僕の3人になり、5、6軒ハシゴして朝まで呑む。途中また踊り倶楽部(悪夢が蘇る)とかピッチャーを頼んだつもりがアホみたいに長いビアサーバーが出てきたりとか酔っ払いに絡まれたりとかパンクロッカー(とその彼女)と抱擁したりとか朝飯に焼肉食ってぼったくられたりとかいろいろあったけど、今日は特に大事件は無し。スタジオに着いたら朝7時半。朝帰りしたいつもの日より30分も早く帰れたじゃん、やるじゃん悪くないね。

2008/06/17 (Tue)
今日で丸2ヶ月だ。早いような、でもこの1ヶ月はそれほど早かったような感じでもないしな。夕方5時ごろ目が醒める。もうどうにでもなれ、だ。しかしひどい筋肉痛。昨日ちょっと登山しただけでこれだからもう歳なのかねやっぱ。でも登山より鉄棒やったのが効いてるのかも。足も微妙にぶり返しているのかもしれないが、まあ気にならないくらい。また引き続き編集の作業の続き。相変わらずだらだらなのではかどらない。ほどほどにしてまあ2ヶ月目を記念してここに来て2度目の散髪。かなり伸び放題だったし。良い気分転換になることを期待して。スッキリして風呂行って洗濯。軽い飯を作って(長谷川さんから貰った錦松梅のふりかけが調味料として大活躍。)それからビール。ちびちびやっているとまたジョーが来て彼の専用パソコンと化しているコミュニティルームのパソコンから音を出そうとする。が、どうしても音が出ない。ドライバがだめなのか、原因が良く分からない。結局呼ばれたところで全然役に立たなかった、まあ今日もこんなだらだらで一日が終わる。

2008/06/16 (Mon)
3時ごろに起きていつものように編集の作業を続ける。と、ジョーが来て、スタジオの裏の山に登ろうと誘われる。セジンも一緒に行くということで、彼女を待つ間、二人でサッカーやったり。足もほぼ完治といったところまできてるので心配ないだろう。3人で(あの事件以来久しぶりの問題児3人組集結)5時ごろから山に上る。山の中のちょっと見晴らしのいいところにぽつぽつとお墓がある。こんもり盛り土しただけのもので、韓国ではこういう感じが普通らしい。途中、道なき道をかき分けて行ったり、変な広場があって鉄棒と巨大なフラフープがあったり、火の見やぐらとかあったり。子供時代、近所の山の中に入って基地作ったりして遊んでたりしたことが思い出される。ジョーはずんずん進んでかなりの山奥、なかなかハード。おそらく稜線づたいにかなり歩いて、なかなか下りる道が分からず、薄暗くなってきたりでこのまま遭難してしまうのではないかとちょっぴり心細くなったり。しかしまあなんとかかんとかへとへとになりながら山から下りてきて8時前。そのまま近くのゴーゴルマダンというスタジオから一番近い食堂で飯。ビビンバと豚肉のいためた感じのもの。この店は皆で何度も行っている店だったけど、豚肉の炒めたこの料理ははじめて。旨い。すかさずビール(正確にはビールに焼酎を混ぜたもの。フルーティな感じになる)。他の客が暴れだしたりしたので、セジンが警察に電話したり。その後も3人でコミュニティルーム(途中加藤さんやシャンリンも一瞬顔出しつつ)→2階のテラスのところで呑む。屋上は相変わらず鍵が掛けられている、あれま。ジョーはかなりやんちゃな奴。僕も普段眠ってるやんちゃ魂に火がついて、かなり無茶したり。まあたのしいので良し。部屋に帰ったら5時。今日はかなり運動して呑んだなあ。

2008/06/15 (Sun)
またずるずると寝ないで起きてしまっていたが、昼11時ごろに軽く寝ることにする。ここで布団で寝ると絶対に夜までずーっと寝てしまいそうだからテレビの前の座布団のところで寝る。これのおかげで昼の3時ごろには起きられた。また食事に呼ばれてホワイトハウス。今日も皆で行くと思いきや、加藤さんとジョーの3人。今まで食べたことないメニューを頼んだつもりが、またテンジャンチゲが出てきてどういうことかよくわからん。まあでも寝起きには辛すぎず重すぎずで結構好きだしまあ良い。ジョーがネンミョンをすごく食べにくそうに食べているのがなんか気の毒な気がしたり。あまり皆しゃべらず、黙々と食べる。部屋に帰って昨日のつづき。今までろくに進んでないのは、素材の量が無駄に多すぎるということに今更気づく。でもなかなか思い切っていらないやつを捨てれないんだわな。ここ数日、建物全体がやたらと静かだ、特に僕のスタジオ近辺は。他の韓国人作家がほとんどいないような気もする。眠くなってきたりするので散歩がてら、ビールを買いにドゥベロマートに行ったりしつつまただらだらと過ごす。なんかピリッとしないなあ、ハイハイいつものことです。

2008/06/14 (Sat)
起きたら昼3時。どうしてもこうなってしまうのかね。昨日結構歩いたから痛めた足がまたぶりかえすのではないかと心配だったけど、大丈夫そう。ほとんど気にならない程度に治ってきた感じで良かった。めちゃ寝起きのところだったけど、飯に行くと言うので加藤さん、増山さん、シャンリンの4人でこの前も4人で行ったホワイトハウスに行く。増山さんとシャンリンはサムギョプサル(豚バラの焼肉)を頼んだようだけど、常に肉にく言っている僕でも流石に寝起きではキツイ。朝は味噌汁てことで、韓国の味噌汁、テンジャンチゲ。でもだんだん隣りで肉食べているのが羨ましくなったりもしたり。シャンリンの彼女が来週韓国に帰ってくるという話から結婚の話などなど。部屋に帰ってくるともう5時。ネットでパソコンのメモリをいろいろ探してみたりユーチューブ見てみたりとだらだら過ごす。これじゃイカンとまた編集のつづき。まったくはかどらないが、ようやく夜中あたりから徐々にエンジンがかかりだす。やっぱ夜型なんだわな。ジョーがひっつき虫(貼ったりはがしたりできる粘着材のやつ)で小人をつくってきてくれたりする。最近、彼はやたらとなんか持ってきてくれたりする、不思議な感じ。今日はスカイプしながら呑んだビール1本だけ。だらだら過ごしてまた朝を迎える。

2008/06/13 (Fri)
7月にソウルである展覧会(怪しげ)の会場下見に、シャンリンと2人で9時にスタジオを出る。昨夜は早めに床に付くが結局朝まで寝つけず、かなり眠い。展覧会のスタッフのキム・スジンとヤンジェ(スタジオから2時間近くかかる)で待ち合わせてGO。やはりまあ予想通り、な会場。人もこんなところまで見に来るのか? てな具合だけどこの際もう気にすんな。シャンリンはかなり無理言っていろいろリクエストしているみたいだが、こちらは何とも気合が入らず、ってだめじゃん自分。まあそんな感じでなんとかなるさ。下見の後も3人で昼飯食ったりお茶したりをシャンリン主導のもとに。スジンはすごくがんばり屋さんでいい子そうだ。仕事があるからということで彼女と別れたあともまずはシャンリンの用事でチュンムロで写真関係の店を廻る、それからジュンロ3ガ。別に特に支障はなかったけど、パソコンのメモリを増設しようと思っていて探すが、あまりにも僕のパソコンが古すぎて規格に合うやつが結局見つからず、今日は保留。でもやっぱこのジュンロ3ガの電気街はかなり面白い。またチュンムロに戻って現像から上がったシャンリンの写真を取りに行きがてら、晩飯。今日は初のサムゲタン。鳥肉(多分1羽分か半分か)の中に米とか朝鮮人参とかいろいろ入っていて、煮込んだもの。優しい味だけど意外とワイルドな見た目にもなっていて、でも良いだしが出ていて旨い。腹一杯でかなり寝ながら10時前にはスタジオに戻る。夜中、加藤さんと焼酎。コラボな話でかなり未知数だけど面白そう。多分二人で絵(!)を描きます。まあどうなるかかなり心配だけどやってみよう。また軽くのはずが部屋に帰ったら4時。

2008/06/12 (Thu)
泥酔で昨夜は早く寝れたので7時ごろ目が覚める、まあ酒が切れて。しかし強烈な二日酔い。そんなに呑んだっけかな、おそらくドンドンジュがかなり効いていたのかも。もう一回寝たいところだったが、頭が痛くて眠気がさっぱり。また編集の作業の続きをやるが効率も悪い。そうこうしていると早くも昼時、加藤さん、増山さん、シャンリンの4人でホワイトハウス(飯屋の名前)に行く。前にも書いたように自分のスタジオは寒いくらいなのだが外は結構暑くてびっくり、酔い醒ましも兼ねてここに来てはじめてのネンミョン(冷麺)にする。けど冷たすぎで食べると逆に寒くなる。それでも二日酔いは随分マシになった。スタジオに戻って作業の続きをやりながら、次のソリューションデイ(スタッフがいろいろ助けてくれる日)でグヮンサンにあるずっと気に掛かってた屋根みたいな粗大ゴミをゲットするべく、スンキョンに宛ててメールをしたため(英語だからめんどくさい)、値段が高くて踏ん切りがつかなかった7月末の日本へ一時帰国用のチケットもとりあえず仮予約。そんなところに守衛のおっさんが扇風機を持って登場。まだ寒くて自分には必要なさそうだけど。夜、昼食と全く同じメンツ(なかなか珍しいことだ)でまた外食。サワラのチゲとサムギョプサル。今日は軽めで4人で焼酎1本だけにしておく。確かにたまには肝臓休ませないとNE。

2008/06/11 (Wed)
また朝まで作業。8時ごろ寝て3時に起きる。夕方、チャンドンのフンベルトの知り合いのオープニングがインサドンであるというので、シャンリン、ジョー、増山さんの4人で行く。途中駅の反対側だけど、ジョーの大学の友達の韓国人作家が展示をしていると言うのでアラリオソウルとかがある北村(プッチョン)のギャラリーに寄るとゴーヤンの韓国人作家ジョン・カンオクに会って、ほかの知り合いのオープニングをハシゴ。といっても目的は皆で飯をつまみ食い。寄り道だらけの後、ようやくインサドンでフンベルト、と前回のギャラリーツアーにもいたアメリカ在住の韓国人作家ボン・イノの6人で近くの飯屋。タラコみたいのとかいろいろ入ったチゲとイカをコチジャンで炒めたようなやつ、酒は二夜連続でドンドンジュ。イノは3人も子供がいるそうで(しかもジョーと同い年くらい)一体彼女は何歳なのだろう? ここでシャンリンが一人帰って、5人で鐘路(ジュンロ)の呑屋でまたビールと焼酎。いろいろ話したんだろうけどあまり良く憶えていない。なんとか皆でスタジオまで帰って、速攻寝る。今日は(今日も)飯食って酒呑んで寝ただけ。なんてこった。

2008/06/10 (Tue)
明るくなるまで作業をやっていたので、起きたら夕方前。まあ結局、完璧夜型人間なんですよ、ボカァ(僕は)。寝起きでも昨日の続き。そこそこがんばってるつもりなのだけど、相変わらず進まない。窓(自分のスタジオについて書いてなかったと思うけど2階建ての1階部分で、窓は北側、しかもすぐそばに建物があって日当たりは最悪。日中でも寒くて外に出かけると暑くてびっくりする)をノックする音がするので何かと思えば久しぶりにセジン。あの屋根の上の全裸事件以来。おそらく彼女にもお咎めがあったのだろう、2週間という冷却期間を経て復活。まあ元気そうで良かった。とりあえず引き続き作業。そうこうしていると夜。加藤さんとセジンとヒソンの4人で車で10分ほど行ったところで夕飯。韓国人作家はおそらくみんな車を持っていて、たまに家に帰ったりしているようだ。まあかなり田舎だし、車が無いことには動けないと言うのもある。飯は海鮮チジミと海鮮カルグッス(うどんみたいな麺)+酒はドンドンジュ。旨い。店の前にテレビ局が取材に来ました、みたいな宣伝をしていて、そういうところにも今までも何軒か行ったり連れて行ったりもしたが、まあ間違いない。びっくりするくらいでかい鍋にカルグッスでもう食えません、腹一杯。今日韓国ではソウルをはじめ、各地ですごいデモがあったみたいだ。ワールドカップのとき然り、この国の人々の団結力たるや、すごいの一言に尽きる。

2008/06/09 (Mon)
確実に遅寝遅起に戻ってしまった。もうこれは田舎のこの空気がそうさせるのだ、と開き直る。今日も部屋に篭もって編集の続き。考えてても進まないのでとりあえず構成そっちのけで、エフェクト(逆再生)をかけてみて様子を見て使うやつを決めることにする。これがまた面倒な作業。加工するところだけをまとめていっぺんにはできず、1カットずつやっていかないといけない。「シフト押しながらコントロール+Rでマイナス100」を連打連打連打。また手がつりそうになる。一日やってやっと全体の3分の2くらい。早いことこの作業を終わらせないと、こっちでの制作もままならない。スタッフのモクさん(彼は英語が全く喋れない)と通訳にキュリがやってきて、病院に行って足の具合を診てもらうように言われる。が、安静にしていたら治りそうな感じなのでとりあえず今日は丁重に断る。しかし、なんだかんだで2週間にもなるし、座ったりしていれば平気だけど歩くとやはりちょっと痛むので診てもらったほうが良かったかも、と今更少し後悔。まあもうすこし部屋に篭もって様子を見ることにしよう。でもこれ、結構長い間スッキリしないし一体何なのかね。ジョーにイギリスの両親から送金してもらうから韓国の銀行口座が必要で、一旦僕の口座に送ってもらって引き出したいとか言われて、正直めんどくさいことになりそうだなあ、と思っていたら、数時間後にはソウルにいる友達に頼んだそうで、とりあえずほっとしました、とさ。

2008/06/08 (Sun)
起きたら昼過ぎ。また徐々にずれてきている。ヤバイヤバイ。今日は雨。最近あまりスッキリしない天気だけど韓国でも梅雨があるみたいだしそうなのかな。まずは今朝予約で録った日曜朝恒例の番組をチェック。今まで録るたびにビデオ予約を毎回やっていたが、昨日「毎週」とかの設定できることをようやく解読(韓国語)。これからはいちいち予約しなくて済みそうだ、良かった。番組の司会者(通称ポパイだって。毒蝮三太夫の眉毛を取って、毒を抜いた感じ、つまりそれほど似てはいない。)についてもネットを駆使して自力で調べる。だからってどうってこと無いが、番組の背景を知ることはまあ必要だ、ということで。平行してビデオ編集。15分間のカウントダウンのシンプルなタイマーを作成。もっと楽な方法とかありそうだったけれど、プレミアで100分の1秒まで表示のカウントダウンをつくるためにコピペ無限大で腕がつりそうになる。やたら時間が掛かってしょうがない。夜、増山さんと飯、豚の焼肉屋に行く。カルビ。以前シャンリン(最近つれなくなってきた気がするが、気のせいか?)と何度か行った店で、結構久しぶり。助成金の話など、これはミクシィのレジデンスコミュの人(僕もそうだが)からすれば、おそらくかなり垂涎ものの話。あと最近ちょっと気になるのが、この前新調したメガネの左眼が少しかすんで見える。合ってないのかな。まあ今更しようがない。

2008/06/07 (Sat)
昼前に起きてVHSで録り貯めていたビデオをDVに移す。作業も途中だったが、今日はプログラムマネージャーのシミが結婚式(!)を挙げるというので、モクさん、キウン、増山さんの4人でキウンの運転で式場のあるアプクジョンに向かう。出会って3週間とかでシミは結婚を決めたそうだからスゴイ。まず会場に着くとかなり大袈裟な二人の写真でお出迎え。ゴーヤンの作家、スタッフも沢山来ている。服装もほとんど普段よりちょっとお洒落着、というくらいみんな割とカジュアル。教会の中に入るとすでに始まっているようだ。結構広い。人も結構いる。と、式の途中だと言うのに、ぞろぞろと抜け出して行く。呼ばれるままについていくと食堂で、ご祝儀と引き換えで貰った食券で皿をGET。とりあえずバイキング飯を食う。増山さんも言っていたけどこれまでの滞在で一番ゴージャス飯、というくらいの充実ぶり。たらふく食べてまたみんなで式場に戻ると人もまばらになったところで写真撮影大会。僕も含めたゴーヤンの作家達も新郎新婦を囲む。これで終了。酒もない、二次会もない。飯食べに来ただけ。今日は結婚式で一日潰れると思ったが、あっけなさすぎ。しかしこれが韓流結婚なのか? かなり文化の違いを感じられて興味深かった。夕方前にはスタジオに帰って何事も無かったかのように作業の続きをする。

2008/06/06 (Fri)
何とか昼前に目が覚める。昼食をコミュニティルームで作るからと言うことで行ってみると、加藤さん、増山さん、ヒソン、シャンリンで昼食を作っている。なんか作らねば、と思うが昨日の酒が残っていてままならない。結局何もせずに昼食にお邪魔する形になって大変申し訳ナイ。食欲もそれほどでなかったけど、食べてお茶を飲んでいる間に徐々に回復。そうこうしてる間に夕方で、今日はチャンドンスタジオのフィオナが明日帰国するということで、お別れ会。ゴーヤンからみんなで行くと思ったら結局日本人の3人。あとチャンドンスタジオでやるものだと思っていたけど、1時間半かけて途中の恵化(ヘェファ)というところで待ち合わせ。近くのバーに行く。チャンドンからはフィオナ、フンベルト、ナンシー(前にフィリピンとか書いたかもだけど、マレーシアからの作家)で、合計6人。各国レジデンス話や映画の話など。あまり話題に着いていっていないけれど。フンベルトがいろいろ映画を見ている感じがした。11時前には店を出るが、途中乗り換えの駅で乗り過ごしたりで、ソウル駅、バスもなかなかつかまらず、でもなんとかかんとか2時間近くかけてスタジオに戻る。もう最近呑んでばっかで全く何もしていない。まあいいや、これも大事なことなのだ、ということにしておく。


2008/06/05 (Thu)
最悪な気分で夕方前に起きる。思うに昨夜にしろ、先日の屋根の上の件にしろ、どういうわけかこの国のセキュリティの人との相性が悪いようだ。あとジョーと一緒にいるといろいろある。まあ楽しいからいいけど。視力は0.02とかでメガネなしでは全く何も見えない。生活に支障をきたす。なんとか南大門までバスで行って、メガネ屋を目指す。日本語で客引きやっている店に吸い込まれるように入る。10万ウォン也。今日は非常事態なので少々値が張っても仕方ない。メガネを新調して心身ともにすっきり。気分が大きくなって、かなり変な靴を買ってしまう。飯食って帰ろうとしたらバスがなかなか来ない。待っていると偶然にも加藤さんに会う。狭い世界だ。どうやら輸入牛肉の件でデモをすぐ近くでやっていて、バスが止まっているようだ。近くにオススメの店があるといううので二人で行く。食ったばかりだったけど、また懲りずに酒をちびちび。韓国の清酒で、日本酒とはちょっと違うが結構いける。奢ってもらって申し訳ナイです。それからようやく湿布を買う。もう1週間以上も前だが、途中サッカーしたり、いろいろ歩き回っていたので、全然痛めた足が良くならない。デモの影響でいつも使っているバスも不通、乗り継いだバスも大渋滞でかなり時間が掛かってようやくスタジオに。一息ついてる間もなく、向かいのキウンのスタジオで隣りのユンウン、あとなんでかスタッフのモクさんと4人で焼酎で酒盛り。キウンはいろいろ良くしてくれる。また酔っ払って就寝。

2008/06/04 (Wed)
ギャラリーツアーの日。7時半に起きて加藤さん、増山さん、シャンリン、ジョーの5人で集合場所まで向かう。途中すったもんだで30分ほど遅刻。チャンドンからは4人+スタッフで総勢11名、ちょっとした修学旅行気分。まずは国立中央博物館。企画展のスペースは意外と小さくてなんだかなーと思ったら、別の棟の常設はすごい量。仏像、陶器、仏画など。10メートルくらいある石塔を日本人が盗もうとした話を加藤さんから聞いてびっくり。次にLEEUMサムソン美術館。古美術から現代美術まで。私設の美術館であれだけのコレクションだからめちゃ金持ちだ。建物もかっちょいい。そんな感じで今日のツアーは終了。でも僕としてはその後の呑み会が楽しみで毎回参加しているようなもんだ。まずはイテオンで軽く一杯。ここで何人か帰って、ジョー、フンベルト、増山さんの4人でイテオンだと観光地価格で酒も高いのでホンデに移動。何軒かハシゴしてまた結局ジョーと僕の二人に。終バスも乗り過ごしたので朝まで呑むしかない。なんとか辿り着いたバーで踊り倶楽部(クラブ)を聞き込みして、二人で突入。しかしここで事件勃発。普通に踊っていたら(否、相当酔っ払ってたからトリッキーな動きだったのかも…)いきなり背後からセキュリティの男に羽交い絞め、外に引っ張り出される。その拍子にメガネを落っことす。踊りフロアはぎゅうぎゅうでもりもりに盛り上がっているので探し出すことは全くもって不可能。ジョーも一緒に連れられて店の前でマネージャーも出てきてしばし口論。結局店から追い出される。最悪。メガネなくして泣きそう、てかかなり感情が高ぶっていたので泣いてた。気を取り直して別の店で呑み直す。また財布の中はすっからかん、朝なんとかバスを乗り継いで帰るが二人ともバスの中で爆睡で寝過ごしてスタジオに着いたのは8時過ぎ。最悪な一夜。

2008/06/03 (Tue)
12時過ぎに起きる。やはりまた確実に生活が遅寝遅起にずれてきている。もうどうしようも無い人だね。まずはソウルである良く分からない展覧会用に旧作を再編集。はじめはビールの空き缶で新作をやるつもりだったが、イマイチ、というか完璧に反応が悪いので、あとちょっと怪しい展覧会なので旧作でお茶を濁す、ていうとかなりひどい言い方だけれども、それが求められているようでもあるし、良さげ。無理矢理ラストシーンだけ変えて今日のところはとりあえず保留。ひきつづきしばらくやっている編集の続き。全然どうするか決めかねて手が止まる。これはまずい。登場人物別に整理したのがあまり良くなかった。順番入れ替えずにそのまま何も考えずにやれば良かった、と今更後悔。何ともはかどらないのでテレビをつける。ビックリマンとかアラレちゃんとかやっているのでなんとなく、かつ気が付けばそこそこ夢中になって見てしまう。そんなこんなで早くも夜、てかもう夜中、加藤さんと軽く呑む。はじめはお茶のつもりが焼酎。なんだかんだで二人ともソニ夫(ソニー好き)という話など。それにしても今日はホントに何にもしていない。

2008/06/02 (Mon)
10時半ごろ目が覚めるが、ほんのり二日酔いで起きる気になれず、二度寝。ノックの音で目が覚めて12時すぎ。めちゃ寝起きの中、キウンの運転でパクさんとキャンヒの4人でこの前パクさんに連れて行ってもらったビビングッスを食べに行くことに。道路の工事でかなり渋滞。やっとついたらどうやら定休日で店は閉まっている。残念。仕方なくまたしばらく行った別のビビングッス屋に行く。パクさん曰く、イマイチな店らしく、確かに前に行った店のほうが辛かったけどスープは良いだしが出ていた気もする。帰りはびっくりするほど早く帰れて、スタジオ近くのチョイスマートでアイスを食う。全部奢ってもらえた、ありがたい。なんかお返ししないとな。これから皆で登山しに行くらしいけど、足がこんな状態なので(折角治りかけだったが、昨日サッカーしたり8の字に走ったりで痛みがぶり返す。)やめておく。部屋に帰ってもろもろやっていると、ジョーがやってきて、ようやく二人でワワ(レストラン)に飯に行く。コリアンスタイルレストランとかいっていたが、適当に頼んだらトンカツが出てきたので、あんれまあ。でもまずまずうまかった。ジョーに面白い記事があるからと、教えてもらったネットの記事を解読するのに時間を費やす。夜は加藤さん、増山さんの3人で近くの飯屋。ついさっきジョーと行って来たばかりだったので、サイドディッシュをつまみに焼酎。その後も3人でコミュニティルームでビール呑みながらいろいろ話す。日本語で気楽に話をするといつも最後は愚痴合戦になってしまう。幸せとはなんぞや、など。今日は一日中飯食っていたような気がする。

2008/06/01 (Sun)
今日はチャンドンスタジオのフンベルト、フィオナ、スーフィがゴーヤンに遊びに来るということで、昼過ぎにシャンリンと加藤さんと僕の3人でビールを買いに行く。約束の時間が過ぎても来ないので、ジョーを交えて駐車場でサッカーしたり。まあ久々に運動した。そうこうしてるとようやくチャンドンの3人がやってきてまずは軽く一杯。ゴーヤンのそれぞれのスタジオを紹介したりしたあと、総勢7人で以前、セジンに連れて行ってもらったスパランドに行く。前行ったときは酔っ払いすぎてほとんど覚えていなかったけど、こうやってみんなで風呂に行くのは楽しいな。かなりの長風呂のあとスタジオに帰るとパクさんはじめ韓国の作家がすごい料理を用意してくれていた。焼肉やら魚やらイカやらオデンやら。旨い。みんなでワイワイやってるともうチャンドンの3人は帰る時間。あっという間にお開き。そのあともジョーとヨン・キウン、ジャン・キャンヒたちと呑む。また最終的にはジョーと僕の二人。例によって屋根の上に行こうとするが、前の全裸事件を重く見てか、鍵が掛けられていて屋根に登ることが出来なくなってしまっている。ああなんてこった。しかも、あの日から丸1週間、セジンを見ていないので非常に気掛かり。だいじょうぶかなあ。まあそんなこんなで行き場を失ったジョーと僕は、駐車場に行く。ビールの缶を2つ並べてその間を8の字に88回ぐるぐる廻ったりする。なんかよくわからないけど、たのすぃなあ。

2008/05/31 (Sat)
10時ごろ起きる。やっぱ日に日に起きるのが遅くなっている。これはマズイ。でも人間の体内時計って25時間周期らしいから、オレっち人間だもの。みつを。起きると頭がクラクラする。腹具合も悪い。もしや昨日のチョウチンアンコウらしき謎の魚っぽいやつにあたったのか? そうは言っても腹減ったので昼飯を作るために冷蔵庫のあるコミュニティルームにいくと増山さんがちょうどご飯を食べていて、普段は冷蔵庫のものをわざわざスタジオに持っていって自分のスタジオで料理(と言ってもたかがしれているが)を作っていたけど久々にコミュニティルームのキッチンで飯を作ることにする。ジョンロサンガの電気街がかなりでかくて使えるという話から、保険の話、増山さんの生い立ち(?)に至るまでのなかなか今まで知らなかった話など。部屋に帰ってもクラクラがやまないので、これは風邪かも、と思い直して風邪薬をビールで流し込む。気を取り直してまたまた昨日の続きのビデオ編集。しばらくするとジョーが来て飯を誘われる。彼はついさっき起きたようだ。前から一緒に飯でも行こうと言っていたのだけど、さっき食べたばかりなのでまた今度。編集は、今日一日かかってやっと登場人物別に整理できた。だからどうってわけでもなくて、これをまたランダムに組みなおす。なんか無駄なことしたような気もする。そういえば頭のクラクラもとりあえず落ち着いている。風邪のひきはじめだったのかな。まあそんな感じで今日も一日篭もって終わる。

2008/05/30 (Fri)
9時半ごろ起きる。前から考えてみれば早起きだが、徐々に起きる時間が遅くなる感じが少し怖い。ちょっとづつずれてまた前みたいになりそうで。また前の日の続きでビデオ編集。キャラクターで整理。やっぱなかなか進まない。やっと半分超えたところ。気づけばもう夕方、シャンリンと近所をうろうろ。今まで行ったこと無かった道で、スタジオの裏側に出る坂道。今まで知らなかったが住宅地になっていて、割と新し目のマンションみたいなのが建っている。それぞれの家のベランダにキムチの壷があるのが韓国ならでは、な感じがした。その後、二人でバスに乗ってグヮンサン(シャンリンは町の名前はピョッツェだと言っているけどどっちが正しいのだろう?)の町まで行く。文具屋でコマゴマした買物をして、いつももの凄く賑わっている飯屋があるから、ということで行くことに。店の前のサインにチョウチンアンコウみたいな魚の絵が描いてあって、これはちょっとやばいかな、とか思いながら。店はギリギリ座れるくらい大盛況。いろいろサイドディッシュが出てきてかなり十分な感じでようやく出てきた。謎の肉片がコチジャンで炒めてある。異常に辛い。たまらず焼酎。隣りのオッサンのグループが同じモノを食べているのをはじめ見て、麺かなあと思ったらもやしだった。魚っぽい部分もあったが、豚足みたいなところもあったり、全く謎の部位(多分浮き袋とか)と、かなり見た目もグロテスク。二人でなんとか3分の2くらい食べるのがやっと。隣りのオッサンが竹島(こちらでは独島)の話をふってきて、なんとも言葉に困った。まあそれにしても、一体あれは何を食ったのだろう?

2008/05/29 (Thu)
9時前には起きる。ついに昼夜逆転脱却か? 溜まっていたので久々に洗濯する。しかし溜めすぎると干す場所も無いのであまり良くないことを確認。ビデオ編集のつづき。今までなかなかはかどらなかったが、意を決してとりあえず素材を整理する為に登場人物ごとに分ける。なかなか面倒なことになった。これは時間がかかる。昼過ぎから、ソリューションデイという行事。はじめは意味不明だったが、まあ海外作家のための、行きたい場所とかに連れて行ってくれる、というギャラリーツアーとはまた別のイベント。スンキョンの引率で、ジョーと増山さんと僕の4人で行く。まずはアングクのPKMギャラリー。この前増山さんと行ったばかりだったけどその後の鐘路3街(ジョンロサンガ)の近くの電気街はかなりの収穫。韓国で電気街といえばヨンサンだが、スタジオから少しは近いのでなかなか使えそう。ここで増山さんは作品で使うバッテリーを購入。ソリューションデイを確実にモノにしているので流石。バスに乗り換えて南大門のアルファへ。特に必要なものが無かったけど、5メートルのビデオケーブルが200円くらいなのでなんとなく買ってしまう。スタジオに帰る途中、23日の日記の犬を飼っているオッサンが酔っ払ってからんで来る。僕とジョーのヒゲをもじゃもじゃさわって、何言ってるのか良く分からんが、ヒゲを剃れってことかな、韓国でヒゲを生やしている人はほとんどいない。しかしなかなか味のあるおじいちゃんだ。

2008/05/28 (Wed)
今日は良く寝た、久しぶりにベッドで寝れた。ということで7時半ごろには起きる。人間的な生活。やはり気持が良い。朝の連ドラを録画してたまっていた日記書いたりもろもろ。足の具合は昨日よりは随分良くなったけどまだ普通に歩くと痛む。あと、無くしたと思っていたスタジオの鍵がカバンの中から出てきて一安心。しかし今日一番の仕事は、iTunesの引越し作業。LimeWireのフォルダをつい魔が差して移動させてしまったので、リンクが切れてしまった。600曲ぐらいのリンクが切れたやつを1コ1コ直すのに相当な時間がかかった。気づいたらもう夕方。またまた何やってんだか。シャンリンとも昨日のことをあやまったり出来てとりあえずは良かったかな。そんな折、パクさんが来て夕飯を誘われる。シャンリン、加藤さん、増山さんの計5名。パクさんの運転でまたソウルとは逆方向に15〜20分程度のところ。今日はビビングッス。以前に美味しいビビングッスが食べたいとパクさんに話していたのでそのリクエストに応えてくれたようで、ありがたい。キムチと牛肉でだしを取った冷麺。かなり有名な店らしく、旨かった。熱いんだか寒いんだかよく分からない感じで、後から辛さがが増してくる。夏場だともっと良いんだろうな。スタジオに帰ってパクさんのスタジオで呑む。写真話、日韓のスターの人気のギャップについての話など。ほとんど日本語で、シャンリンに申し訳ナイ気も。今日は軽めで12時前にはお開き。


2008/05/27 (Tue)
気づいたら机につっぷせて寝ていた。しかもお茶を溢していてびしょびしょ。最悪、ていうかシマッタ! 今日はMIACAの長谷川さんがスタジオ訪問するということで増山さんと朝7時半にソウルに迎えに行くはずだったのだ。完璧すっぽかした。猛烈な二日酔いでそれでもアタフタしていると二人が来る。あまりにもふらふらだったので長谷川さんともろくに話もできず。ついでにシミが来て、早速今朝早くの全裸の件を絞られる。というか、左足が痛い。屋根の上の150センチくらいの段差を飛び降りたときにどうかしたっぽい。打撲?捻挫? 最悪なことにスタジオの鍵も無くした。踏んだり蹴ったり。かなりキツかったけど長谷川さんと増山さんの3人でアングクのギャラリー街に行く。途中昼飯で豆腐を茹でただけの病人食みたいなのでびっくり、でも二日酔いには良かった。長谷川さんとアラリオソウルで別れるときに錦松梅のふりかけをお土産で貰う。渋い。その後増山さんと近辺のギャラリーを巡る。本来はこのあと、チャンドンスタジオでニュージランドの作家フィオナの個展のオープニングがあって、行くはずになっていたが、余りにも疲れて、気分が悪く、足もこんな状態だったからゴーヤンに戻ることに。でも申し訳ないことした。スタジオに帰って速攻寝る。

2008/05/26 (Mon)
またテレビの前で寝て10時前には起きる。ナイス。昨日ジョーから譲ってもらったテレビを見やすい位置に移動させるために延長コードを買いに行く。オフィスで貸してもらえるかと思って聞いてもエクステンションコードで通じず、ようやく伝わったけど、無いから自分で買ってこいとな。なるべく安いのでよかったので近所のスーパーを何軒か廻る。バス通り沿いに小さい道具屋があって、小さいし品揃えもいまいちだけど、いざとなったら使えるかも、というのを発見。ドラフティングテープを買う。他のスーパーで裁縫セットと延長コードをゲット。早速テレビを繋げてご満悦。あと、裁縫セットでぼろズボンの穴を縫う。夜、増山さんと飯、焼肉のつもりでプルコギを頼んだら鍋みたいのが出てきて、びっくり。前にプルコギで頼んだときに焼肉だったはずなのになあ。増山さんから、レジデンスよもやま話、オーストリアのオモロなアートシーンなどいろいろ聞く。やっぱ流石だ。その後、コミュニティルームで皆で呑み会。また最終的にはジョーとセジンと僕の3人になり、朝方、こうなるともうお決まりのコースで、屋根の上に登る。相当酔っ払って記憶が曖昧だけど、どういうことかジョーと僕が全裸(!)になったりして騒いでたら、守衛の人が何人か出てきて、こっぴどく怒られる、全裸で。泣きそう。

2008/05/25 (Sun)
テレビの前で寝たから10時頃に起きられた。いい感じだ。昼夜逆転生活を脱却すべし。まずはビデオの録画予約をしておいた今朝6時からのアジョシ&アジュマ(おっさんおばさん)パワー炸裂番組をチェック。やっぱなかなかナイスな番組。どんなやりかたをするかあれこれ考えを巡らせる。引き続きビデオの編集。取り込んで使いどころをカットしたものの、構成を特に考えずに、やりながらでいいやと思っていたのでゆるーくいろいろとやってみるが、なかなか決めかねる。全然進まない。タバコを買いに近所のチョイスマートに行く。日ごろ、なんか使えそうなものが落ちてないかといつも地面を見ながら歩く。小人をつくるのに良さそうなものを道端でいろいろと拾う。部屋に帰ってビールの空き缶をグルーガンで着けたり着けなかったり。そんな感じでだらだらもりもりやる。一日篭もっていたわりに、イマイチあまりやった気がしない。今日は静かな一日。と思ったら夜中の4時、ジョーが来てテレビを要らないかと聞いてくる。もともとスタジオのゴミ置き場にあって、はじめ僕も目をつけていたのだけれど、ジョーに先を越された。かなりの年季が入っていて、壊れているということで譲ってくれるそうだ。ダメもとでケーブル繋いでみたら、普通に映った。あれれ使えるやん。

2008/05/24 (Sat)
とりあえず今日で32歳になりました。まあ特別何の感慨もない、ただ焦るだけ。ここ最近ベッドで寝ていない。外に捨ててあったクッションみたいなのをテレビの前に何個か置いていて、そこで寝てしまっている。熟睡はできないが、寝ると延々寝てしまうので、寝すぎないためにもこれはこれで良いような気がする。部屋に篭もって編集の続きをする。が、あまり集中できない。素材用に常にテレビも気にしながらだからか。でも夕方頃にはまたテレビの前で寝ていた。気づくともう夜。ここ最近こんな感じで夕方頃また寝てしまっていることが多い。溜息。ドアを開けると出たところに缶ビールが置いてある。一体誰が? 台北のときのウィリアムみたいなことするなあ、と不可思議に思う。とりあえず冷蔵庫に持っていくとジョーがいつものようにパソコンの前にいて、話すと彼が置いていったみたいだ、僕が作品でビールの空き缶を使っていることを知っているから。そんな感じで部屋に戻ると、またジョーがやってきて呑みを誘われる。ゴメン気が付かなかった、そういうことだったのね。大歓迎。二人で呑んでいると、徐々に人が集まってきて、予期せぬちょっとした誕生会。偶然だったけど。また徐々に減って、最終的にはまたジョーと僕の二人に。何話したのかよく覚えていないないし、言ってることをいまいち理解できていないと思うけど、部屋に帰るともう朝5時。

2008/05/23 (Fri)
結局朝になっても寝る気配がしないので起きておく。やっぱ生活リズムを変えるのは容易ではない。ケーブルテレビには各局ドラマ専門チャンネルがあって、どういうスケジュールで放送されているのか気になっていたが、番組表のサイトをようやく見つけることができる、これで見逃した番組も観れるNE、て何やってんだか。昼過ぎ、郵便を出すためにグヮンサンの町に行く。郵便局で偶然シャンリンと会う。またレジデンスとかに応募するようで、エライなあ。僕は渡り歩いていく根性ありません。さて、グヮンサンとなるとやはり昨日の日記に書いたでっかい屋根みたいなゴミみたいなやつが気になるので見に行く。まだあったのでとりあえず安心。しかし捨ててあるわけではないような気がしてきた。いろいろ面倒なことやお金がかかったりする感じだし、これは唐突に道端に捨ててある感じだからこそ面白いわけで、スタジオに持って帰ったところでまたどうなるのかなあ、とか思いはじめる。そもそもスタジオのドアから入らないんじゃないか? まあいいや、もう少し考える。またビールなどもろもろ買い出して部屋に戻るとどっと疲れて寝てしまう。ありゃりゃなんだかねー。夜、加藤さんとトンドンジュを呑む。いろいろ考えてみるに、これが一番コストパフォーマンスが高い酒だと思う。旨いし。軽く呑むはずが気づいたら3時。ソウル中を歩きまわっての写真撮影もあと少しだそうだ。その間僕のしてきたことといったら・・・なんだろうね。

2008/05/22 (Thu)
流石に昨日は早く寝れたので、なんとか昼頃に起きる。この調子で昼夜逆転を何とかしたいのだけど。ここ最近、セキュリティ系のソフトをバージョンアップしたら調子が悪くて何度も再インストールをするも使えない。これでかなりの時間を費やしている。なにやってんだか。グヮンサンの町のはずれに、ゴミ置き場みたいなところがあって、でっかいピラミッド型の屋根みたいな、もしかすると公園とかの遊具のてっぺんについていたもののように思えるのだけれども、そんなやつがおそらく捨ててあるように見えて、かなり前から何とかしてスタジオに持ってこれないかと気になっていた。ただ、かなりでかいので一人で持ってくるのは無理そうだし、ゴミかどうかも不明だった。今日ようやく、増山さんに助けてもらいつつ、スンキョンにそのことを相談する。でもこれは捨ててあるのではないかもしれない、とかトラックを呼んだりはできるけどお金がかかる、とか処分するときにまたお金がかかる、とか言われて、どうすべきか今のところ保留。できれば欲しい、けどそんなにお金を掛けるほどのものかどうかで踏ん切りがつかない。でも非常に気になる。うーむ、どうしようかな。そんなことしている間に夜。シャンリンと増山さんと夕飯に行く。何度か行った、臓物系の鍋の店。今日は3人で大きな鍋一つを注文するが、結局出てくるものはいつもと同じ。ホントにこの店はこれ一品しかないのだ。しかし今日で多分3回目だろうけど、だんだん旨いような気がしてきた。あの味に慣れて来たのか、トリコになってしまったのか。竹に入った焼酎を呑む。風味が出ていてなかなか良い。あとシャンリンが、日本の戦国武将にかなり詳しいのにはちょっと驚いた。

2008/05/21 (Wed)
ギャラリーツアーの日。7時半に起きて2時間ちかくかけて大公園駅に集合。総勢9名。まずは今回のレジデンスプログラムのスポンサーでもある国立現代美術館に。でかい。企画展はアネット・メッサージェの回顧展。クリスチャン・ボルタンスキーの奥さんらしいくらいにしかあまり良く知らなかったけど、まあだからこそ個人的には結構楽しめた。やっぱ単純に、動くものてのが自分は好きなのだ。8月には日本の森美術館にも巡回するらしい。常設では韓国と言えばのナムジュン・パイクとかいろいろ。かなり満足。その後ソウル市内にまた戻って飯(なんだかんだで初の石焼ビビンバ)、ソウル歴史博物館に。昔の素朴な感じの置物がかわいい。後で調べたら棺桶とか墓の飾りだったようだ。おとといは寝てないし昨日は結局3時間位しか寝れなかったので非常につらい、さらに歩いてソウル市立美術館。日本統治時代の裁判所を改装した美術館で、台湾にもそういう建物が沢山あったし、不思議なような申し訳ないような複雑な気分。SeMA2008という若手のグループ展など。平面が多くて、もうちょっと立体とか映像も観たかった。その後もいつものように皆で呑む。12時頃スタジオに帰ると、ついに登場、マスター・オブ・レジデンスの増山士郎さん。フィリップモリスではじめて会って以来、海外の主要レジデンスを渡り歩いてこられたレジデンスの達人。ちょっと前に着いたようで、加藤さんと日本人3人で軽く、といっても部屋に帰ったのは3時半だけど、呑む。

2008/05/20 (Tue)
今日は街に出ると決めたわけで、いつものように昼前に眠くなったけど我慢。バスに乗ってホンデに行く。ここからはバス1本で(1時間ちょっとかかるが)行けるので安く上がるから良い。けどまた降りるときが一苦労で、アナウンスを聞き漏らすまいと必死。ホンデ付近は今回で3回目だが、前に行って廻りきれなかったオルタナスペース系のギャラリーに行く。まずはHUEというスペースで、前に来たときにみつけた地図つきのフリーペーパーを唯一の頼りに探すが、近くまで来ているはずだけれど全然辿り着かない。それなりに勇気を振り絞って電話してみたらギャラリーのひとが迎えに来てくれて助かった。まあ展示は思ってたよりはもう一つ、といった感じだったけど。そのギャラリーの人にほかのオススメを聞いて、ギャラリーHUT、ギャラリーzandari、サンサンマダンに行く。HUTは古い民家(だと思うが)を改装した感じのいわゆるオルタナな感じで、かなり建物自体(内装も)の個性も強い。決して嫌いじゃないしむしろ良いことだと思うけどその個性に対してどう作品を見せるかが大変そうだ。展示してあったのはうまく場の持つ雰囲気も使っている感じでまあまあ。zandariはかなり小洒落た感じで、中もオルタナにふさわしくないほどこざっぱりときれい。まあ作品はあまりピンと来なかったけど、良い感じのスペース。サンサンマダンは芸術複合施設といった感じで、映画館(今日は河瀬直美特集)やらアートグッズ系やらカフェやらギャラリーやらのビル。ここで見たホン・スンミンとか言う作家(パフォーマンス集団ぽい)の作品は自分的にはかなり面白かった。いずれにしても、日本より良い環境にあるように思える。若者の街だし。その後、画材屋でコマゴマと買い出しした後、久しぶりの外出+寝てないからヘトヘトになって帰る。でも今日は充実した気分で、たまには外出しないといけないな、と。


2008/05/19 (Mon)
まただらだらと起きたまま朝を迎える。昼頃ちょっと横になるつもりが普通に睡眠。起きたらまた夜。まあどうしようもない。ビデオ編集のつづきとテレビの録画。ようやく一通りの使いどころの編集が終わった。かなり時間がかかったけどこれからがまた大変なわけで、先はまだまだ長い。これは日本でやる展示用。うまくいけばいい感じなりそうだけどまだ何とも言えない。テレビの録画は昨日の朝、録りそこなった番組とは別でやろうとしているプランで、韓国のテレビでよく出てくる場面(というかマーク?)を使ってなんかできないか、とりあえずやってみようと素材を録り貯めている。でもイマイチ面白くないかもしれない。いやー困った。こちらでも中国の地震のニュースをよくやっていて、こんなサイテーな生活をしていて、自分のやっていることは全く何にもならないのかなあと、一体何を自分はやっているんだろうと思いつつ、まあみんな誰しも少なからず思うわけだろうし、そんなもんだと開き直ってやるしかないのかね。しかしケーブルテレビ、面白い。普通にだらだらと見てしまう。そんなこんなでまた朝。

2008/05/18 (Sun)
朝帰ってきたので気になっていた番組(日曜朝6時から)を録画できず、がっくし。そのまま寝てノックの音で目が覚めたら夜8時。パクさんが温泉に連れて行ってくれるという。まさか二日連続(正確には一日に二回)行くことになるとは思ってもみなかったしめちゃめちゃ寝起きだったが、シャンリンとヒソンをあわせた4人でパクさんの運転で行く。ソウルとは反対方向に15分くらい。まあいわゆるスパランドだけどサウナも充実している。本場の垢すりも今回初体験。浴場の一角にある感じは日本のスパと一緒だが、ビックリしたのは垢すりしてくれる人も全裸(男性)で、かなり変な感じだった。あ、でも変な気持になったりさせられたりはなかったですYO、念のため。まあオープン、な感じなのだろう。あとパクさんに教えてもらったのだが、二十歳いっていないくらいの子供がお父さんと来て、お父さんの背中を流すというのが習慣として定着しているそうで、それにも少し感心した。その後熱いサウナと冷たいサウナに交互に入ったりした後、飯を食べる。ボイルした貝とかビビングッスとか。貝はついこの前しばらくのあいだ見たくないほど食べて、またか、と思ったけど、まあまあおいしく食べられた。名前忘れたけど。その後スタジオに戻って皆で呑む。でも今回は軽くで、1、2時間程度でお開き。それにしてもここのところ毎日のように呑み会だな、まあ自分は望むところだけど。

2008/05/17 (Sat)
前にメールで来た怪しげな展示のキュレーターがスタジオを訪問してきた。男だと思っていたが女性だったのだけど、シャンリンと話していたときに多分女性だと言っていたので、どうやって分かったのかな。なんかバナナとかお菓子とかいろいろとお土産をもらう。まあ怪しげというか、会ってみたところでどんな感じなのかイマイチわからない。それに相変わらずのプレゼン下手で、我ながらかなり凹んだ。まあ日本語でもダメだけど英語でとなると余計ダメに違いない。前から何の成長も見られない自分にうんざり。なんか反応もイマイチだし、自分の言っていることがちゃんと伝わっているのかもよくわからない。僕のやっているようなお金にならない感じの美術には興味ないようで、認識が少し違うような気もした(否、別に日本でも同じだ。韓国ではもはや時代遅れ?)。まあいいやよくわからん。そんなもん気にすんなと、部屋で作業。編集のつづき。今日はわりと進んだように思う。夜中12時ごろ、セジンに呑み会を誘われて2階のヒションのスタジオで呑む。今日は朝食以外飯を食べていなかったので、すきっ腹に酒がしみる。酔いも回る。気が付けば、ジョーとシャンリンと、セジンの運転で近くのスパランドに行く。スタジオからさほど遠くない。風呂入って酒が余計回ったのか、ほとんどよく覚えていない。帰ったら朝9時前。

2008/05/16 (Fri)
気が付けばもう1ヶ月だ。はやい。飯食って酒呑んで寝て以外何もしていない。なんてこった。朝、ここに来てはじめての散髪をする。今回もマイバリカン持参。シャワーを浴びてスッキリ。風呂上がりのビールをコミュニティルームの冷蔵庫に取りに行ったら加藤さんが朝食を食べていてこれからまたソウルに行くようだ。それに引き換え僕は朝からビールですか。いいじゃないか、グラスの底に顔、否、朝からビールでも、散髪DEスッキリした記念に。部屋で編集のつづき、しかしはかどらない。素材取り込んで最初の、使いどころの切り出しでようやく今、3分の1程度。結構時間がかかる。昼すぎに耐えられず3時間ほど寝る。起きたら7時だがまだ全然明るい。やはり、日本より西側で時差もないから、昼がより長いように感じる。近くのグヮンサンまでバスで買出しに行く。スーパーがあって、スタジオ近辺のスーパーも定価より安いがさらに(若干だけど)安い。またビールなどを買い込んで帰ってくるとどっと疲れて(そういえば今週はどこにも出かけていなかった)そのまま寝る。でも久しぶりにベットで寝た気がする。ノックで目が覚めると夜12時、シャンリンと晩飯を食いに行く。この時間に開いているわけないと思ったら、徒歩10分ぐらいの食堂がまだ営業していた。今日は貝ずくし。アサリ、サザエ、ハマグリ、ホタテ、その他いろいろ貝を焼く。タレがケチャップみたいなやつだったのではじめかなり焦ったが、聞いたら醤油もあって助かった。しかしあれだけ集中して貝食ったのははじめて。スタジオに帰ってジョーを加えた3人でまた屋根に登って夜空を眺める。

2008/05/15 (Thu)
ついにスタジオに自分専用のケーブルテレビを引いてしまった。随分前にスタッフのキム・キュリにケーブルテレビを契約したいと話していて、すでに申込みしているものだと思っていたのだけれど、あまりにもそれから日にちが経って(彼女はその間ずっと休みだった)、何の音沙汰がないのを急に今朝(今日も前の日からそのままだらだら起きていた)、おかしいと気づいたのだ。シミに尋ねてみるとどうやらちゃんと伝わっていなかったようで、その場でケーブルテレビ会社に電話して外国人登録番号やら銀行口座やらを口頭で告げてあっさり手続き完了。簡単すぎ。昼ごろに設置に来るそうだ。早。それにしても、シミと話すときは必ずと言っていいほどしどろもどろになってしまう。なんでか緊張してしまって、なんでか微妙に苦手意識があるのかもしれないが、そうなのかもと思いだしたら余計ひどくなってしまう。まあ寝てなくて頭も回らないというのもあるけど、なんなのかねこれは困ったもんだ。でもまあこれは彼だけに限ったことでもないや。まあそんなわけで昼ごろまたうとうとしているとケーブル会社の人がやって来てさくさくと作業終了。一気に60チャンネル見放題。イエーイ。自分としてはKBSとMBCとSBSのメインの3局さえ見られれば良かったけど、画質も良くなったしテンションが上がる。作品で使う(予定)とは伝えているものの、かなりオフィスの人達には変に思われているかもしれない。部屋が近いのに(自分のスタジオのすぐ向かいがオフィス)ほとんど部屋に引き篭もって、ろくに顔も出さないしな。まあいいや、もうこうなった以上後には引けない。これでなんかやらないと。今のところ特に良い考えはないけれど。

2008/05/14 (Wed)
そのまま寝ないで起きることにしておく。二日寝て、二日起きるようにするかねえ。パソコンで編集の続き。なかなか進まない、こりゃ結構大変だぞ。加藤さんと昼飯に行く。今日はお休みだそうだ(毎日、7月にある個展用にソウルに写真を撮りに出かけるが、昨晩遅くまで酒に付き合ってもらったからか・・・)。ビビンバと名前忘れたけどサワラのチゲで昼から腹一杯食う。どうやら加藤さんにも昨日の怪しげな展示の勧誘メールがきていたようだ(怪しげとは言っても、シミから紹介してもらって送ってきたみたいだけど)。全員に来てるっぽい。食後一緒に近所を散歩していると、犬と飼い主がセットでぞろぞろバス通りのほうに歩いていく、20組ちかく。トップブリーダーのコンテストでもあるのか? はたまた噂の犬食なのか? さておき部屋に戻って編集のつづき。しかし満腹感も相まって、睡魔には勝てず。2、3時間ウトウトしてしまう。我に帰ってがんばって編集、そうこうしているうちに夜。昼間食べ過ぎてそれほど腹が減っていなかったが、前にプルコギを食べた食堂でシャンリンと夕飯。昼に続き、シーフードのチゲ、食えるか心配だったけど普通に食べられた。むしろ昼のチゲより個人的には好きかも。値段も安かったし。シャンリンに、展示の勧誘メールの話をすると、来ていないらしい。いろいろ説明しなくてはならず、変に気を使ってしまうことになったりでちょいと面倒なことになってしまった。しかし全員に来ているわけではないようだし、一体どういうことだろう。ますます謎だが、とりあえず来るものは拒まず。まあやってみることにする。ヤバかったらトンズラすべし。あと今日はじめて竹の焼酎を呑んだ。結構いける。

2008/05/13 (Tue)
結局寝たのは明るくなってから、ということで目が覚めたらもう夕方。せっかく昨日は早起きできたのに一日で元通り。だめだこりゃ。ドアの下の隙間からこの前オープニングに行った展示のカタログが放り込んである。誰がくれたんだろう? 謎。昨日の日記を書いたり小人をつくったり。次の日に書いたりつくったり、ってやっぱ意味が違ってくるかもだからあまり良くないなあ、とは思いながら。メールを見てみたら、韓国で7月に予定の展覧会に出品のお誘いが(!)。しかし添付のワード書類を見てみてもいまいちよく分からない。見ず知らずの人だしなんかかなり怪しそうな気もする。何のツテもないこの自分にそうそうおいしい話が舞込んでくるわけないし。まあ一回プリントアウトして、解読&熟考すべし、とコミュニティルームにいくと、加藤さんと会う。今日もソウルを歩き回って、この時間に帰ってきたそうだ。これから夕飯(といっても夜12時前)をつくるので一緒に食べようと誘われる。そういえば今日は起きてから何も食べていなかった。ソウルでたまたま見つけた店で買ったというアサリや奥さん家自家製キムチでだしをとったのスープや豆ご飯をご馳走になる。旨い。ただ食いじゃ申し訳ナイと、自分はオムレツを作る(コミュニティルームでご飯作るのはなんだかんだで初だ。冷蔵庫はここにしかないが、ここまで来るのが面倒で、自分のスタジオでいつも作っていた)。希釈式じゃない韓国焼酎も初めて飲む。さっきの展示の勧誘メールの書類を見てもらうが、加藤さんにもイマイチはっきりしないところがあると言われて、これはどうスンベかねえ。その後もスタジオにお邪魔して毎日ソウルに通って制作中の作品の話など、4時ごろまで二人で呑む。

2008/05/12 (Mon)
珍しく早起きできた。といっても昼11時だけど気分は良い。どこかに出かけても良かったけど今日は部屋で作業。素材をパソコンに取り込んで編集。なんだかんだで取り込んだ素材が1時間以上あるので、自分の中では多いほう。古いノートブックなので特にハードディスクの容量で台湾のときは苦労したから、来る前にHD換装で容量アップさせたけど、ちょっと心配、まあ今のところは大丈夫そうだけれども。斜向かいのヨン・キウンのスタジオに呼ばれる。水彩で点描みたくドットで絵を書いている。セジンと(何でか)メンテナンススタッフのモクさんも一緒で、自分の作品も見せる。が、やはりなかなか説明が難しい。説明しないといけない作品、ではダメなわけですよ。そうこうしてるともう夜で、いつものようにシャンリンと夕飯に行く。今日はいつも行くほうと反対側で、はじめての店。念願のプルコギ、だと思う、メニューにプルコギって書いてあったから。でも普通に焼肉で、いまいち違いがよく分からない。まあ旨かったからいいけど。その後部屋に戻るとパクさん(日本から帰ってきたようだ)が来て、呑み会、というのでコミュニティルームで飲む。はじめは韓国人作家だけで、何言ってるかもよく分からない中、いきなりウイスキーでどうなることかと思ったけど、酔っ払ったら問題無し。ジョーやシャンリンや他の韓国人作家も入れ替わり立ち代わりで、また屋根の上に登ったりで、最終的にはパクさんとセジンとジョーと僕になり朝方まで呑む。それにしても韓国人作家みんな酒好きだし、強い。皆でウイスキー5本、日本酒3本、焼酎2本、あとビールを数本を空にする。

2008/05/11 (Sun)
そのまま朝を迎えた午前6時、ぼんやりとテレビを見ているとおっさんおばさんパワー炸裂のよく分からない番組。今まで素材用にドラマを見ていてもいまいちピンと来なかったところに、久々のスマッシュヒット。エキサイトで翻訳したら(全くあてにならないが)「常に青い人生」とかいう番組名のようだ。これはイケるかも、とか思いながら昼ごろ寝る。起きたら5時過ぎ、まだまだ外も明るい。特に用事は無かったけどなんか面白いものないかと南大門市場にバスで行く。適当に降りた場所がこの前行ったロダンギャラリーの真ん前だったのでちょっとびっくり。焼失した南大門はでかい塀で覆われている。残念な話だ、ちゃんと見てみたかったな。市場に着くとまずは文具屋のアルファに、が、閉まっている。6時で閉店みたいだ。仕方なくあたりをブラブラする。前に来たときはなかった屋台が鈴なりになっている。でも店じまいなところもちらほら。ちょっと来るのが遅かったか・・・それでもまだ開いている店もあって、100%日本語で呼びかけられる。そんなに日本人なのか自分は、と思って敢えてシカトを決める、つれない人を演じる。市場の出口付近の寂れた感じの屋台で珍しく韓国語で呼ばれたのでそのまま腹も減ってたしオデンとかチジミとかビールとか。まあまあ。しかしあれで15000ウォン? ボられたか。でもまあ観光地だから高いのかもしれない。しかし今日は何しにソウルに行ったんだろ。収穫ナッスィング。

2008/05/10 (Sat)
起きたら夜7時でまたファンタスティックでアメイジングな気分。オレ最高! ・・・溜息ばかり出る。また寝起きだけどシャンリンと夕飯に近くの店に行く。前にも行った店。自分はそれほど気に入ったわけでもなかったが、彼はそこそこ好きなようなので、また別のメニューを頼もうとする。が、どうやら一つしか出せるものがないらしく、結局、前と同じ臓物系の鍋物。まあでも普通に食べられた。それはさておきシャンリンに限らず、英語で言ってることがよくわからないことがやはりしばしばで、うだうだごもごもと曖昧な返事、あるいは適当なこと言うしかできないでいると、皆同様な呆れた顔をよくされる。これは台湾でも感じたけど。あとやっぱとっさに言葉が出てこない。みんなにこいつはダメだな的に思われてるんだろうな、と思うと情けない気分になる。困ったもんだわな。てことで、酒が通訳。こうなるとちょっとしたアル中で、常に酒がないと落ち着かない。一人で部屋に篭もっていても呑む。ここに、ザ・オワッテンズを一人で再結成することにすします。みなさまの応援よろしくおねがいいたしますなんつて。

2008/05/09 (Fri)
アングク(安國)にあるクムホ美術館(多分アシアナ航空が出資)で、プロポーズ7というグループ展のオープニングに行く。スンキョン、ジャヒュンの二人のスタッフと、シャンリン、ジョーの5人。後でチャンドンスタジオのフンベルトも合流。キュレーターがアーティストを推薦するかたちで全7組(全員韓国人)。うち4名がゴーヤンの滞在作家。レセプション(ゴーヤンのスタッフ、シミが司会)は韓国語だけだし、知り合いもいないし話す相手もいない。せめてゴーヤンの出品作家の名前と顔と作品を覚えるのに精一杯。やっぱオープニングて苦手だ。居心地が悪い。飯も酒もしょぼくて大した盛り上がりも無く、終了。シャンリンは韓国の友達と一緒に消え、ジョーも韓国の知り合いと会う予定があり、フンベルトは作家か誰かのお別れ会があるからスタジオに戻るというので、結局一人ぼっち。しょうがないのであてもなく近くのギャラリーをうろうろ。しかし7時を過ぎてほとんど閉まってしまっている。シャンリンに電話してもつながらないし、インサドンあたりで途方に暮れて一人さびしく飯(周りはカップルやグループばっかなので超つらい)。スープにでっかい餃子みたいなの(マンドゥ)が入ってるやつ。安かったし腹一杯になり少しは気分も紛れた。帰る途中のバスで偶然にも加藤さんに会う。一人でさびしかったのでめちゃ救われた気分だった。一緒にコミュニティールームでドンドンジュとかいう米のスパークリングワインみたいなのを飲む。日本のにごり酒や韓国のマッコリよりもさわやかな口当たりで呑みやすい。そこに作家のキム・セジンがきて、キム・ヒソンのスタジオで呑んでるからと誘われる。ジョーやシャンリンも一緒。他にも韓国の作家が合わせて5人くらいで、皆女性、しばしばガールズトーク状態に。一人また一人と減って最終的にはジョーとセジンと僕の3人で、屋根の上に登って日の出を迎える。

2008/05/08 (Thu)
今朝ジョーと二人でスタジオに戻るとき、もの凄い頭痛がして、でもそのままふらふらベッドに一直線、倒れこむようにして寝る、目が覚めたら夜。またやってしまった。頭痛は気にならないくらいにほとんど消えていて、それでも微妙に二日酔いな感じ。特に何をやるでもなく、ぐだぐだとする。昨日の分の日記書いたり小人つくったりでまた一人酒を呑む。ジョーに昨夜借りていたお金を返したり、ジョーに洗濯機の使い方を聞かれて教えたり、ジョーに鉛筆削りは無いかと聞かれて持ってないけどカッターならあると言ってカッター貸してあげたり。で、結局今日はジョーづくしの日(?)。昨夜の呑みで心を開いてくれたのか(ただ単に部屋が近いだけだからだけど)。それにしてもマジで今日は何にもやっていないぞ。またこんな感じで朝を迎える。明日はもうちょっとマシな日であってほしいと願う。

2008/05/07 (Wed)
今日は二週間に一度のギャラリーツアーの日。集合場所の高速ターミナル駅までかなり時間が掛かるので、朝8時前には起きないといけない。自分はなんとか起きられたけどシャンリンが寝坊して集合時間に30分ほど遅刻。総勢9名で高速ターミナル駅から更にバスに乗ってチョンアン(天安市)まで行く。着いたら早速昼食、ワンタンみたいなスープだけどスタッフのスンキョンはフラワ−(花?)とか言っていたから謎。でもまあ旨かった。アラリオギャラリーに行く。かなり大きなギャラリー。アラリオソウルの本店といったところか。リ・ジンヨンとかいうペインターで、本の背表紙とかカバンの取っ手とかをハイパーリアリズムぽく描いている感じ。キャンバスの横に細長い単色の別のキャンバスみたいな板がセットになっているのがよくわからないけどこだわりなのかな。アラリオギャラリーの中や周りにも常設の彫刻作品がいっぱいあってダミアン・ハーストとかのも観られてまあよかった。また高速バスでソウル市内に戻ってオリンピック公園に。SOMA美術館に行く。韓国のドローイング100年分ということだけどたまにいい感じのもあるがほとんどが普通の素描。そんな感じで今日のギャラリーツアーは終了。個人的にはあまりぐっとくるものはなかった。その後、シャンリン、ジョーとチャンドンスタジオのフンベルト、サラウの5人でチュンムロで飯と酒。ふらっと入った店だが、チュクミプルコギという店で結構有名な店らしかった。小さいタコとホタテの貝柱のプルコギで、めちゃ旨い。話すとどうやら皆、昼夜逆転の生活になってしまっているようだった。その後も5〜6軒ハシゴして呑む。最終的にはイテオン(梨秦院)にいて、またジョーとフンベルトと僕の3人になり、財布の中はすっからかん、スタジオに帰ったのは朝8時。ここに来てはじめての朝帰り。泥のように眠る。

2008/05/06 (Tue)
変な夢をみて汗びっしょりで目が覚める。朝5時。普段はあまり夢を見る方ではないと思うけどここに来てから割と頻繁に夢を見る。何かあるのかな。さておき昨日は久しぶりに歩いて寝酒を呑んで1時くらいに寝れたのだ。で、5時に目が覚めたので(酒が切れたので)そのまま起きる、夜型生活を変えるためにも。部屋でビデオ素材を観たりの作業をする。でも日ごろ夜型な生活だから眠いし効率が悪い。ほとんどぼーっとしていた、てゆうか昼過ぎになると寝ていた。気づいたらもう夕方。ああ何やってんだ。そろそろ散髪をしたい時期だったがシャンリンにバリカン貸していたし、バリカンと一緒に変圧器を貸したので今日はお得意のグルーガンも使えず。いたずらに時が過ぎてゆく。タバコを買いに近くの店に行く。会計のとき店のおばちゃんがしきりにジェスチャーを交えて話してくる、韓国語で。全く、何言っているか分からなかったが、後からいろいろ総合して思うに、テレホンカードが入荷したから、ジョーにそう伝えてくれ、と言っていたのだろうと推測(おばちゃんのジェスチャーが背の高いモミアゲのロシア人(?)+カード、とかな感じで、背の比較的高いヒゲの男、ジョーは夜中に頻繁にイギリスにいる彼女に電話をかけていた)。シャワーを浴びて部屋に帰ってくる途中、加藤さんに会う。今朝、先日はじめて会った日以来久しぶりに会って、また飯でも、と話していたところだったので、コミュニティルームで呑みながら話す。奥さん家の自家製キムチなどをつまみに。やっぱ日本語って楽だ。7月にこちらのコマーシャルなギャラリーで個展をするそうで、そのために毎日夜遅くまでソウルに出て写真を撮りに行っているそうだ。やはり毎日ちゃんとバリバリとやっているわけで、自分が恥ずかしくなる、自分はテレビ見ながら寝てるだけだったから。まあでもいろいろと話が出来て楽しかった。加藤さんはかなり長い海外生活なわけだけど、全然ギラギラしてるようには見えないし、ニュートラルな感じが良い人だ(そう見えて実際、ちゃんとやるところやっているわけだろうけれど。あとまあ僕の持つ海外生活が長い人のイメージというのも、かなりの偏見で極端すぎるのに違いないけど)。そこにジョーも(またユーチューブでサッカーの試合見に?)来たので、さっきの店のテレホンカードの話も伝えられたので、まあ良かった。

2008/05/05 (Mon)
なんとか昼夜逆転生活を阻止しようと、今日は寝ず。あとあまり部屋に篭もってるのも精神衛生上良くないので眠いけど無理してソウルに行く。天気も良い。今日は乙支路(ウルチロ)。オフィスからもらったガイドブックに道具・化学素材・金属素材の街として書いてあるのでどんなもんかと散策。今日も降りる場所が定かではないバスにドキドキしながら乗る。Tカードの残額がなく、小銭もなく、なんかいろいろ言われる(そういえば先日バスを降りるときにも言われたのはこのことだったのか、と納得)。結局「お客様のなかにお医者様はいらっしゃいませんか」的に隣りの席の人が聞いてくれたのだと思うけど、ほかのお客さんに10000ウォン札を崩してもらって事なきを得る。結局バスは遠いところにしか止まらず、またかなり歩く羽目。清渓川(チョンゲチョン)沿いに行く。今日は暑い。かなりの人が川沿いに涼んでいたりで憩いの場な感じ。悪くない。乙支路あたりには小さい道具屋がひしめきあっている。ただあとから知ったのだけど、今日は韓国でもこどもの日で祝日で、ほとんどの店が閉まっていて全然分からず。また今度もう一度行ってみよう。地下鉄に乗り換えホンデに行く。前にも画材屋に行ったところでうってかわってヤングな街。オルタナティブ・ギャラリーのLOOPとSsamzie Spaceをチェック。LOOPは結構建物もかっこいいぜな感じ(ポストモダン?)。Ssamzie Spaceは建物自体は古そうだがレジデンス(立地が都会なのでちょっと羨ましい)もやっているようだ。両方とも展示もそこそこ楽しめた。どうやらこのエリアはほかにもいろいろオルタナ系のアートスペースがあるようだしまた来よう。道具街にしろ、ギャラリー街にしろ、いろいろ集中してある感じは良い。今日はなかなか有意義な散策ができたのでまずまず満足。

2008/05/04 (Sun)
もう昼夜が完全に逆転してしまった。それでもやることをしっかりやれれば問題はないのだが、そうは言えないところがイタイし、遅い時間に起きるとそれだけで自己嫌悪、気分が滅入る。起きたら夕食の時間。シャンリンに呼ばれて彼のスタジオに行く。フランスで撮った素材を編集していて、意見を求められる。なかなか上手く言い回しが出来ない(まあこれはいつものことだ)。でも彼はちゃんとやっているので、自分は寝起きだというのを内緒にしておく(ここでまた自己嫌悪)。二人で近くの焼肉屋に行く。ここも3回目だが、今日はやっと念願のカルビ。豚だけど、やっぱ旨い。ここ最近肉といってもどこの肉だかよく分からない臓物系だったからかなり嬉しい。シャンリンも今日はアルコール解禁で、二人焼酎を飲む。ここでお酒のことを書いておこう(ほかに書くことないし)。韓国では酒といえば焼酎だ。お猪口でストレートで飲む。日本酒っぽいちゃぽいがかなり甘口。前にも書いたけどアルコール度20%ぐらい。ビールもメジャーなのは写真にあるhiteやcassやOBで、さっぱりして呑み安い。台湾ビールにも似てるがさらに薄い感じ。ここで重要なのは値段。焼酎が110円くらいでビールが150円くらい。量は一緒くらいなのにアルコール度の高い焼酎のほうが全然安い。こりゃ焼酎呑む方が断然おトク、てことでそりゃみんな焼酎呑むわ。そういう自分も、焼酎呑みながら日記書いています、もう月曜の朝だけど。

2008/05/03 (Sat)
一日中スタジオに篭もる。例によってまたテレビを観る。使えるかも、と目をつけていた番組が次々と最終回で終わってしまう。韓国ではこの時期で番組が変わるのか? それにしても今のところ、コレっちゅうのがないので困ったもんだ。新番組にもあまり期待できなさそうだし。平行して8月に日本でやる展示用の映像素材もチェック。素材の量が予想以上に多くなりそうでまとめるのが大変そう。でもこの展示はやることがある程度決まっている分まだ良い。滞在中の今のところ唯一の目標、オープンスタジオは9月末のということで、まだ時間はたっぷりあるのだけれど、全くもって自分に何が出来るのか、何をすればよいのか皆目見当がつかない。最近夜にちゃんと寝られない原因のひとつはこれだと思う。そんなことより今日一日の最大の収穫は、スリッパ。来る前に日本の100円ショップで買って持ってきていたスリッパの靴底がペラッペラで、履き心地は悪いし床が冷たい。ということで、ゴミ置き場から拾ってきた発泡材のボードを切って底に貼る。貼るとか接着といったら・・・ついに出ました、グルーガン。台北以来、マイ・フェイバリット道具。今回も大活躍です。これのためだけに変圧器を買いました。グルーの棒を4本も消費&発泡材は熱に弱いからちょっと溶けたけど気にするな。でもがっちりくっついて履き心地は格段にアップ!! 最高。もうこれだけで今日は大満足。まあこんな調子で今日は結局誰とも会わなかった。

2008/05/02 (Fri)
朝9時ごろに寝て、昼1時くらいにまたノックの音で目が覚める。でも今日は誰だったのか何の用事だったのか結局分からず。昨日録画した分のビデオをパソコンに取り込んでみる。画質も悪いし、ノープランで編集してみても何ともならない。しかも今回はドラマの内容が全くつかめない(台湾の時は、台詞と共に常に中国語の字幕が出ていて、漢字でなんとなくだけど内容の想像が出来たのが助かった)。もうちょっと考えてみないとイカンのかね。まあいずれにしてもこの画質の悪さでは使えない(まあこれも台湾のときも同じでそのときは結局そのまま使ったけど)。やっぱケーブルテレビ契約するしかないのかな。でも自分でも何をするのか不明だというのに契約するのはコワイな。あとショックだったのは、ネタの候補だった番組がどうやら今日で最終回だったらしい。まいった。気を取り直して簡単な飯を自炊。韓国料理、悪くはないのだけど、流石に毎日だとキビスイ。もともとあまり辛いのは得意ではなかったし。しかしこれは2週目にしてヤバイなあ。まだまだ先は長い。とかいいつつ夕食はまたシャンリンと徒歩10分くらいのところにある定食屋。なんだかんだで彼と夕飯4日連続だ。今日はキムチチゲ。シャンリンは昨日の店のほうが旨かったみたいだが、自分としては今日のほうが良かったように思う。それにしてもこのところ、遅寝遅起と飯の話ばっかだな・・・


2008/05/01 (Thu)
なんだかんだで窓の外が明るくなってから寝ると、昼頃ノックの音で目が覚める。スタッフのパク・ジャヒュンが名刺を持ってきてくれた。滞在作家全てにこのスタジオの滞在作家としての名刺を作っているようだが、出来上がった自分の名刺を見てみると、メールアドレスしか書かれていない。このウェブのURLやスタジオの電話番号ぐらいせめて載せてくれても良いのに。あまり利用価値(それ以前に機会)のない名刺を山のようにもらってちょっと困る。でも自分の名前をハングルで書くとこうなるんだー。お金を下ろしに銀行までグゥワンサンまでいく。コマゴマとしたものをスーパーやらで調達。節約の為に簡単な自炊を始めようと思い、材料などを買う。何回か来ているが、このグヮンサンの町がちょっと好きなのかも知れない。ソウルまで出るのが面倒なときは、とりあえずはここでなんとかなるような気もする。帰りのバスでTカード(スイカみたいなやつ)が使えず現金で払ったりで、未だにバスに慣れず。でもなんでだろう。自炊で夕食を作ろうと思う矢先に今日もシャンリンと夕食。ソルロンタンみたいな鍋物だが名前不明。悪くはないが最近、肉でも臓物系がばかりなので普通の肉が食いたい。酒を飲みたいがシャンリンが呑まないというので今日は我慢。でもスタジオに帰ったら我慢できず一人焼酎呑みながらドラマを録画。なにやってんだかね。

2008/04/30 (Wed)
前日寝過ぎ、ということで昨夜(今朝?)は眠くならず、結局そのままずっと起きている。また引き続き昼ドラ(といっても通常放送はゴールデンタイムで、再放送を昼時にやっていたりする)の調査。メンテナンススタッフのモクさんが、屋根の上のアンテナを微調整してくれたおかげで、どうやら少しだけだけれどもテレビの映りがよくなったようだ。まあとりあえずこれで一回試してみることにしよう。キュート税があれば課税対象でお馴染み、スタッフのリ・スンキョンに、番組表の見方を教えてもらったり、曜日や再放送かどうかを見分ける術をようやく見つけられたので、また少しは前進。あとはこれらのデータをもとにどのネタでいくか絞り込んでいくだけだ。なーんて一丁前なこと言いつつ、実際はだらだらとテレビを見ていたら、全く思ってもいないところに寝耳に水で日本人作家が新しくやって来る、テンションも上がる。加藤将司さん、現在フィンランド在住で、韓国人作家のリ・セオジュンと交換レジデンスでこちらにやって来たそうだ。期間は3ヶ月間。あとでシャンリンを加えて3人で夕飯with焼酎→シャンリンのスタジオで作品を見せ合ったりする。加藤さんはフィンランドの前はアメリカに14年だったか居たそうで、英語も流暢。写真とペインティグを組み合わせてインスタレーション(不思議な組み合わせだった)、個人的にはペインティングの方に特に惹かれるものを感じた。シャンリンと加藤さんで写真のディープな話もあり、寝ていないのでたまに睡魔に襲われることもあり(だってシャンリンの作品プレゼン聞くのは今回でで3回目だったりしたわけで。)ときには話題に着いて行けてないところもあったけれど、三人で楽しく呑む。

2008/04/29 (Tue)
起きたらまた夕方前。昨日折角ちょっとは早起きできたのに、歩きすぎて疲れ果て、爆睡。で、この始末。我ながら阿呆らしい。めちゃくちゃ寝起きのところだったけどコーヒーを誘われたのでシャンリンのスタジオに行く。韓国の知り合いに連れて行ってもらってパソコンやらプリンターやらをこちらで新調したようだ。シャンリンは韓国にも知りあいがいっぱい居てうらやましいかぎり(フランスで知り合ったというガールフレンドも韓国の人らしい。夏ごろにこちらに来るらしい、これまたうらやましい)。一緒に夕飯を食べに行くついでに二人で近くを散策。バス通りを越えた、今まで一度も行っていなかった田んぼ(畑?)のあぜ道を行く。このあたりはやたら犬が居る。どうやら韓国では犬を食べるようなので、食用の犬なのかと思うとあまり良い気分とは言えない。でもまあこれも文化。沢山の犬が鎖に繋がれている家(これは間違いなく、食用として飼っている感じの家、といっても貨物のコンテナの家)などでシャンリンが写真を撮る。夕食は先日も二人で行った焼肉屋(豚肉だと思う、そう心から願っている)。ご飯を食べながら、コラボ作品を作ろうと持ちかけられる。彼はすごいノリノリだ。ちょっとしたパフォーマンスで、まあそういうのを今まであまりやったことがなかったので、これもいい機会かもしれない、などと思う。部屋に戻って思いついたことをだらだらとやる。そうこうしてるとまた朝5時だ。

2008/04/28 (Mon)
根性で起きる、といっても10時くらいだけど。今日はちゃんと午前中に起きてソウルに行くと決めたのだ。その心意気を買ってか(なわけはないと思いますが)、昼前にはスタッフのキムが韓国ドラマの情報などについてもろもろ確認しに来てくれた。これで一安心、少しは前進。意気揚揚とソウルに向かう。今日の目的は観光(なんだかんだで初だ。)イエーイ、とりあえずは無難に景福宮(キョンボックン)に行く。ゴーヤンから乗ったバスが近くまで行くことを願うが叶わず、止まらず。結構歩くが途中、教保文庫(キョボムンゴ)というソウル最大級な本屋に寄る。しかし思ったよりは使えない感じもする。確かに広くて量も豊富だが、自分が読めそうな本は少なさそう。CD売り場もそれほど大したことなく、ちとがっかり。ピマッコルという横丁をぶらぶら。飯時になると賑わうんだろうな。ようやく景福宮、広い。守門将交代は普通の見世物でちょっと期待はずれ。梁の色とか屋根の魔よけの可愛いやつは台湾のと近くて、イイね、という感じです。むしろ敷地内にある民族博物館のほうが個人的には楽しめた。原始的な造形とかが意外と好きなのだなあ、などと再確認。自分ひとりしか客がいない店でそそくさと夕飯を済ませて、ヘトヘトだけどインサドンに行く。工芸品とかのみやげ物屋がいっぱい、毛筆の筆いっぱい。月曜の夜だけど、賑わっている。駄菓子屋みたいなところで、コマゴマとプチ衝動買い。いやー、今日はホントにかなり歩いたなあなどと満足げに思いながら帰りのバス。降りるところ間違ってまたかなり歩く羽目。

2008/04/27 (Sun)
昨日より良く寝た。起きたら夕方。おいおい何やってんだ。人間の屑だね。まあやることが無い。しかしこんな贅沢な時間は無いというのにね。とりあえず10月までここにいるわけだが(何回かは日本に一時帰国の予定はあるが)、その中で展示する機会というのが今のところは、9月頃にあるオープンスタジオしかない、というのは、困ったもんだわ。そこを自分からシミとかそのほかのひとに働きかけて自分のチカラでいろいろとモノにしていかないといけないわけです。そのあたり以前にシャンリンとかとも話はしてはいたけれども、とりあえず今のところは様子見ということにします。まあ時間はたっぷりあるわけだし、ゆっくり考えていけばよい、のかな。(しかしそんなこと言っていたらそのうちすぐ終了になりかねない)この辺のバランス感覚というか、生きていく上でのさじ加減というかが、よくわからない。そんなこんなでまあとりあえず今日も昨日に引き続き、韓国ドラマのリサーチ。でもやはりよく分からない。どうやら、毎週火水とか土日とか、日本ではあまりない感じで放送していたりするようで、ちょっとトリッキーだ。取り立てて書くこともないのでここでちょっと自分のスタジオについても書いておこう。6〜7m×10mくらいで高さも5m以上あって、十分な広さ。前にも触れたけど広すぎて落ち着かない。なので、あえてゴミを散らかしたままにしています。なあに、そのうちそこから素敵なサムシングがうまれてきますよ。というか自分自身、そう願いたい。

2008/04/26 (Sat)
今日は良く寝た。12時間くらい寝た。寝過ぎ。何やってんだ。疲れがたまってるのかな。起きたら夕方前だし天気も悪いしスタジオに篭もることにする。最近、思ったより寒い。ほとんど夏物しか持ってきていないので着るものにも困る。今日はテレビでドラマをチェック。また今回も前回同様、韓国の昼ドラを使ってなにかしようと思っているのだけど、自分のスタジオからでは画質は悪いのはもちろん、情報集めにも苦労している。スタッフに(視聴率とかの)情報をくれるように頼んではいるけれどなかなか返事をくれない。忙しいのか、自分の意図がちゃんと伝わっていないのかもしれないけど。まあもちろん、今日は土曜なのでオフィスは休みなのでそこはしょうがない。ネットを使っていろいろ調べてみるが、韓国語を読むのは大変。例によってお湯を汲みにうろうろしていると、夕食を誘われる。ビビンパ。韓国人作家たちはこんな感じでよく皆で集まって晩飯を食べている。他の全員が韓国人だけしかいないところの中に入っていくのにはなかなかのエネルギーがいる。ご飯作ってもらって食べさせてもらって申し訳ないのでバナナしかないけどお礼がわりに持っていく。まだ熟してないからと言うと、シロップで炒めてくれて皆で食べた。ついでに今人気があるドラマについても教えてもらう。夕食後、さっきは酒がなかったので一人近くのスーパーにビールを買いに行く。バス通りと反対側にももう一軒あって、小さい店だけれど一番近い。昨日はじめて知った。部屋に帰ってまたテレビをつけるとスターウォーズ(エピソード5)をやっている、韓国語の吹き替えで、なんだか不思議な感じ。

2008/04/25 (Fri)
もう一週間経ってしまった。早いもんだ。毎日うだうだしているとあっという間に日が過ぎてしまう。今日はスタジオにこもって作業しようかとも思ったが、なんとも捗らず。何度もお茶のお湯を汲みに出かける(共用の水アンドお湯サーバーが各階にある)と隣りの部屋のヨ・ユンウンと出くわす。スタジオに招かれるとでっかいエルビス・プレスリーとマイケル・ジャクソンがお出迎え。チラシなどの紙を切ったり折ったり貼ったりしたもので作られていて、キャラクターチックにデフォルメしてある。良し悪しはともかく、まずは物量に感心。作品のためのドローイングも緻密で上手。この前パクさんたちと呑んだときに今日ここに着いたばかりとか言っていたから、一週間もたっていないのにそんなのつくったの? しかし他の韓国人作家もあわせて考えるに、どうやら旧作とかも持ち込んで、オープンスタジオとか、こうやって作家同士で見せ合ったりするためにもスタジオを使っている感じもする。自分の方はというと、ポートフォリオやビデオを見せたりぐらいしかないし、見せていてもどうも居心地が悪い。まあ自分もでっかい作品つくればいいのだけれど、そんなものすぐには出来ません。しかも今回はTAVみたいな好きなものを何でも使って良し、なジャンクマテリアルの宝庫な地下室とかそんなのないからなあ。郵便を出しに昨日に引き続きグヮンサンまで行く。教訓を生かして今日はバス。乗るのは良いが、行き先もいまいちよくわからないし、路線案内図やアナウンスもほぼ全部韓国語だけだし毎回ひやひやしながら乗る。昨日グヮンサンに来たときには気付かなかったスーパーやおもちゃ屋をぶらぶら。この町は文具屋とおもちゃ屋と駄菓子屋が合体したような店が少なくとも3つ以上あるようだ。通りでは小学生くらいの子供や女学生ぽい子(前髪パッツン、オンザ眉毛で黒ブチメガネの子がやたらいる。このヤボったいかんじが流行ってるのか? あんまり沢山みると、だんだん可愛く思えてくるからアラ不思議。)が多かったりする。あ、あと今日は、はじめて一人だけで定食屋に入ることが出来ました。良かったね。以上。

2008/04/24 (Thu)
また遅い時間に起きる。スタジオ近辺で一番、街になっているグヮンサンの集落まで歩いて行くことにする。以前、スタッフたちと銀行口座を作りに行ったところで、郵便局や大きめのコンビニ、飲食店などがある。しかし遠かった。20〜30分位、いやもっと歩いたと思う。多分時間限定で、今日は魚市場みたいなのが開かれていて割と賑わっている。小腹がすいたので屋台でオデン(韓国のおでんは超長い串にささった練り物系が数種類程度しかない。)とティギム(天ぷら)にトッポギのタレをかけて食う。いまのところ韓国の屋台はこの3点セットの店がほとんどだ。150円くらいだから全然安い。なんとなくこのままスタジオに帰るのもシャクだからノープランでソウル方面へのバスに乗る。結構夕方近くだから今日は観光はやめといて、韓国の100円ショップ(1000ウォンショップ)をチェックしようとシンチョンに行き先を決定。昨日のギャラリーツアーのときの付き添いだったスタッフのリ・スンキョン(結構キュートな女の子。男子みんなに大人気。)が言うにシンチョンにあるらしいということだけしか分からなかったが、途中で道を尋ねつつ、なんとか行けた。まあまあだけど普通の店のほうが安くて良いものが買える様な気もする。特に買うものはないが、ついでにとなり駅のホンイク大学(ホンデ)の近くの画材屋をチェック。ホンデは有名な美大らしく、通りもにぎやかで若者の街なかんじだ。ヤング。また屋台で鉄板で焼かれたパンみたいなの(たぶんホトック)を食う。アツアツでうまい。今日もなんだかんだで歩いたなあ。

2008/04/23 (Wed)
今日はIASKの海外作家のためのギャラリーツアー。隔週水曜日にこんなかんじのイベントがあるらしい。このレジデンスプログラムには、僕が滞在しているゴーヤンとソウル市内にあるチャンドンの2箇所にスタジオがあり、双方の海外から来た作家達(計8名)が全員集合。(因みに全部のスタジオ数はゴーヤンが22、チャンドンが14で、合計で36スタジオ。そのほかのスタジオは全員韓国人ということになる。)ゴーヤンからはシャンリンとジョーと僕の3人。チャンドンからはサラウ・チャティウォングペティ(タイ)、リ・スーフィ(台湾)の長期滞在作家(6ヶ月。二人とも日本にも来ていたりで優秀な作家さんのようだ)のほか、メキシコ、ニュージーランド、フィリピンから来た短期(3ヶ月)滞在作家、プラス各スタジオのスタッフの総勢10名。最初に長期滞在作家は出入国管理事務所で外国人登録をする。シングルビザをマルチに変更したりすると予想外に出費。その後にギャラリーツアーだが、行くところ行くところ、つい昨日パクさんの案内で行ったところばかり。唯一行ってなかった、サムソンがやっているロダンギャラリーというところも、これまた昨日パクさんに一番成功している韓国人写真家として教えてもらったばかりのキム・アタという作家でなんだか拍子抜け。昼食(肉)の後は南大門近くのアルファという文具屋に行く。東急ハンズとまではいかないが、素材・画材・道具類もあってまずまず悪くない感じ。タイ人のサラウとよく話す。訛りが強過ぎて言っていることを理解するのに時間が掛かる。でも彼はいい人そうだ。ギャラリーツアーのあとも皆で呑む。一人、また一人と減っていって最終的にはジョーとメキシコ出身のフンベルトと僕の3人になる。ほとんど聞いているだけで何いってるかさっぱり判らんこともしばしばだが、ジョーがこんなに饒舌だったと思うくらい生き生きしていた。やっぱここ(ゴーヤン)は僕をはじめ、ろくに英語で喋れる人がいないからか・・・

2008/04/22 (Tue)
今日はいつもより早く起きた。シャンリンが写真のフィルムを買いたいというので昨日知り合った日本語の出来るパクさん(昨日はエリアと書いたが年上だしパクさんにします。来年あたりに日本の超有名コマーシャルギャラリーで個展をやるかもしれないそうで、ワオすごいなあ)がカメラ屋街(チュンムロ)を案内してくれるということだ。まあ写真はあまり関係ないしどういうわけ(通訳?)かは置いといて一緒にパクさんの車で3人でソウルに行く。しかし結局シャンリンが探していたフィルムは見つからず。僕もろくに通訳としての役には立たず。日本だったらヨドバシとかに普通にあるのかもしれないけど、あとフィルムのカメラで4×5とかで詳しいことは僕もよく分からないけど。昼食をパクさんに奢ってもらう。豚肉と野菜をそんなに辛くなく炒めた感じのもの。美味。その後、アングク近辺のギャラリー街を案内してもらう。クッチェギャラリーや、アラリオソウル、ギャラリーヒュンダイなどの有名ギャラリー。アンゼルム・キーファーとかジュリアン・シュナーベルとかの海外大御所から韓国の若手注目作家など。どこへ行ってもパクさんの知り合いがいて顔の広さに驚く。個人的にはベク・ヒュンジンとかいう韓国人のペインターの作品が会場構成を含めて良かった。というか、そのほかにもいくつかコマーシャルギャラリーをいろいろみてみたけど、今時の日本のコマーシャルギャラリーが好きそうな感じで、これは一応全世界的な美術の流行てことなのかなあと思った。こういう世界では、僕は一生売れないな。それにしても、ギャラリー街としてはちゃんと機能していてかなり活気があるように感じて、日本より進んでいるようにも思った。スタジオに戻ってからも、パクさんに晩飯+酒を奢ってもらって、一日中申し訳ナイです。ほんとにフレンドリーで良い人だ。その後、いつ見てもコミュニティルームのテレビでサッカー観てるかネット(これもユーチューブでサッカーの試合)観てるかの、言葉数少ない謎の男、ジョーとお互いのスタジオで作品を見せ合う。アルゴリズムに基づいたパフォーマンス、ということらしいけど、アルゴリズムという言葉自体調べてみてもよく分かりません。まあでも話せて非常に良かった。

2008/04/21 (Mon)
昼前に起きる。やはり油断するとどんどんと夜型生活になってしまう。イカンね。そんな折、シャンリンが来て一緒に近くの飯屋に昼食に行く。今日はビビンパ。うまい。実は彼が来るほんのちょっと前にパンを食べてたけど、何だかんだで完食。腹一杯。最近、あまりにもハングルが読めなさ過ぎるので、ちょっと勉強しようとハングルの発音表をネットで調べてコミュニティルームでプリントアウトしていると、突然日本語で話しかけられる。彼はパク・エリア。韓国の写真家で、やはり他の韓国人作家同様、プロフェッショナルな仕事をしている。後でスタジオにお邪魔する。フィアンセが日本人で、3ヵ月後にソウルで結婚、冬から東京に住む予定だそうだ。そこにシャンリン(彼も写真とビデオがメインの作家)が加わって、韓国人のエリアが日本語で話し、日本人の僕が拙い英語で、台湾人のシャンリンに通訳をするおかしな状況。でもなかなか愉快。3人で昼から日本酒を飲む。そのあともシャンリンと二人で話していると、そのまま流れで彼のお父さん(貿易商)の取引先の韓国人ビジネスマンというジンさんと3人で晩飯に行くことになる。全く部外者の僕がノコノコついて行って、ジンさんに奢ってもらう。またも相当おかしな状況。焼肉2連チャンwith焼酎、今日は牛カルビ!! なんだかよくわからないけど、こんなんでよいのか?

2008/04/20 (Sun)
特別何するでもないので、部屋の家具の位置を考えるのに時間を費やす。例によってスタジオは自分の作風から考えるには広すぎてどうも落ち着かない。いろいろと家具を動かしてみるのだが、あれこれ考えた末、結局もとの位置に落ち着いた(なんだそりゃ)。この前の呑み会のときにもいた韓国人作家のリー・セオジュンのスタジオに行く。歳は4、5歳くらい上だが、若く見える。彼は彫刻をやっていて、かなり大きなスケールの作品でクオリティーも非常に高い。まあ分かりやすく言うと作品の見た目は、色合いといい、機能的(非機能的?)な面から見てもヤノベケンジさん的な感じにプラス・アブノーマルというかフェティッシュな感じがあるのだけれども、そこには僕の言葉足らずなところもあって結局触れられず。でも自分には無い、作品の強さというのがあって、そのあとスタジオに帰ってから、一体自分に何が出来るのかと一人悶々。気分転換に、シミからもらったスタジオの近辺の地図を頼りに探索。昨日行った反対側のスーパーらしきところを目指すが、15分ぐらい歩いても何もある兆しがないので引き返すトホホ旅。ハラペコ+途方に暮れて部屋に戻るとシャンリンが来たので近場に夕飯に行く。やったNE、肉!肉!肉! 豚だったけど、あれだけ食べて酒込みで1000円いかないのだからまあリーズナブルだったと思う。シャンリンはいい友達になれそうだ。台湾出身で、歳は30歳、5年くらいフランスに留学しているそうだ。でもあまり酒を呑まないのがちとツレないな。スタジオに帰ってからコミュニティルームでジョー(見た目はオッサンだが実は25歳でここでは最年少。)と一緒にプレミアリーグの試合を見る。アーセナルファンだそうだけど、そこまで自分は詳しいわけでもないので、話題をふくらませられず、試合終了。

2008/04/19 (Sat)
起きたら微妙に酒が残っている。韓国焼酎はアルコール度のちょっと高い(20度くらい)日本酒みたいな感じだったから、あんまり調子に乗って呑むとこうなるてことだわ。小人(台湾でもやった"The Man of the Day"を韓国でもやります)の材料探しもかねて近所に出かけることにする。スタジオの近辺はのどかな田舎。でも全く何も無いわけでもなく、歩いて5分ぐらいのところにスーパーや飲食店がぽつぽつ。もう少し歩いたバス通り沿いには小さいけど24時間営業のコンビニもある。思い立って電気街で有名なヨンサンに行く。バスと地下鉄を乗り継いで1時間ちょっと。やはり結構遠い。バスから地下鉄に乗り換える途中のグパバルでうろうろしていたら困ってるように見えたのか、大学生くらいの男に呼び止められる。親切にも乗り換えの駅まで一緒に着いてきてくれた。ありがたい。韓国の若い人は英語が上手だ。なんだかんだでヨンサンに着くと、予想以上に大きな電気街。駅はデパートとかが入っているピカピカのでかいビルだけどちょっと離れると電気街自体は日本でいうと昭和40年代くらいのボロいビルや屋台とかプレハブ小屋に電気屋がひしめきあっている。台北でも感じたがこのギャップが近未来的な感じでなかなかおもしろい。あてもなく散策。駅を挟んだ電気街の反対側にも足を伸ばすとガラス張りショウウィンドウがズラリ。各ブースにイスがぽつんとあって何かなあと思いながら歩いていくとせくしぃ姉ちゃんが座っていて道理でピンクな照明だわ。あとで調べたら非合法風俗街で日本人もぞくぞくと逮捕されてるらしい。今回は一人だけだったけどガラス張りにずらっと姉ちゃんが座っていたらさぞかし壮観だろうなあ。帰りがてらヨンサン駅ビルのEマートに。巨大スーパー。試食コーナーが数メートル間隔でかなりの数があって、ガキが群がっている。おばちゃんが肉やらを焼いて切って皿に盛るとあっという間に無くなる。負けじとそこに加わって争奪戦。うまい。かなり卑しくて貧乏臭い方法だけど、かなり食った。

2008/04/18 (Fri)
昨夜着いたとき自分のスタジオからはネットに繋がらずにかなり焦ったけど二つあるLANジャックのうちの使えないほうにずっと挿していた。朝起きてプログラムマネージャーのシム・ギュウハン(通称:シミ)に聞いたらあっさり解決。韓国の昼ドラを素材にするプランを話すと速攻ででっかいモニタやらビデオデッキを持ってきてくれたが、自分のスタジオでは電波が悪くて全然使えない。どうしよう。しかもスタジオは風呂(シャワー)、トイレ、キッチンも他の作家達と共同でかなり不便。昨日僕より少し前に着いた台湾からきた作家のウー・シャンリンと昼食につづき晩飯を食いにソウルに行く。このスタジオは台北のとき違ってかなりの郊外(高陽市)にある。どこに行くにも地下鉄とバスを乗り継いでいかなければならない。これまたかなり不便。TAVは地理的にも施設的にも相当便利だったと改めて実感。まあなんとかかんとかソウルの中心部(鐘閣あたり?)に着いてブラブラする。台北みたいな屋台もちらほらあってシャンリンと二人でそんなこと言いながらおでんとかトッポギとか食べ歩き。もちろんビール片手に。またなんとかかんとか珍道中の果てにスタジオに戻るとコミュニティルーム(テレビやパソコンや共同キッチンやらある場所)で韓国人アーティスト5人(名前が覚えられない・・・)とイギリスから来た作家のジョーを合わせて皆で呑む。気づいたら3時前。やっぱアルコールだよ、必要なのは。

2008/04/17 (Thu)
あれから1年。今度は韓国です。引っ越してまだ一年も経っていないクソッタレ、否、全然住み心地の良い部屋とも今度は6ヶ月間のお別れです。長げー。再びこの部屋に戻るとき、僕は少しでも素敵に違った人間になっているのだろうか?アゲイン。深夜、スタジオに到着。とにかく今回も前にもまして不安だらけ。こえーよー。いやー何だよここは。刑務所か?

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